猫館準備室です。そのうち、白雪アパートの別館として独立します。

2003年07月8日現在の登場人物:


「カンチョー」猫館の館長、猫は好きだが美術館づくりは素人
「カカリーン」元有名美術館員、カンチョーのよき助言者

ふたりが午後のお茶からもどると、室内は少し乱雑になっていた。不審に思いながらも
作品をあらためるふたりだったが、盗まれたものは何もなく、ふたたび猫館準備室の活動
は再開された。

茶色い猫 「何だか、ちょっと色気のある猫さんですね、カンチョーさん」
「これも、ヒメさんがくださった写真なの。色を明るく仕上げてみたわ。元写真とはまた違う雰囲気が楽しめるはず」
「いつもたくさん写真のご提供をいただいて、ありがたいですね」

モグちゃん 「お馴染みのモグちゃんです。今日はお庭を見ていますね」
「ねえ、カカリーン。わたしはずっと思っていたのだけれど、モグちゃんの横顔は、何だか人間に見えてくることがない?」
「カ、カンチョーさんもそうだったのですか。これなどはとくに、とても優しい目をしていて、温厚なお年寄りが世の中を見まもって達観しているように見えます」
「本当は、庭の鳥さんを見ていたところだそうだけれど、その解釈のほうがおもしろいわね」



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