猫館準備室です。そのうち、白雪アパートの別館として独立します。

2003年08月15日現在の登場人物:


「カンチョー」猫館の館長、猫は好きだが美術館づくりは素人
「カカリーン」元有名美術館員、カンチョーのよき助言者

お盆休みとはいっても雨の湿気が心配になったふたりは、猫館にもどって室内の温度管理と在庫のチェックをしていた。

ミミ、最後のクリスマス 「カンチョーさん、見てください。屋根裏にミミさんが!」
「あらあら……時季はずれだから、ちょっと隠しておいたのだけれど、カカリーンはめざといわ」
「これは、クリスマスですね?」
「ええ、ミミが亡くなる半月前の写真に、クリスマスの額縁を付けてみたの」
「ケーキとツリーがあります。最後のすばらしいクリスマスになりましたね」
「このころから、もう長くはないとわかっていたの。よい思い出になる写真だわ」
ニャン太くん 「こちらは、ニャン太さんですね?」
「ええ、ミミが亡くなったのが1月中旬。その三日後に、ミミの写真の横に座っているニャン太くん」
「まるで、ミミさんがいなくなったことがわかっていて、一緒に写真に収まっているみたいに見えますね」
「猫ちゃんていうのは、ほんとうに、不思議なものよね。言葉はわからないけれど、何かが通じ合っているのよ」



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