卵の殻に由来するカルシウム

 これを書くにあたり調べてみたところ、実際にキューピーが卵殻カルシウムのサプリのような商品を製品化しているそうなのだが、まぁ、それはおいといて。

 卵の殻を食べると健康によいという記事を読んだ。半信半疑で検索したところ、驚いたのは、骨粗鬆症の予防にも最適だからと、卵の殻を積極的に食べましょうと書いているサイトが、英語でも日本語でも複数見つかったこと。概要としては、「殻を煮て雑菌をとり、水を切ったら、弱い温度(摂氏にすると93℃くらい)のオーブンで加熱して、水分を完全に飛ばしたら、すり鉢でしゃりしゃりにして”食べましょう”」という記事やら、オーブンではなく電子レンジにして”老犬に与えましょう”などなど、けっこう検索されるのだ。

 違いと言えば、日本語のサイトは「犬にいかがでしょう」というのが多く、人間にどうぞと書いている例はあまり見つからなかった。また、経口摂取に抵抗があるのか、「卵の内膜をよく洗って顔パックに使いましょう」とか「粉々にしたら出汁パックに入れて入浴剤として湯船に入れましょう」と書いている人なら、少しいた。わたしはカルシウムが肌から吸収されるものなのかどうか、残念ながら知識を持たないのだが、何にせよ「捨てるよりは、何かによさそうならやってみよう」という発想から話がはじまって近年のさまざまな健康法が生まれている可能性もあるので、すべてに根拠があるとはかぎらないかもしれない。

 いずれにせよ、わたしは、どうしても食べろと医者か誰かに言われないかぎりは、そして言われたとしてもしばらくは、卵の殻を食べようとは思わないことだろう。砕いたところでじゃりじゃりしていて消化によくなさそうな印象を受ける。わたしは中身だけいただくので、殻は辞退したい。

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怪しいサイトの見分け方

 ほとんどの方は、比較的に事故の発生率が少ない大手通販サイト内のお店で買い物に慣れてから、少しずつ度胸を出してそれ以外の店や企業に注文を出すことが多いと思われるが、慣れている人でもときとして落とし穴の手前まで行くことがあるかと思うし、慣れていない人なら、なおのこと注意が必要だ。

 検索していたら、目当ての商品がとても安く書かれているサイトがあった、などの際に、注意しなければならないことをいくつか書いてみたい。

 ○ 会社名と所在地を見る。とくに所在地が文字ではなく画像ファイルになっている場合は、かなり怪しい。文字で書けずに画像で表現するのは、理由があるのだ。検索エンジンにその文字が引っかかると、本当にその住所で商売をしている人に見つかってしまうから、画像でごまかしている。画像かどうかは、住所にカーソルをあててみて、上が文字としてなぞれるかどうかで、すぐにわかる。
 ○ 会社名、関連サイトなどの情報で検索をかけてみて「無関係な人のサイトからリンクを張られているかどうか」を調べる。怪しいサイトであればあるほど、そのサイト以外では誰も名前を出してくれていないものだ。
 その結果、自分のサイトと関連サイト、そして広告などのみが検索されるようであれば、90%以上、怪しい。
 ○ そのサイトの中に書かれている内容(たとえば取引先のどこそこの企業さんとミーティングしたなど)を見て、それが具体的かどうかを確認する。具体的な場合はその会社を探して、ほんとうに取引先かどうかの記述を見る。怪しいサイトから勝手に名前を使われたのであれば、相手のサイトに同じ内容が書かれていることはまずぜったいにない。
 ○ サイトの内容が「いかにも個人が書いている」ような、癖のある文章でないかどうか。
 ある程度の規模の会社ならば、書く担当は仮にひとりであっても、複数の人間が目にして意見を出し合うはずなので、自然と読みやすい文章になっていくものである。あまり一般的ではない個性的な日本語、癖のありすぎる表現が放置されている確率は低い。

 ○ ここまでが問題なさそうであれば、ちょっとした質問メールを送ってみて、返事があるかどうか、もしくは返事がどれくらいの速度だったか(1日以内なのか数日後なのか)で、雰囲気を確かめる。返事がないのはもってのほかだが、それでもどうしても好意的に考えたいのであれば、電話をしてみて「メールを読んでもらえましたか」と尋ねる。

 ここまですべてやってみて、それでも怪しくないと思えた段階で、初めて注文や取引を検討してみたほうがよいと思う。

 たとえ1円でも、誰にも損をしてもらいたくないので、こんなことを書いてみた。実はちょっと理由があってこの件を書いているのだが、後日何かのおりにその件も書けたらよいとは、思っている。

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世にもしつこい物語: ウォルマートカードの勧誘@西友

 何年くらい前からだろうか。西友でセゾンカードを出して支払いをしようとすると、一部の売り場ではしつこいほど「ウォルマートカードに替えましょう」と言われる。たいていは服を扱うフロアだ。吉祥寺でも阿佐ヶ谷でも、ほかのフロアではほとんど言われない。ただ食品売り場では「まだウォルマートではないセゾンカードをお使いの方は」と、録音で延々と宣伝されるのだが…(苦笑)。

 あまりにしつこいので「今日の人は言うかな」と待ち構え、言いそうになった直後に首を軽く左右に振りながら「けっこうです」と先回りしている。だが、おそらく店の方針として、あまりにあっさり拒否された場合は「お客がこのカードの良さをわかっていないに違いないからふたたび言え」という指導がはいっているのではと推測するが、なおも同じような説明がつづきそうになる。わたしはそこでもすかさず「要らないんです」と言うようにしている。たいていの人は1回あるいは2回であきらめる。

 だが今日は強力だった。ひとりから声をかけられたのでいつも通り鮮やかに断ると、ああこの客は意味がわかっていないに違いない、断る人がいるなんて信じられないとばかりに(おそらく善意のつもりなのだろう)、先に声をかけてきた店員に便乗するように、もうひとりまでもが声をそろえて「ウォルマートカードなら〜」と言いはじめたので、さすがに腹が立った。声は大きなかったものの「要りません!!」と、強く答えた。おそらく、善意の顔で便乗してきたふたり目の人物に、わたしは自分が馬鹿にされたように感じ、腹を立てたのかもしれない。

 セゾンカードは、VISAがつく前の、直営店舗でしか使えなかった「セゾンカード」時代から、30年程度使っているように思う。VISAがついて気に入っているところを、あちらの都合でAmerican Expressのカードに替えなくてはいけないのならば断るし、将来的に全員が切り替えろというのならば、わたしはセゾンをあまり使わなくなるだろう。特典としては、毎日1%オフになるというが、西友で毎日など買わない。せいぜい月に1〜2回である。それだけのためになぜ。。。

 ウォルマート傘下になった以上、本国の考えやアメックスとの関係を重視していくという方針なのだろうが、それは顧客には関係のないことだ。どうしてもウォルマートカード契約者を増やしたいなら、有料の別料金カードとして特典をたくさんつけて乗り換えさせるか、あるいは従来カードとの2枚持ちを認めればよい。わたしはその場合でも従来のカードのみでけっこうだが…。

 これからもずっと、西友の衣料品レジではこの話が出るのだろうなと思うと、気が滅入る。

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銀行に関する素朴な疑問

 福岡県のみずほ銀行から現金を引き出した男性が、その3億8400万円を銀行前の駐車場まで持っていったところ、男3人組に襲われてその金を取られたという事件だが…

 東京新聞 2017.04.20 福岡で3億超強奪、韓国人ら確保 被害者「金塊の資金」

 実に素朴な疑問なのだが。

 これだけの金額を「現金で」駐車場まで持っていこうとする男性に、銀行側は、せめて「駐車場までお見送りいたしましょう」などは、言わないのだろうか。重さだけでも相当なものである。仮に「いいですよ」と言われたにしても、ちらちらっと、心配で目を光らせたりしないのだろうか。

 わたしも最初の職場が銀行関連施設だった関係で、ちょっと銀行については思うところがある。その職場は書類だけで現金は扱わなかったのだが、銀行員のみなさんから伝わってくる印象として、札束は「てきぱきっと”数える”もの」という感覚になっているらしいとは、想像できた。いちいち驚いてなどいられないということらしかった。
 いや、それにしても、いまどきのご時世に「キャッシュ」である。相手は「ひとり」である。見送りくらいしてあげたらいいのにというのは、普通の感覚ではないのだろうか。

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東京に催事出店する地方の菓子店に、ひと言…

 地方の菓子店の商品が、思いがけずデパ地下の隅や出入口近くの空きスペースにひょっこりワゴン形式(もしくは臨時テーブル)で出店されていると、思わず立ち止まって見てしまうのだが、いまだに残念に思うのが「自分たちが販売管理しやすいものを売っていることがある」という点。

 たとえば今日は新宿京王の地下入り口近くに出店していた、菓匠三全の「萩の月」ほか一部商品。売り手側が売りやすい小箱詰め——萩の月が5個くらいはいった小箱か、各種商品が詰め合わされた箱が積まれていた。わたしは萩の月2〜3個なら買いたかったが、ばら売りはしていそうになかった。

 商品の管理に都合がよい(展示も販売も、入り数が決まったものを積んでおけば見た目も整うし、ばら売りよりは衛生面でも安心)という事情はあるのだろうが、わたしのような客を1時間あたり5人か10人とりこぼしているとしたら、たとえスタッフが客に代わって「バラ3個ですね〜」と商品をとる形式にしたとしても、元は取れていたと思う。ちなみに小箱を積む楽な販売スタイルで考えるならばスタッフは最低でもひとりいればじゅうぶんだろうが、わたしが見た時間帯には、ふたりいらした。ならば、手間がかかるように感じられても、立ち止まる客をもう少し増やして売り上げ増が期待できるのは、ばら売り方式であると、強く書いておきたい。

 東京に催事でやってくる菓子店のブログやFacebookを拝見していると「思いっきりアウェイ感を味わってます、地元ならどんどん売れるのにぃ〜」と嘆くお姿が見られることがあるが、そういったお店にありがちな判断ミスとして、たとえばロールケーキを「ロングで」売ろうとする。ハーフで提供するのでも長すぎるくらいなのだ。3分の1か、あるいは「スライスしてあるもの3切れでいかがですか」をやらなければ、東京のデパート催事などでは売れないと思う。たいていの人は「まずは自分で食べてから、美味しいとわかったら次回は人にも持っていく」と考えるものだからだ。催事で初めて見た店で、ロングや塊で買う人は少ない。

 今日は人様に頼まれた用事でベルン(デパ地下にある菓子店)のミルフィーユを買いに小田急に寄ったのだが、さすがそつがない。ばら売りはしないが「3本1セット(味が3種類なので1本ずつ)」から揃えている。3本、7本、10本、20本、30本である。「どれかの味だけをたくさん買わないで、ぜんぶそれぞれ味わって〜♪」という強引さも感じられるが、それにしても「3本」から売るのが、やはり商売というものだろう。

 ああ、ばら売りで1個だけ萩の月が食べたくなってきた…。さすがに仙台や盛岡あたりの直営店でないと、ばら売りはしてくれないだろうか。

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園芸の「土」は、都会では回収対象ではないため…

 現在の家に引っ越してきてから10年くらいになる。徒歩数分の以前のアパートは1階の庭が広かったので植木鉢を置きまくり、かならずしも順調に育っていた鉢ばかりではなく「土がはいっているだけ」の状態のものもあったが、引越業者さんに現在の家まですべて持ってきてもらった。

 現在は、かつてよく育てていたアロエはほとんどを処分し、アロエの鉢に使っていた土も、そのまま植木鉢にはいったままになっている。そして現在育てている珈琲の木6本は、毎年2鉢ずつ程度を大きめの鉢に植え替えるようにしている。簡単に根をほぐして大きめの鉢に入れ、周囲に土を足していくので、植え替えの際にさほど大量の土が(使用済みの土として)生じることはないものの、それでも多少は出る。今日も2鉢の植え替えともう1鉢の点検をしたので、ある程度の土は生じた。

 何ヶ月か前に駅弁の容器を温めるために使われていた燃料の容器に「発熱して弁当を温めたあとは消石灰になるので、園芸などにおつかいください」と書かれていたことを思いだし、今日の植え替えで出た少量の土を容器にとり、そこに消石灰を混ぜてみた。

 ごく少量を混ぜてみただけだが、このまま寝かせておいて、何週間かしてなじんだころに園芸の土として再利用できると書いているウェブサイトもあった。どのみち捨てるわけにはいかないものであり(捨てる場所も回収システムもないので引越の際は有料で業者にひきとってもらうのが東京など大都市の掟と思われる ^^;)、実験してみる価値はあるので、寝かせておくとしよう。

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よく覚えているオリンピックは、なぜかソウル

 スポーツは、ほとんど見ない。野球はルールがわからない。サッカーはなんとなくわかるが、テレビでちょっと見たのは初めてパリに行くことになった岡田監督の時代と、その後のトルシエ監督くらいか。選手もそのころの人なら少しわかるかもしれない。

 オリンピックは冬季のフィギュアしか見ない。それも安藤美姫がプロになってしまったので、もはや見ていない。

 そんなわたしだが、なぜか88年のソウルオリンピックだけは、見ていた記憶がある。女子を中心に体操だけはとてもよく見ていた。ルーマニアのシリヴァシュ選手が愛らしくて、ずっと応援していた。ロシアのシュシュノワ選手に勝ってほしかったが、残念ながら2位に終わった。当時は10代中盤くらいだっただろうから、現在もおそらく指導者としてお仕事をされているのだろうと思う。

 88年といえば、東京に住んで、すでに転職していたはずだ。時差がほとんどないはずの韓国だから、早めに会社から帰って、テレビをちゃんと見ていたのだろうか。あるいは週末にでも見ていたのか。

 2020年に東京でまたオリンピックがあるという実感が、まだない。

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川崎市で駐車場の上を利用した「空中」保育園

 こういうの、どんどんと広まればいいと思う。コインパーキングがある場所というのは人が多く行き交う場所であり、土地代も高い。だが簡易なパーキングもしくは本格的な駐車場として立体にするよりは、上部の空間を別の誰かに貸したほうが収益はなおのこと高いだろうと思う。一石二鳥だろう。

 神奈川新聞 カナロコ 2017.04.15 駐車場の植えに「空中保育園」 用地不足に対応 川崎・武蔵小杉

 幼稚園や小学校と違って、校庭がなければならないという規則も保育園にはおそらくないか、もしくはあってもゆるやかなのだろうと想像する。

 保育園の問題については、首都圏や大都市は1日でも早く解決してもらいたい。心からそう願っている。

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マッツ・ミケルセン主演「ザ・ドア」

 Netflixにマッツ・ミケルセン主演の作品があったので、彼が出るということはデンマーク語の映画だろうと思って視聴開始。ところが、はじまってみたらドイツ語と判明。原題は Die Tür だった。2009年の作品。

 自分の身勝手なふるまいのため娘の見守りを怠った父親。失った娘と別れた妻への思いから自責の念をかかえて5年過ごしたころ、自暴自棄になったある日に不思議な通路を見つけた。そこを通ると、出た先は5年前の町。しかも娘の死亡日当日である。彼は無我夢中で娘を助けるが、その世界に存在する5年前の自分と遭遇し、もみ合ううちに結果として殺害してしまう。
 彼は必死に遺体を隠し、娘は子供なりの勘の良さから父親が別人に変わったことに気づきながらも少しずつ彼を受け入れ、妻とも気持ちが離れることなく暮らしていけそうな良好な状態になるが…。

 ぼろぼろになった5年後の彼をも支えてくれた友達に、その世界で5年前の自分を埋めたことを知られてしまい、なんとか話し合おうとしていた最中に、別のある人物が友達に襲いかかる…。

 途中までは安っぽい話だと思っていて、まるで期待していなかったのだが、中盤あたりから「こういう話だったのか」と、ちょっと新しさを感じた。ラストもいい。

 それにしても、そのドア、謎が多すぎ(^^)。

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強烈な個性をお持ちの方

 13日午前、都内の病院である個性的な方にふたたび遭遇。声が特徴的な方で、態度も、名乗る名前もまったく同じで、遭遇が二度目だとは実感できたのだが、前回はいったい何がどうすごかったのかが、すぐには思い出せない。

 数時間して家族にそれを話すと「同じ病院とはかぎらないのでは」と…そこで思い出した。付き添いで出かけた、わが家から近いクリニックである。そのときは年齢のほかに住所のヒントになる町名まで(その住所はわが家から近くはなかったのにわざわざ遠くから来たことになるが)誰に聞かれるでもなくしゃべりつづけ、待合室で周囲も困惑していたのだった。あげくに、廊下にあった空調のスイッチを勝手に触ろうとして一度はとがめられ、のちほど職員が見ていないすきに勝手に変えてしまった。自分が空調の弱いところに座ればよいだけの話だっただろうに、座りたい場所は譲れず、空調を変えねば気が済まないらしい。

 一番よく覚えているのは、前回も今回も、病院側はよほどの事情がなければきちんと受付順に呼んでいるのに、院内をあちこち歩いてきては「まだですか、早くするように先生に言ってください、○○(苗字)です」と言い、どこかの椅子に腰を下ろし、また少しして院内をぐるっと回っては、同じことをする。一ヶ所にいられないらしい。昨日も院内をぐるっとした何度目かのときに受付に同じことを言って、わたしの近くに腰を下ろし、その直後、自分が座っていた長椅子は周囲がひろびろとしていて、わたしのいる場所は混雑していたというのに、わざわざやってきて「そこに腰掛けさせてください」と、返事を待たずにもう座る気まんまん。せまい場所でその人と相席するくらいならと立ち上がったが、結果として人を立たせたというのに、それに対するコメントはまったくなく、座れたという表情を浮かべたのみだった。
 なぜあれほど、自分第一なのだろう。見た目はとても若作りで、派手な50代くらいのおばちゃんかと思っていたら、前回も今回も自ら70代であることを語っていた。ひとり暮らしでさみしいとか、病院で誰かと接していたいとか、何かあるのだろうか。余計なこととは承知の上で、語っていた住所から判断するに、わが家の近所のクリニック(専門性が高いわけでもなく、広く浅くなんでも診てくれる場所)にまで遠征してくるということは、ほかにも区内の病院で同じようなことをしているのかなと、想像してしまった。

 ともあれ、とても「体としては」元気そうにお見受けしたことだけは、書いておこう。

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