女性が使うとされる会話表現

 今日、おもしろいツイートを見かけた。そしていくつか思い出したことがある。
 


 
 25年以上、あるいは30年近く前のことだと思うが、翻訳家や出版社のみなさんが気軽に食事をしている場に、混ぜていただいた。当時わたしは著名な翻訳家と面識を得て、そうした場に出席することがあったのだが、いまから思えば怖い物知らずで、思ったことを平気で口にしていた。曰く(その著名な翻訳家の文章を例にとり)登場人物が女性である部分の語尾が過剰なまでに女性っぽい、と。話していた相手は出版社の男性編集者で、パッと見たかぎりではわたしより10くらいしか年上ではなかったと思うが、ふむふむと聞いた後に「そうじゃないと女性の台詞だとわからなくなる場合もあるから」と、返してきた。わたしは何も言えなくなった。それがおかしい(性別により表現を過剰なまでに固定することが必要か)というのは話の前提だと思っていたのだが、そうではなかったのだ。だから、それ以上は何も言えなくなった。

 外国のテレビ番組をよく見る。
 70年代にバイオニック・ジェミー(英語の原題は Bionic Woman)という作品があり、登場人物らはファーストネームで呼び合っていたが、主人公の女性ジェミーの日本語吹き替えでは、田島令子氏が美しくも上品な声で、オスカーという男性を役職で「局長」と呼んでいた。日本語としては職場でファーストネームで呼び合うことは受け入れられないと(誰かが)思ったのだろう。
 わたしがその番組を見ていた当時は、日本語吹き替えで見るか、あるいは副音声をラジカセ等で脇から流してテレビから流れてくる日本語と重ねて聞く程度しか、できなかった。そのためしばらくのあいだ「局長」のニュアンスがおかしいということに気づかなかった。

 こうした例は、何も70年代だけではない。つい10年程度前に放送していたアメリカの番組「CSI Miami」では、主人公のファーストネームはホレイショというのだが、登場人物らが言語ではホレイショと読んでいるのに字幕には「主任」と出ていた。文字数が短縮されるのは事実かもしれないが、これもまた、21世紀に訳す字幕としては不適切と思わざるを得ない。なお、わたしはCSI Miamiを字幕で見ていたので、吹き替え放送でどう訳されていたのか(ホレイショなのか主任なのか)は、確認していない。

 70年代のバイオニック・ジェミーの時代と、いまと、もしかしたら大差ないのかもしれないと、今回のツイートを拝見して考えた。

横浜に1泊

 世間では3連休とのことで、その直前まで横浜みなとみらいのホテルで用意されていたアニバーサリー宿泊プラン最終日を予約してあった。記念日などの利用にどうぞという、部屋でフルコースが食べられる割安プランで、朝食はビュッフェ。高層階で眺めもよく、海が見渡せて旅行気分を満喫できた。

 実は午前にあろうことか病院の予約を入れてしまっており、最近は完全予約制で日付変更などが面倒であるためそのまま続行。昼に帰宅してから準備をはじめ、午後3時に家を出て、高円寺駅から新宿へ、そして湘南新宿ラインで横浜へ。かつては東京駅から東海道線を経由して出かけていたので、本数が15分に1本程度とはいえ、30分強で横浜まで行ける路線があるのはありがたい。車両編成が長いためか、往復ともに適度な乗車率で、どちらも座ることができた。

 横浜からは「みなとみらい線」で、みなとみらい駅まで。180円。

 ホテルに到着すると、港が見える眺めのよい部屋だった。

 浴室は湯船とシャワーが完全に分かれている日本人には好まれそうなタイプだった。シャンプーや石鹸などのアメニティを一切使わない場合は、帰りにそれを申告するとホテルからどこかの団体に寄付が行くそうだが、備え付けのものはとりあえず試す主義なので、しっかり使った。部屋の金庫は電子ロックで使いやすく、ちょっとしたものを入れるのにちょうどよかった。

 これは部屋にあった香りの小箱。開けなければ香らず、開ければよい匂い。好みの問題もあるだろうからと、最初は蓋がなされていた。
ホテルの調度品(香りの置物)

 自由に使えるスマホ。数カ国語に対応。自分の好きなアプリをインストールしたり、通話利用も可能、しかも無料。一部の国には国際電話すらも無料でかけられる。壊したり紛失しない限りは近辺への持ち出しも可能で、チェックアウトの際に内容が初期化されるそうだ。便利な世の中…。
ホテルの備品(無料スマホ)

 これは夕方の散歩時に撮影した界隈の風景。
ホテル周辺の風景

 到着まもなく、駅に隣接したマークイズというところにあった、町村農場のソフトクリームを食べた。なにやら暑くて、無性に食べたくなり、ホテルに到着するなり「みなとみらい ソフトクリーム」とSiriに叫んだら、おすすめとして出てきたので、素直に飛びこんだのだ。ワッフルコーン、350円くらい。美味。
町村農場のソフトクリームとカップヌードルミュージアム
 チェックアウトは12時まででよいというプランだったが、10時過ぎに出て、近くのカップヌードルミュージアムまで。入場料は500円。展示物として、安藤百福の銀色に光る像があって、ほとんどウルトラマンのようだった。お子さん連れの方は、カップヌードルやチキンラーメンのファクトリーに寄るのもよいかと思うが、わたしたちは展示とミニ映画のようなものを見て帰ってきた。午前の11時を過ぎると上階で食事ができるらしい。

 出てきたら入り口フロア界隈がやたらと混んでいた。人が揃うのを待っているのか、広い階段の片側半分のスペースにアジア系旅行者と思われる人々が、直に座っていて驚く。見た目で区別はつかないが、日本人ではないだろうと…思いたい(^^;。

 そのあと赤レンガ倉庫まで歩き、少し買い物をして、山下公園で赤い靴の少女の像(ここがPokemon Goのジムになっていたのでバトルを少々)で撮影したあと、中華街まで歩いた。
赤レンガ倉庫から中華街への散歩

 中華街、ちょっとびっくり。何か美味しそうな店があったら食べて帰ろうかと話していたのだが、なんと、まるで昔の新宿歌舞伎町(夜)かと思うような呼び込み。試食いかがかの手まで伸びてくる。雰囲気が悪い…昔からこうだったのだろうか? 昔は気にならずに歩いて、店を探したものだった。変わったのはわたしか、中華街か。わたしが最後に中華街に出かけてから20年くらいは経っているため、多少は記憶違いもあるかもしれないが。

 5分くらいしか歩かず、みなとみらい線の駅まで移動して、横浜にもどった。そして駅隣接のルミネで昼食をとり、そごうの地下で「えの木てい」の菓子、マーロウのプリンを買って、横浜をあとにした。

 ホテルのディナー(ルームサービス)については、別ブログに掲載済み

寝台車が出てくるドラマを見た

 昨日だっただろうか。テレビのチャンネルを適当に変えていたとき、いまは亡き渡瀬恒彦が主演する「十津川警部」シリーズのドラマが目に入った。原作は言わずと知れた時刻表ミステリーの大家、西村京太郎。作業中だったので、最初のほうと最後のほうだけを見たのだが、車両の見た目には、ひと昔前のJR(正確には、消えたはずの国鉄)の残り香が。なんと懐かしい。

 ドラマの放送は2009年で、寝台特急殺人事件のドラマ化と思われる。原作はかなり古いが内容は2009年の時代に合わせていたのかもしれない。

 そのころすでにJRになっていたのではないかと思うが、上野始発で盛岡まで「ゆうづる」に乗ったことがあった。島田荘司の「ゆうづる2/3の殺人」(←読みは「三分の二」であって、二月三日ではない)を読んで、いつか乗ろうと思っていたのだ。B寝台だったと思うので2段か3段のベッドだったか…とにかく寝心地は悪かった(笑)。朝の6時過ぎに盛岡に到着したが、駅の中で朝から粥を出す店があったので、軽食をとったのを覚えている。

 地方がどんどんと近くなり、いまは東京駅から盛岡まで、停車駅の少ない新幹線を使えば3時間かからずに到着できる。もはや地方に夜行列車で行く時代ではないのだろう。現在の夜行列車も速度や日程短縮よりも「特別感」を出すために企画された臨時列車または完全予約でイベント的に盛り上げることを想定したものがほとんどと思う。

 あの時代、盛岡まで9時間くらいかかる寝台列車「ゆうづる」に乗れたことは、いまとなってはよい思い出だ。
 

タイの洞窟にいる(半数は救出)少年たちへの世論

 6月下旬からタイを中心に世界中で話題になっている事件。12人の少年たちはサッカーのコーチとともに、お菓子などを持って洞窟に探検にはいったそうである。そこで水かさが増して奥に移動するうちに、帰れなくなった。行方不明から10日して生存が確認され、それから数日し、昨日から1日に4人程度の割合で、救出活動がおこなわれている。全員が出てこられるまでもう少しのところだ。

 毎日新聞の記事をたまたま読んだのだが、この少年たちに「自業自得」などの冷たい言葉は、あまり多くないらしい。子供ということもあるだろうが、お国柄の違いもあるだろう。毎日新聞では「日本なら〜」とは書いていなかったが、わたしは少年らの生存確認直後に「日本ならバッシングされていたのでは」と、気になっていたことだった。

 日本では2004年に「イラク人質事件」が発生した当時、人質になった民間人3名の実家にまで嫌がらせ電話があった。おそらく電話以上のこともあったはずだ。そして人質の家族は、こともあろうに人前で「すみません」を言わされた。あの状況は異常だ。
 被害者のうちのひとりが北海道出身であったため高橋はるみ北海道知事(当時)が東京の北海道事務所を家族らの連絡先に使うと宣言すると、なぜそんなことをと抗議の声が上がったのを覚えている。あまりに驚いたので、わたしは北海道の公式サイトまで出かけていって知事の判断を応援するメールを送信した。

 少年たちが、最後までがんばり抜いて洞窟から出てこられることを、祈っている。

関連ブログの移転 (Nucleusからsblo.jp)

 ロリポップ上においている独自ドメインmikimarche.comで運用していたNucleusというCMSが古くなってきた。そこではブログを3つ設置していたのだが、この数週間は多少の不具合も感じられるようになってきたため、完全に動かなくなる前にどうしようかと迷ったものの、まずは中心となるブログだけ外に出して、今後のドメイン内部を何で構築し、何をやっていくのかを、後で決めようということになった。

 ブログ移転先:
○ 買い物した内容などを掲載するブログ → http://mikimarche.sblo.jp/
(これは内容を新規にするのみで、従来の内容は引き継がない)
○ 書評ブログ → http://biblio-mikimaru.sblo.jp/
(これは手作業で、最近のものと思い入れのある本などを新ブログへコピー)
○ 認知症ケアのブログ → http://dementia-care.sblo.jp/
(これは内容を新規で書くが、これまでのこともまとめとして、ときどき書いていく)

 sblo.jpは「さくらインターネット」が会員向けに提供している静的なブログで、文字コードは、いまどきなんとS-JIS(^o^)。これまでも食べ物ブログなど一部をそこで書いてきたが、静的なhtmlで運営するブログというのも、ある意味で安心といえば安心のような気がするし、緊急避難先としては頼りになる。

 さて、この件が落ち着いたら、今後のmikimarche.comをどうしていこうかと、それを考えていきたい。せっかくドメインを持っているのだから、使わないのはもったいない。

イオンリカー、店舗の整理か?

 高円寺の商店街にあるカフェランテ(イオン系列でカルディのような雰囲気の店)が7月29日に閉店するということで、1割引きセールをしていた。買うつもりはなかったのだが、ついふらふらと買い物していると、ご近所のみなさんがレジを待ちつつ、店員さんに今後について質問していた。

 実は2軒となりに、イオンリカーがある。秋になったらその内部にカフェランテが引っ越すらしい。するとその直前にイオンリカーもいったん閉じるわけだなと、なんとなくGoogleで「イオンリカー 閉店」と検索したところ、国立店、荻窪店、西永福店、下北沢店、調布店、自由が丘店、中目黒店、戸越銀座店など、すべて7月29日〜31日で閉店とのこと。

 高円寺の場合はカフェランテとイオンリカーの統合だが、これらのイオンリカーは、何かと統廃合でいったん閉店なのか、あるいはイオンリカーの店舗を減らしていく考えなのか。まさか跡地はすべて「まいばすけっと」というオチではないと思うが…(^o^)。

 あまりイオン系列にはお世話になっていないのだが、最近ちょっとピーコックの利用率が高くなってきたので、ポイントカードのWaonも使うようになったばかりだ。今後も気にしておこうと思う。

Kindle Cloud Reader

 ややこしい話になるが、わたしは米Amazonで買い物していた時代に(Mac用ソフトとしての)Kindleをダウンロードして使いはじめた関係上、パソコンにはいっているKindleは、米国Amazonで買い物したKindleに設定してある。つまりスマホやタブレットではなく大きな画面で読めるのは、米国Amazonで買ったKindleのみだ。日本でソフトウェアとしてのKindleがサービスを開始するまでに時期のずれがあり、日本語のKindle本を日本のAmazonで買うことを想定せず、無料のレシピ本や食文化を英語などでダウンロードして読むだけだった当初のわたしは、それでもじゅうぶん満足だった。

 インストールしたKindeのソフトひとつにつき、紐付けできるAmazonアカウントはひとつなので、そののちに日本のAmazonでKindleが開始され、そこで購入した商品を見るにはiPad miniもしくはiPhoneにインストールしたKindleアプリを使うしかなくなった。日米のIDを統合してしまうと、以前に調べた範囲ではだが、同じ商品(Kindle本)が読めないリスクがあるように思えたので、今後も統合の予定はない。

 ところが、である。先月くらいにようやく気づいたのだが、日本AmazonのKindle Cloud Readerというものが、日本語「以外」の本であれば、パソコンのブラウザで見られるとわかった。これで大きな画面で本が読めることになる。めでたしめでたし、である。

 日本語に対応できないのは、なぜだろう。フォントの関係だろうか。すでにソフトでは閲覧可能なレベルにまで電子化されているわけだから、ブラウザ経由で実現できないとしたら、それはもしや技術の問題というより、出版業界とのあいだで権利の折り合いがつかないということも、考えられる。

 今年の2月ころだったか購入したこちらのKindle本を、少しずつ読んでいる。ほぼ4割のところまで来た。読み終えたらどこかに感想を書いてみたい。

 タイトル → The Fortune-Teller’S Son: A Riveting Tale of Survival and Sacrifice from Old Vienna to America Based on the True Story of Otto Rigan

 Amazon.co.jpで、何気なく Vienna (ウィーン)という単語で検索をかけたら出てきた本という、たったそれだけの縁である。こういうちょっとした縁は、ときにおもしろい結果を生むことがあるので、今後もたいせつにしていきたい。

備忘録: 吉祥寺の爬虫類カフェほか

 火曜日は、毎年夏になると日本に短期滞在するアメリカの知人親子と、吉祥寺へ。来日直後に湯島天神に出かけてお守りを買ったのだが、そろそろ帰国なので以前から興味のあったという爬虫類カフェに出かけたのだ。ちなみに爬虫類に興味があるのはお母さんのほうではなく息子さんで、彼はしばらく黄色いヘビと戯れて過ごした。

 わたしもヘビは嫌いではないが、カフェでは「1匹に触れるのはひとりだけ(みんなで触らない)」というルールがあるため、ふれあうことはなく店を出た。テーブルごとに「1匹ずつしか呼ばない、その生き物に触れるのはひとりだけ」という決まりになっており、3人出かけて3人とも触りたければ3匹まで呼べることになるが、今回は黄色いヘビ(店の人は「にょろにょろ子ちゃん」と呼んでいたが正式名だろうか ^^;)をお願いしたのみ。

 食べ物は一切ないので、営業は昼からだが、事前に食事をしてから出かけることが必要 → はちゅカフェ

 写真も撮影したが、ブログに載せると驚く人もいるかもしれないので、今回はやめておくとしよう。

 そのあと、マルイの中にある100円ショップ「セリア」で、初めて買い物をした。なぜ初めてかというと、この店は平日以外では店内に行列がでてきて会計まで何十人も並ぶのだ。いつも「買ってもいいかな」と思っては、レジ前の行列を見て断念する。今回は平日だったので普通に買い物ができた。

 時系列的には最初になるが、はちゅカフェに寄る前に「コピス吉祥寺」の地下にある善左衛門という店でたぬき蕎麦を食べた。看板にもメニューにも蕎麦のことばかり書かれているが、知人の息子さんはうどん党なので、入店が難しいと思っていたところ、たまたま入り口近くにいた店員さんに「うどんありますか」と尋ねたところ、蕎麦と書いてあるメニューのほとんどすべてうどんに変更できるという。そこで入店し、わたしは蕎麦を食べ、おふたりには好きなものを選んでもらった。
 コピス地下は、なかなか食事や買い物に便利である。レストランのほかにスーパーの三浦屋もあり、その脇には自由に利用できるテーブルもあるので、おにぎり程度を買ってそこで食べることもできるだろうし、但馬屋珈琲店やカルディ、北海道の食品が売られているところもある。上階にはジュンク堂書店がある。ひまつぶしになかなか使える。

 この数年連続で日本滞在していた知人親子だが、来年はどうするのだろうか。来年もあるならば、楽しみにしている。

気づかずにいる、何気ない周期

 たとえば数ヶ月に一度の割合で、日曜日に出かけている欧風居酒屋がある。飲んで写真を撮ってそのうちネットに載せようと思うと、Facebookで「1年前の今日」という欄に、同じ店で同じようなものを食べている画像が表示されている。あるいは中野駅の近くであれを買った、これを食べたと、ネットに書こうとする。またやはりFacebookで「1年前の今日」に、同じものが表示される。この偶然は一度や二度ではない。
 どう考えても、自分が日付を覚えていて同じ日に何かをしようとした意図的な話ではない。だがそれにしてもよく重なる。
 これはおそらくわたしが「義母がショートステイに出たから、その次の日曜」など、何らかのきっかけがあって行動を起こしているためなのだろう。そしてステイの施設にしても、何らかの順番というものがあって、うちの義母を呼びやすい日付があるのだ、おそらく。自分はそうした「自分以外の誰かの都合」のようなものに左右されているつもりで、その「誰か」もまた、何らかの流れや規則があって、動いているのだろう。

 偶然や何気ないめぐり合わせに、あまり強い意味を持たせたくないと思っている。気になることがあっても、ジンクスのように「こんなことの次は、あんな悪いことが起こる」とは、できれば考えたくない。だが、ときおり何かを急に思い出してしまったとき、思い出した理由を考えはじめてしまう。

 わたしの父は22年前の3月に他界した。
 いま急に思い出したのだが、亡くなる少し前の、朝の食卓でのことを母が話してくれた。テレビを一緒に見ていると思っていた父が、大声を出すでもなく、隣でただ涙を流していたという。驚いた母が「お父さん、どうしたんだい」と声をかけたところ、父は理由を言うでもなく「お母ちゃん、いいがな、たまには泣いたっていいがな」と答えて、泣いていたそうだ。
 それからほどなく、父は亡くなった。当日は疲れた疲れたと言っていただけで、周囲にしてみても、まさか死ぬとは思わない程度の体調だったという。

 そのとき父が何を思っていたのかは、誰にもわからない。
 だがそれを母が目にして、わたしに話してくれたことには、何らかの意味があると思いたい。
 わたしの前でもし誰かが急に泣いたら、そうだよね、泣いたっていいんだよと、言ってあげたいような気がしている。

ぼちぼちHulu解約か…?

 Huluは何年もずっと利用してきたが、最近はNetflixも契約していることと、去年の7月からツインピークス見たさにWOWOWに加入したためHuluで見ていたクリミナル・マインドを今後はWOWOWで見ればよいかという気分になってきたこととで、解約も視野に入れている。WOWOWではシーズン12を見てしまったのだが、HuluではもうWOWOWでやらなくなったシーズン11が見られるので、それを見終えたら検討してみよう。

 そもそも、Huluが米国のHuluとは別の系列となり、日本国内のドラマがかなり増えたことも、あまり見なくなった理由として大きい。そしてURLが hulu.jp ではなく、happyon.jp に変わったときから、会社としてはハッピーオンと読ませたいのだろうがわたしとしては何度もハッピョンと読んでしまい、たかが語感の問題と侮るなかれ、なにやらちょっと印象も変わってしまった。

 WOWOWは値段が高いだけあって周囲をなぎ倒す破壊力抜群であり、わが家はスターチャンネルすらも、いったんやめることになった。WOWOWがあればなんとかなるという気分になってきたのだが、もちろんこちらにも欠点はある。有名ドラマでいったん過ぎ去った過去シーズンの放送は、ほぼまったく望めない。次から次へと新しいものを新しい状態で放送する。つまり「このドラマはあとで見るかも」と思ったら、放送時にひたすら録画するしかない(笑)。

 ハードディスクにひたすら録画を溜めていく人の話を、以前は信じられない思いで聞き流していたが、いまは自分がその立場である。