卵は好きだが、スーパーで見ていると「ビタミン添加の卵が多すぎ」で、なんでなのかと思ってしまう。ビタミンEを強化してます、黄身がオレンジですとかいう商品は、1種類程度ならそれを何となくよけてほかを買うが、けっこう幅をきかせている。わたしは、とくにビタミンのこととを書かずに「どこそこ農園の卵」と書いてあれば、それを買うことが多い。よほど選べない日は仕方がないが…(–;。
そもそもの疑問。
ビタミンを鶏卵で摂ろうという消費者は、多いのか…? 果物か野菜で摂ればよさそうな気がするのだが、踊らされているだけということはないだろうか。売る側にしてみれば、ほかの商品とは違う売り文句が何か必要だから、ちょいとビタミンを足してみましょうという程度の感覚で売られているうち、スーパーの棚はビタミン強化商品ばかりが乱立してきたのかな。
最近は、新潟の富樫養鶏、東京の小林養鶏あたりの卵をお取り寄せしたが、殻が丈夫で白身がぷりぷりしていて、いかにも健康な親から生まれた卵という気がする。黄身の色も普通に黄色いし、これぞ卵という気がする。
黄身がオレンジの卵、世の中からもう少しだけ、減ってほしい…。
健康オタクが簡単に釣れるから…じゃないでしょうか。
たとえば。
野菜は昔(一応の基準として半世紀前)に比べて栄養価が低くなったと言われています。
近代化と共に田畑は減り土地が痩せたから…という「見た目でわかる変化」は
解り易いのと同時に、素人目には別の不安も引き起こします。
すなわち、野菜だけでなく食材全体から栄養価が下がっているのではと…
そうした消費者不安に応える(悪く言えば「付け込む」)形で、食品の栄養添加は
行われているのではないかと私は思います。
栄養強化されているという事は、やはり現代の食材の栄養素は低下しているのだろうか。
強化されている食材の方が優れた食材に違いない、ほら高価だし。
補助食品やサプリメントは何だか抵抗あるけれど、食材だから安心だ。
そうした根拠のない安心を買う為に栄養添加食品を手に取る客は少なくないと思います。
…なんて捻くれた事を思うのは、身内に健康オタクがいるから…かもしれない(^^;)
「この中に入っている○○は血液をサラサラに…」だとか
「この××はDHAが云々」とか解説されながら食事しても、栄養にはならないような
気がするのですがねぇ…そもそも血液サラサラや脳活性化の必要摂取量を識った上で
献立調理している訳でもないでしょうに。
どうして素直に「美味しそうだったから今日はこの献立」て言えないんだろ、うちの母。
ちなみに。
いぬ家では、卵はオレンジ黄身、赤卵限定で購入すると決められています。
母曰く、なんでも「赤卵の方が栄養価が高い」そうな…
本当は白卵と栄養価変わらないはずなんですけどねぇ。
……ま、そうした俗信が、世の流通を支えているのでしょう。
おや、赤玉限定…(^^; そうでしたか。
あれは不思議なもので、養鶏場の方の言葉として伝え聞いていますが、赤の方が高級っぽく思われてしまうので需要が高くなってしまい、仕方なく値段を高く設定すると、ますます「赤のほうが高いから、やっぱり体にいいんだ」などの勘違いになってしまうのだとか。栄養価や味は、同じらしいですよ。
わたしも、義母がまだぼけていないころ、すごいことを言っていたのを思い出します。
バナナは体にいい、リンゴは体にいい、だから「食後に」食べている…って、それカロリーオーバー(笑)。食事の前に食べてその分の食事を減らすんじゃなかったら、意味ないのに。
そういえば、みのも○た教、ためしてガッ○ン教みたいなのは、たとえば司会者が変わろうと番組が変わろうと、信者はぜったい減らないような気がします(><)。 いつだったか、わたしが大好きな食材が、ガッ○ンで扱われてしまい、近所で買えなくなって「NHKのせいだーっ」と憤っていましたら、あるネット上の知人が、「ガッ○ンでやっていたので、わが家ではわたしも家族も、見かけたら買うようにしてますし、店で在庫を見かけたけれどもうちょっと買うかどうかなど、メールで連絡をとりあってます、体にいいんですよ」…と書いたんです。 その人が、もうちょっと気持ちに余裕があって、わたしの書いたものを二度読みしていたら、わたしが「買えないから怒っている」のではなくて「買えなくした原因の人たちが無自覚にまだ買いあさっている」ことに怒っていると、気づいてもらえたはずなんですが、その人は「うちみたいなのがいるから、あなたも試してみたいのでしょうに無理になってしまって、すみません」だと思っていたみたい。違う〜。そうではなくて、わたしはもともとその食材が好きなのに(><)。 これからも、テレビには要注意です。。。