9月の1日に発表されたサミットネットスーパーのサービス終了。10月末で利用できなくなるとは、実に残念だ。実店舗のサミットはもちろん影響ないが、実店舗が周囲になく、ネットスーパーでサミットを知るのみだったわたしにしてみれば、とても寂しいことである。
サミットの場合は実店舗とは切り離した形態で配送専門のセンターを数カ所に配していて、配達はそこからおこなわれていた。どうも、終了のお知らせ文章を読んで要約してみると「センターをわざわざ用意してがんばっている割には、生鮮品需要が伸びずに赤字が出た」ということのようである。
店舗と併設のネットスーパーと異なり、サミットは在庫切れがほとんどなかった。実店舗と同じ場合には、注文を受けて担当者が棚を見に行ったら、客がまとめ買いをした直後で在庫がなかった…ということも考えられるが、そのリスクがない分だけ管理がしやすく、客にしてみても、それはありがたかった。
ただしこのシステムだと、ネットスーパー以外でも購入可能なもの(すぐ傷まない在庫品、たとえばペットボトル飲料などかさばるものや、トイレットペーパーなどの生活用品のまとめ買い)にばかり注文の比重が高ければ、競合する相手にはなかなか勝てない。やはり即戦力であり「頻繁に買ってもらえる」生もの、日配品の人気と需要が高まらなければ、週に1回程度の利用で満足されてしまうだろう。
(実際、生鮮品も多めに利用しているとはいえ、わが家も週に1回の利用で、あとは周辺のスーパーに出かけている)
そのあたりの事情がからみ、独自性のある商品あるいは専門ブランドがうまく確立できないままに、模索してきた5年間だったのかもしれない。
サミットの終了は残念であるが、10月いっぱい利用をつづけ、そのあとをどうしようかと、少しずつ考えていこう。1回くらいだったら「楽天スーパー」もよいかもしれないが、どうも、生活の何もかもが楽天に染まるのは気が乗らず…。これまで1回ずつ利用した西友、イトーヨーカドーもあるし、ほかも何か候補が出てくるかもしれないから、情報を集めていこうと思う。
ネットスーパーを利用しはじめたのと、初めての入院を経験したのと、どちらが先だったかは忘れてしまったが、ほとんど同じだろうと思う。いつ何があって外出が困難になるかわからない、仮に病気や体調不良でないにせよ、年をとってから新しいシステムに慣れるのはたいへんだから、いつか利用しなくてはならないときの予行演習という意味合いがあった。それから数年、わが家の周辺ではまだ安泰だが、都内でも「買い物困難区域」が出ている(特に都心と郊外、かつてのニュータウン)と聞く。当時からの読みは、方向性として間違っていなかったと思う。
最初の2年くらいはマルエツを利用していた。そのあと、サミットが担当地域を拡張して、わが家の界隈も網羅するようになった。少しずつ、サミットに乗り換えて、おそらく4年以上は、利用していたと思う。サミットはよかった。しみじみそう思う。今後も、どこの店であれ、こういったサービスと巡り会いたい。
こんにちは。
サミットのネットスーパー、配達区域外だったので、
実店舗から配送されているんだと思っていました・・・
このニュースを見たとき、生鮮品も含めて、
配送センターからだったと知って、ビックリしました・・・
どう考えても経費が掛かりすぎる気が・・・(^^;
西友のネットスーパーみたいな配送方式だと、展開が違ったかもしれませんね・・・
linさん、コメントありがとうございます。
たしか、最初のころは、配送センターがまだ広域ではなくて、わたしのところも調布あたりの大きめ店舗が担当だったような気がします。それからしばらくして、新設を含めた3つくらいの配送センターでぜんぶカバーすることになったようでした。
欠品が少なくて、わたしは大好きでした(まだ終了してないけど ^^;)。