以前から何度か「右と左を言い間違える」話を、書いたことがあると思う。だが最近、自分をはげますように「ほかにもいるんだ、自分だけじゃないんだ」という気持ちを強くしてきたというのに、いまさら別の面が見えてきた。
わたしはどうも、右と左だけではなく、南と北、東と西、上と下など、あらゆる「対になっている言葉」を、言い間違えることがある気がしてきた。直後に自分で「あー、逆、いまの逆!」と言い直せることが多いものの、気づきもしないでそのまま終了していることが、あるかもしれない。
気にするようになったから気づいたのか、あるいはほんとうに、回数が増えているのかは、わからない。頭に浮かんでいるのは「ほんとうに言いたいこと」なのに、言葉にするときそれが逆になるようだ。逆になるということは、対の言葉とセットで一度に思い浮かべてから、それを選んでいるのかもしれない。そんな面倒なことをしなければいいのだろうに、なぜか、選んだあげくに間違えている。
そういえば、真逆というわけでもないのに、9月にはいっていまが春であるかのようなことを言ってしまい、しばらく気づかなかった。「半年くらいジョギングしているから、秋から始めたんだっけ?」と…。ようするに「寒い季節が終わったら春、暑い季節が終わったら秋」を、逆に考えて、いまは暑かった時期の次だから春(?)ということになったようだ。よくわからないが、そうとしか考えられない。
困った。。。しかし、いまのところ、このわけわからない会話の被害に遭っているのは家族だけなので、またフルタイムで外部で働くようなことがない限り、それほど実害はないと思う(…と、信じたい)…。