何年か前に、CITIBANKの口座を作った。いやいや、数年ではないか…?
たしか海外旅行のとき現地通貨でもキャッシングできて便利だった記憶があるが、よく考えてみれば15年以上も海外に出かけていないような気がするので、口座開設からかなりの年数が経過しているのかもしれない。
だいたい、外貨預金というのは預けたらそうそう移動させるものではないので(外貨から円にもどしたり、別の外貨を買ったりするたびに手数料がかかるため)、外貨定期預金の自動継続、もしくはその通貨のままで普通預金として継続するなどして放置しつづけ、口座そのものも寝かしつづけている。
シティバンクはサービスの売却先を求めているとのことだが、同じようなサービスがレベルのサービスが簡単なてつづきで引き継がれないならば——。今後は海外旅行に出る可能性も低いし、仮に出かけたとしても前もって通貨を買っておくなどの工夫をすればよいことであるから、CITI口座そのものを閉じて、すべて日本円にしてどこかの口座にまとめるしかあるまい。それも、簡単に行くのだろうか。面倒そうだなぁ。
外国としょっちゅう行き来があり、外国の銀行から小切手などを受け取る立場である人なら、今回の件はほんとうにお困りだろうと思う。シティなら外国の銀行の小切手を簡単な手続きで(安い手数料で)その通貨のまま受け取ることができたように記憶している。日本の銀行の外為窓口を通じると、手数料が数千円以上かかるのだ。
以前、みずほに合併前の富士銀で外国の小切手を換金してもらったところ、先方の銀行への書類作成と送付で数千円、日本円で口座に入れるときにまた数千円と、ひどい手数料だった。しかも富士銀が片道のほうしか説明してくれなかったせいで、先方に「どうしても小切手でわたしに支払いたいなら手数料を負担して」と、前もって富士銀に言われた「片道分」だけを、先方に負担させてしまったのだ。ぜんぶ負担してもらえばよかった…と、まぁ、これは15年以上前の古傷。
ともあれ、シティバンクの行く末が気になるところではある。