またてっきり、日本の外務省だけが「ヨルダン」を「ジョルダン」と呼んでいた時期があるような意味不明な話かと思ったら、どうやらとてもまじめに進んでいる案で、先方がそれを望んでいるらしい。
共同通信 2014.10.21 – グルジアの国名「ジョージア」に 政府が呼称変更へ
グルジアとロシアは2008年に領土をめぐって武力衝突。グルジアは国民の反ロ感情の高まりを受け、呼称変更を各国に働き掛けていた。政府は来年の通常国会で国名呼称を変更するための関連法改正を目指す。
おそらくグルジアというのがロシア語風の呼び方なのだろう。ジョージアの場合ならば英語風。ロシア風の呼ばれ方は好まない、ということだ。
しかもグルジア語では本来の呼び方があり、Wikipediaによれば、それはどちらにも似ていないSakartvelo(サカルトヴェロ)というものらしい。本来ならそれで呼ばれたいのだろうが、難しいのだろう。日本もいまさら諸外国に「ジャパンではなくニホンと呼んでください」と言ったところで利便性が低くなるし、混乱も大きくなるから、あえてそんなことは言わない——それと同じことだろうと推測する。
正式国名がジョージアになったら、グルジア語とグルジアヨーグルトはどうなるのだろう。それらは慣例ということで、そのままになるのだろうか。