迷惑な修復でかつて話題になったのは、スペインの教会でのキリストの絵(この人を見よ)だが、エジプト4000年の歴史もまた、安易な修復の被害に(!?)。
AFPBB news 2015.01.24 ツタンカーメンのあごひげが外れた! 黄金のマスクに接着剤の痕
エジプトの至宝であるツタンカーメン(Tutankhamun)王の「黄金のマスク」が「下手な修復」を施され、表面に硬化した接着剤が残ったとして文化遺産保護組織が23日、同国の考古相を告発する姿勢を示した。
肉眼でわかる接着剤の跡というのは、さすがにエジプトとしては、しかもツタンカーメンとしては、問題だろう。
それにしても、あっというまにくっついてしまったエポキシ樹脂系接着剤というのは、どんなものなのか?
通販サイトをざっと見たところ、けっこうあるようだ。身近な接着剤に(たとえばセメダイン社などの商品も)使われているらしい。
さて、4000年の歴史、大丈夫かなぁ。今後も肉眼でわかるままなのだろうか…。