知らない店のバウムクーヘンを見かけるとうれしくなる。
もちろん、バウムの店ならなんでもいいというわけではない。何年もバウムのサイトを見ていたり実際に購入していると、ネット上で見かけた店のバウム画像や説明文章だけで、だいたいのところがわかってしまうのだ。ラーメンに「なになに系」があるのと同じく、バウムにも系列のようなものがある。原材料の仕入れや使用機材などが同じ店は、商品のラインナップや売り出し方まで同じことがあるのだ。
だがこのミライエというお店は、ひさびさに独創的と感じた。そして、そういうお店が通販をしているとわかると、できるだけ買っておこうと思う。今回もすぐさま問い合わせをして、注文を出した。
ゆうちょ銀への事前支払いを選択し、待つこと数日。到着したのがこちら。
重さ 493g / 直径 14cm / 中心円 6cm / 高さ 6cm
カットすると、適度に身がしまり、適度に指先に伝わってくるしっとり加減。真夏に食べたらまた印象は違うかもしれないが、1年のこの時期に食べるものとして、この手触りは最高の賛辞を送りたい。固めが好きな方にはおすすめ。
いかにも手作業を感じさせる不均一な年輪も、バウム好きの心をくすぐる。
おそらく蜂蜜の影響なのだろうが甘みがまろやかで、それが全体をうまくまとめている。やわらかめのバウムはカットして数日かけて食べているあいだに印象が変わるが、この商品はずっと同じで、むしろ寝かせて美味しくなっているような気がする。
味で他店を引き合いに出すのは悪い癖かもしれないが、わかりやすいと感じてくださる方もいらっしゃるかと思うので今回も書いてしまうと、味の印象としては、ラ・テール、フェルヴェールを一番に思い浮かべた。
味と見た目と重さのわりに、かなりのお値打ち品(1730円)なので、もしやそのうち値上げになってしまうかもしれないな(^^;。この店ほど美味しくなくても同じくらいの値段をとっている店も、かなりある。
またぜひ買いたいと思っているお店のひとつ。これからもがんばっていただきたい。
原材料:
鶏卵、バター、砂糖、アーモンドプードル、薄力粉、浮粉、粉糖、蜂蜜、洋酒
賞味期限は10日後くらいのものが到着した。
お店のサイトには郵便振替口座の番号しか書かれていなかったが、ゆうちょ銀に対応しているというお話だったので、ネット上で振替口座からゆうちょ銀の番号を調べて( → 郵貯のサイトに説明を発見)、他銀から振り込み手配した。カードは使えず、ゆうちょ銀か、代引きだった。
参考リンク:
○ スイーツハウス ミライエ
○ バウムの書