このところ、ネット上で「ミスドとセブンのドーナツ、味はどのくらい違うの? 味覚センサーで分析」とか、”「きのこの山」と「たけのこの里」を味覚センサーで分析してみたら、新たな争いの火種を発見した“などの記事が出て気になっていたのだが、いったい、味覚センサーとは…?
どうも、これまで主観で表現されてきた「味」を、数値化しているらしい。
メーカーがいくつあるのかは存じ上げないが、たまたまGoogleで上のほうに出た会社は、こちら。画像もある。→ 味覚センサーとは / 入江株式会社
こういった機材が開発され、発展していく背景には、日本人の何割かの味覚がおかしいという話が流れる昨今、いったいおかしいのは「味を表現する力」なのか「言葉にされた味を自分なりの感覚として受けとることが困難な感受性の問題」なのか、はたまたいずれでもなく、単に味覚が破綻しているのか…といった点で判断がつけにくいという、複雑な事情があるのではないかと思う。
味覚が数値化されれば、そして昨日と今日で同じ商品が同じ数値を示しているのに「昨日とぜんぜん味が違うっ!」と言う人がいたとしたら、いったいどんな要素が個人の感覚に作用しているのか(たとえば提供する温度や食す場所の雰囲気)といった、もうひとつ進んだ点での検討にはいれるであろうから、食品業界も品質管理や流通の業界も、たいへん助かるのではないだろうか。過信はよくないが、主観のみに頼っているよりは、よい結果を生むに違いない。
ま、詳しくは上記リンクを見ていただくとして、わたしはやっぱり「たけのこの里」が好きである(←そういう結論になるのかっ ^^;)。