フランス南部での悲惨な航空機事故(あるいは人為的に起こされた事件の可能性)が大きな話題となっているが、ここであえてわたしは、先日すったもんだの末に村民に迷惑をかけまくって辞職表明した大衡村の村長(まだ村長の任期内)について書いておきたい。
テレビ番組などでちらっと概要を耳にしただけでもはらわたが煮えくりかえる事件ではあったが、日数が経つにつれ、しかも村長本人が辞職表明で責任をとったかのような雲隠れ(社会的な意味での隠遁)にはいったことで、人の記憶から消えてしまいかねない。それだけは許せないので、あらためて検索した。まとめとしてはこちらのサイトがとてもよいかと思うので、リンクで紹介する。
2015.03.19 弁護士ドットコムNews → 「村長室で性行為を迫られた」宮城・大衡村長をセクハラで訴えた女性の代理人に聞く
被害女性は、最初は些細なミスで叱られているうちに逆らえない心境になり、数ヶ月にわたって性行為の強要を我慢してしまった。だがそののちに人に相談し、前村長からの行為要求を拒否するよう助言を受けつつ、最終的にはこの記事のインタビューに応じた弁護士にたどり着いた。
公務に使用されるべき携帯電話から短期間に(現物が残っているだけで)約1300通のメールが被害女性に送られ、その中には「殿と呼べ」があったという。バカ殿のギャグでもあるまいし、バカか、アホかと、言いたくなる。
女性はまた、まったくの言いがかりであるが、お孫さんのこども園入園についても、村の職員の権限を利用したかのような言葉での嫌がらせを受けたそうだ(←私立のこども園で、なぜ村の職員が影響力を持てるのだろう)。許しがたい。
民事の裁判はまだこれからだが、注視していきたい。
上記のサイト以外では、村の声として河北新報あたりが「同情論もある」と報じるなど、まったく理解に苦しむ。
2015.03.22 河北新報 → <大衡村長辞表>実績評価、一部同情論も
いや、そういう意識の村人は実際にいるのだろうが、いきなり時の人になったのだから言い訳も難しかっただろうとか、その程度のことを、わざわざ見出しでまで紹介してしまうことはないはず。これを「同情」と認識して見出しにする段階で、一部の村人同様に河北新報もレベルが低いのではと思えてしまう。これこそまさに「村ぐるみ」を超えた「地域ぐるみ」ではないかとまで、勘ぐりたくなる。
もっと怒れ、地元の方々。