アメリカでアーモンド・ブリーズ社のアーモンドミルクに対し訴訟が起こったという。発端は、商品におけるアーモンドの使用比率について(アメリカ国内では)公開していない同社ではあるが、イギリスのウェブサイトに2%という表記があったため、アメリカの人々の知るところとなった…というもの。
世間一般的にアーモンドミルクから受ける好印象とかけ離れていること、健康的な植物性飲料であると同社が謳っていることなどを鑑み、「いくら何でもそれは低いだろう」という思いが、人々の気持ちを訴訟に向かわせたのだろうと想像する。
TIME誌の記事 2015.07.22 → False Advertising Lawsuit Claims This Almond Milk Brand Doesn’t Have Enough Almonds
リンク先の画像は、文字が日本語になっただけで日本でも販売されている商品だが、たしかに「アーモンド由来」であることと「カロリーが低い」ということを前面に押し出しているだけで、アーモンドの使用割合については触れられていそうにない。
カロリーが低いのも、それで納得。ほとんどが水分なのだから(^^)。
なお、日本国内で流通している他社のアーモンドミルクは、たまたま見た商品2種は、10〜12%のものであったことを、いちおう付記しておく。2%は…ないよなぁ、たしかに。
さらに記事によれば、一般の消費者は、ネットなどで出まわっているレシピ情報などから判断しても、25%〜33%くらいはアーモンドがはいっていてほしいと期待しているものと考えるのが、妥当ではないか(少なくとも原告側はそう考える)との主張らしい。
ま、発売当初に数回購入した身としては、ちょっと幻滅だわな〜。