わたしは「ふるさと納税」というものは、その土地に住んでいない人が利用するものだと思っていたが、最近では返礼を目当て(!?)に、遠くなくとも利用する人がいるのだろうか。
河北新報 2015.07.29 → <ふるさと納税>酒田市、返礼はがん検診
納税額に応じて、酒田市の日本海総合病院で、検診が受けられるというのだが…地元の人以外に、わざわざ検診を受けるため交通費をかける人がいるようにも思えない。それとも、もともと高額のふるさと納税をする人というのは、こういう機会をイベントのように楽しんで、ついでに1泊して山形を楽しもう、などと思うものなのだろうか。
ふるさと納税は、こういっては失礼だが、あまり有名ではなかった市町村がちょっとしたおまけをつけることで注目を浴びるには、宣伝としてよい効果を生むものだと、個人的には考えている。だが、ときおり聞いている話だと「そこまでやる?」という案も出ているようで、しかもお礼の品を紹介するサイトによれば1万円の寄付でもらえるお礼が5000円相当なのではというものもけっこうあり、そこに事務手続きや発想を担当する職員の手間も考えれば、あまりお礼に凝るのもどうなんだろうと、思うこともある。
とりあえず、もし寄付がしたくなったらそれはお礼目当てではない純粋な気持ちでのことでありたいと、きれいごとかもしれないが、そんなことをちょっと考えている。