夜遅くに、残念なニュースを発見。阪急百貨店で補助犬のイベントをおこなった同じフロア内の飲食店にて、イベント終了後に補助犬を連れていた女性を含む4名の方が、入店を断られたという。しかも2店舗連続で。
withnews 2015.10.06 阪急百貨店で補助犬のイベント、直後の「入店拒否」 な、なんで?
あまりにも驚いたので、Facebook上でご本人の文章とその後の経過を拝見した。阪急百貨店というのは百貨店の中でも補助犬、盲導犬などへの対応を早くからおこなってきたそうだ。今回のイベントに直接関係していた社員はテナントの対応に驚きつつも、ついにその決心(入店お断り)を覆すことができず、百貨店内でお茶が飲める3軒目を、自ら確認して話を通してくれたそうである——もっとも、社員が事前に話を通さなければ入店できない可能性があったというのも、かなりおかしな話ではあるが。
まだまだ、こんなものなのかと、とても残念に思う。
なお、Facebook上でご本人の文章を拝見したかぎりでは、百貨店が謝りに来てくれて、今後は方針を徹底させるという約束をしてくれたとのことであるが、この程度の通知がすでに徹底されていなかったのかと、ひたすら驚くばかりだ。
わたしはよくデパートを(食品売り場や飲食エリアを中心に)見に行くようになってから10年くらい経つが、どのデパートでも、いやとくにデパートでなくとも駅などに隣接して利用者が多い飲食店などでも「盲導犬、介助犬、補助犬をお連れのかたは御入店いただけます」と書いてあるのに早くから気付いていた。デパートに勤めている人間の意識の低さに、やはり驚く。
阪急は普段から利用しないが(東京にはもともと阪急はほとんどない)、これを機にほかの百貨店でも、きちんとしていただきたいと、心から思う。