わが家で蜂蜜の消費量が増えてきた。もともとああいったものは(糖度が高いため)カビは生えないし、これまでも気楽に買っていたのだが、半年くらい前までは、買ったりいただいたりする量のほうがはるかに消費量を上回っていた。中くらいサイズのボトルが、いつも3〜4本ある状態だった。
だいたい、あの、ちょっと放置しておくだけで結晶化してしまう気むずかしさといったら(笑)。そのたびに時間をかけて温かめの湯の中に何時間も浸けておくなど工夫が必要だが、そのときに根気よくある程度のところまでゆるくしておかないと、ちょっとゆるくなった程度でやめてしまっては、1週間もしないうちすぐ結晶化する。まるでツンデレなお姫様のようで、手間がかかる。
この半年くらいだろうか。あまりにたまってきたので、パンを焼くときの砂糖代わりにしてみたり、ホットの飲み物を作る際には加えてみたりと、だいぶ使ううちに、そのまろやかな甘さのファンになった。もともとコーヒーや紅茶は甘くせず飲むのだが、貧血の緩和になるかと無調整ココアを飲むようになってから、どうせなら蜂蜜があるのだからと、入れてみた。だいぶ減ってきた。そしてかけっぱなしにしていたテレビから喉の調子がよくなるのはコーヒーと蜂蜜の組み合わせだと聞こえてきた気がしたので、試しに入れてみると、まぁ、そこそこうまい。一番好きなのは牛乳だけ入れて甘くしないコーヒーだが、出先で砂糖が出れば入れることもあるし、それほどコーヒーの甘さには抵抗感はないほうだ。
もともと、焼き菓子で蜂蜜を使っている店と砂糖だけの店、あるいは砂糖とトレハロースを混ぜている店など、そういう甘さの種類には舌が敏感になっている。少量でも「うわっ、蜂蜜」とわかるほどの違いがたしかにある。飲み物に入れるようになったのは最近だが、温かいものにはいっていればもっと「うわっ」とくるのかと思ったが(←どういう日本語だ ^^;)不思議と、特徴を強く感じるのは焼いてしばらく経った焼き菓子のときだ。
自分で焼くときは砂糖と粉末甘味料を混合で使うことが多いが、近いうちにぜひ、蜂蜜でもやってみようと思う。