さて、昨日からのつづきで、バウムクーヘンである。なお、31日の夜は2015年のマイベストを決めて発表するので、普通の話題が書けなくなってしまうため、臨時で年内は何回かブログを余分に更新するかもしれない。
まずは、わたしが持参した「円筒埴輪バウム」。これは新潟の丸屋本店さんの商品で、1月末までの販売。わたしはお店の人にメールで問い合わせて注文したが、新潟空港のウェブサイトでも通販可能。
出先だったため、サイズや重さは未計測。自宅に残っているほうをのちほど計測し、このブログに書き足す予定。
原材料: 卵、砂糖、コンスターチ、バター、小麦粉、生クリーム、ラム酒、乳化剤、膨張剤、香料
賞味期限は約2週間くらいのものが到着。
中は柔らかいふんわりタイプなのだが、外側の薄いグラス(糖衣)が、もう、ぱりぱりで、たまらない。これほど薄くてパリッとしたグラスは、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベの商品を常温のまま食べたときの感動そのまま。
(余談だが、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベは、よほど真夏で室温が心配でないかぎり、冷蔵せず、常温で食べないとまったく普通の「そこらへんの」バウムになってしまうので、いままでそうしてしまった人は、もう一度、今度は常温のまま食べてみるべきと思う。余談終了)
つづいて、青森の「ル・ブルジョン」のガトー・ピレネー。以前にお店の人に電話で注文できますかとFacebookを通じて連絡をとり、どうぞと言われていたものの、なんとなく怖じ気づき(電話注文はどきどきする ^^;)、後回しにしていた。バウムファンの方が青森に引っ越しされると聞いたとき「ル・ブルジョンて店がありますよ」と勝手に宣伝した記憶があるが、自分ではこれが初対面(^^)。
店主さんはオーボンヴュータンのお店にいらした方ということで、なるほど、見た目の特徴がよく似ている。香りはちょっと違うかもしれない。見た目と歯触りは同じと思う。もっともわたしがオーボンヴュータンのガトーピレネーを食べたのは7〜8年前だったかもしれないが。次回にこんな機会があったら、食べくらべも楽しいかも。
原材料: 卵、佐藤、小麦粉、バター、レモン、塩、ベーキングパウダー、水あめ
賞味期限は約1週間。
つづいて、ノリスケさん。バウムファンのあいだで開店当時かなり話題になっていたが、わたしとしてはバターを使ったバウムクーヘンの研究家(ちょっと偉そう ^^;)な思いがあるため、自分で買って食べることは、おそらくないだろうなぁと思っていた。だがこうして食べる機会があり、なんともありがたい。
うわ〜、これは、すごいお菓子である。う〜ん、なんといったらいいのか、う〜ん。。。舌にすいつくような感覚。バウムと言うより、う〜ん、なんだろう。美味しいのだが、ぴったりの表現が見つからない。
原材料: 鶏卵、砂糖、菜種油、国産小麦粉、河越抹茶、塩
賞味期限は、約1週間と推測。
あ〜、膨張剤使っていないんだ、なるほど。ふむふむ。
つづいては、ユーハイムの上野松坂屋の店舗で売られている切り売り商品。正式名称は忘れてしまったが、キャラメルナッツのバウムでプラリネが自慢ということだった。
あの松坂屋のユーハイムは、好きでたまらない。ゆっくりと自分で選んでカットしてもらうこともあれば、10カットくらいがすでに詰められたおすすめセットのようなものを買うこともある。
この商品は、ユーハイムにしては珍しく周囲が砂糖。最近のユーハイム商品はチョコレートが多いが、さすが上野松坂屋のラインナップは幅広い。
切り売り商品のため、原材料や賞味期限は不明。
こちらは岩手県の「夢の樹(いつき)バウム」。原材料ほかは、たしかほかの記事で掲載済みなので、今回は写真のみで失礼させていただく。これは当日のみなさんが「うまい」と言いながら、黙々と食べていた、けっこう有名な商品。
AmazonやYahoo!などの通販でも取り扱い。
最後に、エディアール。輸入品でスピットメイドケーキ(直火焼きの菓子という意味)。数年前にクリスマス時期の新宿伊勢丹で1度だけ見たことがあるのだが、とても小さいのに円高の当時ですら2900〜3000円(しかも税込みだったか税抜きだったかも忘れた)で、打ちのめされて見送ったことがある。あれからときどきこの時期にエディアールの店頭を見ていたつもりだが、今年も来ていたのか…。勝手に新宿伊勢丹食品売り場のヌシを名乗ろうと思っていたが、まだ修行が足りない。この機会に感謝。
原材料: バター、全卵、砂糖、小麦粉、転化糖、スピリッツ、でんぷん(小麦を含む)、食塩、香料、着色料(カラメル)、膨張剤
賞味期限は、おそらく日本で売られるようになった時期からでも数週間以上あるはず。
これはバウムクーヘンの原型に近いお菓子であり、とても由緒あるものなのだが、ほかのバウムたちと一緒に食べると、ちょっと「あれっ?」と感じてしまうかもしれない。層もほとんどないし(一説によれば2層ではないかとの観察 ^^;)…とげとげがほとんどないサコティスのような雰囲気だろうか。薄いが適度な柔らかさが保たれているのは、おそらく転化糖の効果ではないかと思う。
さて、お茶会のみなさま、また機会がありましたら、お声がけいただけたら幸いです。よろしくお願いします!
参考リンク:
○ 丸屋本店
○ ル・ブルジョンさんは、Facebookページを終了してしまったのかな?
○ ノリスケさん
○ ユーハイム
○ お菓子工房 木村屋
○ エディアール
○ バウムの書 – バウムクーヘンのデータを掲載しています。