今月の頭だったと思うが、どれくらい使ったかわからないほど古いまな板(プラスチック製)を捨てることにした。次の物を買ってきて色を見くらべると「あ〜、昔はこんなに白かったんだ」と実感。いくらいろいろな方法で洗っても、ここまで色がついては、新しいものを買ってきて正解だった。
実際、このところしばらく、まな板の上にカラフルな薄い板(切る食材の種類別に使いわける用途に便利な色別のセット)を使っていたので、直接まな板に食材をのせることはほとんどなく、真っ白ではないがまあいいかなと、買い換えを後回しにしていたのだ。
さて、捨てることになった以上は、何ゴミ(可燃、不燃、リサイクル)にするのかを調べないといけない。ところが区からもらっている表にも、区の清掃事務所のサイトにも、まな板が載っていない。
いちおう、長さが30センチ以上あるものは「粗大ゴミになる可能性がある」という恐ろしい文面を見つけたので、心配になった。千円ちょっとのプラスチックのまな板で有料引き取りなんて可能性があったら、もうお手上げである。
わたし「何食わぬ顔で、可燃ゴミとして出そう」(なぜならフライパン程度の調理器具なら不燃ゴミに出せると明記してあったため。フライパンがよくてプラスチックのまな板が悪いとは思えない)
家族「そんなことをして、これ見よがしに袋にシールを貼られたら、みっともない」(わが家の界隈は自宅前にゴミを出す習慣)
わたし「でも、どう考えてもこれは燃える。不燃ゴミではないし、フライパンを不燃ゴミに出せるんだから(以下略)…」
家族「わかった。清掃事務所に電話で尋ねよう」
わたし(そ、そこまで正確を期すのか、まじめだな…)
家族がその場で清掃事務所に電話。プラスチックのまな板1個であること、だいたいのサイズはこれこれであることを伝えると、次に聞こえてきた言葉が「えっ、そ、そうなんですか!」。半信半疑で、少し笑顔。いったいどういうことなのか。
電話を切ってすぐ聞いてみると、驚愕の事実が。
「とりあえず可燃ゴミの日に出してみて、シールを貼られて受け取り拒否されたら、粗大ゴミのシールを貼ってください、と言われた」
…なんじゃそりゃー(笑)。
要するに、清掃局が手配しているとはいえ、委託の業者もあるのだろうと推測。すべてが自前の職員であれば、全員で「まな板はどうするか」の約束ができていなければならない。委託だから細部はそれぞれの業者の判断に任せることにしている…ということなのではないだろうか。
驚きつつも、言われた通りにゴミを出した。普通の可燃ゴミと同じ大袋に入れると、まな板が問題になった場合にぜんぶをおいて行かれてしまうので、まな板だけは別のビニールに入れて出したところ、両方を持っていってもらえた。
電話を受ける人が違っていたら。その日の回収の人が違っていたら。もしかしたら、ちょっとしたことで、おいていかれた可能性はあるのかもしれない。
それにしても、まな板って、けっこう捨てる人はいると思うんだが、問い合わせが多くて困ったりしないのだろうか。それともみんな勝手に自分の判断で捨てているのか?