5日の午前から6日の夕方まで1泊2日の移動だったが、苦労したのはコーヒーだった。東京駅の売店でおにぎりとペットボトルの十六茶(だったと思う)を買い、名古屋あたりを過ぎたら食べようかという予定だったので、喉が渇いたわけではなかったのだが、あれは何時ころだろう…おそらく名古屋に到着するより前に、眠ってしまいそうになった瞬間、トレイに6個の蓋付きカップをのせて移動してきた販売員さんと目が合った。とっさに買ってしまったのだが…これが、まずっ(笑)。
日本に旅行して、車内販売で何か買おうと思った外国人、衝撃を受けないだろうかとか、大げさなことを考えてしまいそうに…。国際問題にならないかとか(←それは書きすぎだろうけれども)、あれこれと。
味も香りもないコーヒーだなぁ、ほかに選択肢がないのにこの値段かぁと、しばし…。
ひとり旅だから、ものが美味しく感じられなかった可能性は、もしかしたら「多少は」あるかもしれないが、それを差し引いてもなお。。。
今回は、一般論として、旅先で美味なコーヒーには、まったく出会えなかった。コーヒーの専門店にはいったわけでもないのだから文句を言う方がおかしいとはわかっているが、最初に遭遇した東海道新幹線の車内販売で「これしか選択肢がないのだから、320円とるのだから、もっと美味しくしてくれ〜」とショックを受けたため、全体的に「期待しない」方向に発想がいったのだろう。
バウム友のみなさんと神戸で喫茶店にはいったときは、いちおうコーヒーにしたと思うが、とくに印象なし。ただしその店は飲み物類の多くが税込み300円からあって、しかも食べ物を持ち込んで食べても文句を言わない太っ腹な方針。わたしたちはバウムなどを食べつつ、楽しくしゃべっていたのだ。
その後、ホテルにチェックインする前に、道すがらコンビニかコーヒー屋でもあったらコーヒーを調達しようと思ったのだが、ホテルの周辺はコンビニが数軒あることになっていたのに、おそらく町並みの問題で「目の前に行くまでコンビニに見えないような、地味なコンビニを建てる」という方針でもあるのか、見つけられなかった。最初は通過してしまい、チェックインのあとでファミマに気づいたので夜に寄ったが、笑えるのは翌朝になって「地味な色のローソン」を、なんと「ホテルの斜め前」に発見したこと。ローソンならテイクアウトのコーヒーがあったかもしれない。ホテルは部屋に備え付けの飲み物が日本茶だけだった。
さて、いったんチェックインしたあとで、ほんとうはご飯ものを食べようと思っていたのだが大丸で買い物をしているうちに時間が足らなくなり、最終目的地ユーハイム本店近くのサンマルクカフェ。う〜ん、サンマルクはもともと、東京でもほとんどはいらない店なので、予備知識なし。珈琲は印象に残らず。おそらくこれもまた、ひとり旅だから美味しく感じなかった可能性も、多少はあるのか?
ユーハイム本店でバウム焼成イベントをおこない、最後にたっぷりと試食のほかワインや珈琲を出していただいたのだが、ワインやバウムを先に満喫してしまったので、珈琲はすっかり冷めてしまった。
夜遅く、ホテルにもどってから、コンビニ(ファミマ)で買った「ネスカフェ」の紙カップ付きセットで、ソリュブル(←たしかネスカフェはインスタントという呼び名をやめたため)を飲む。ま、インスタント(じゃないか、ソリュブルか ^^;)とわかっていて1杯あたり数十円で飲むのだから、問題なし。
次の朝、ホテルのビュッフェの珈琲は、印象に残らず。もっとも、何度も席を立ちたくなくて食べ物とパン類と飲み物類を一度にテーブルに持ってきて食べていたので、冷めたからかもしれない。いやしかし、そのホテルではパンの脇にあったポーションタイプのパックはすべて「マーガリン」だったし、ポーションではなく器に用意されていたふたつの物体も「きなこマーガリン」と「○○マーガリン」(○○は忘れた)だったので、あまりよいものを使っているホテルではなかった可能性は、あるかな(^^;。
午前は菓子屋とパン屋を合計3軒まわって買い物し、少し時間が余ったので「さんちか」にあった神戸風月堂で、あんみつを食す。ほうじ茶がついてきた。さすが古くからある店のサービス品は、ほうじ茶でもちゃんと香りがある。
帰りの新幹線は余裕をもって移動した。新幹線の改札前の土産物屋でUCC上島のペットボトル入り「ミルク珈琲」270mlを、小さな天むすと一緒に購入。帰りの新幹線の中で食べる予定にした。午前に持ち歩いていたペットボトルのお茶もあったので、喉が渇くこともさほどないだろう。新幹線の改札をはいったところにコーヒースタンドがあったが、警戒して買わず。乗った新幹線の車内では、新京都を過ぎたあたりから、眠さに負けて、何度もうたた寝をする。夢も見たが、どれもいまひとつのものばかり。珈琲を飲みたいという欲求と戦う必要もなくてよかった。
東京にもどってから、最寄り駅のスーパーで少し買い物をして(家族の夕食の足しに食料品を調達)、家に帰るなり、珈琲を飲んだ。さらに夜にも飲んだと思う。自分の慣れている珈琲豆で、ポーションタイプの(いわゆる)コーヒーフレッシュではなく普通に牛乳を好きな量だけ入れたほうが、やはりわたしには合うようだ。