そのままの(未加工の)白イチゴを店頭で見ると、正直なところ、気持ちがかなりひいてしまうのだが、まぁそれは自分が買わなければいいだけの話。だがたまに菓子屋のサイトを検索していて「白イチゴで○○(ケーキ名)作りました」という画像があると、なんでわざわざ白イチゴで作るのかなと、考えてしまう。けっこう不味そうだな、と。
せっかく赤くて美味しい食べ物を、中途半端に白くする理由がどこにあるのだろう。紅白でおめでたいと考える人、もしくはそういう狙いに基づく需要もあるかもしれないが、それならば白っぽいほかの食べ物と一緒に出荷すればいいだけのことで、ほんとうは赤かった色を75%脱色しましたと言わんばかりの白いイチゴは、とても不自然に見えて、あまり食欲をそそらない。もっとも100%色を抜いたらそれはそれでまた食べられないであろうけれども。
同じような考え方の人もいるらしく、さきほどはあるウェブページで、有名店キルフェボンの白イチゴのタルトに「閲覧注意」という記号がついていた(←これはネットで検索するとすぐ見つかる)。う〜、その画像は、少なくともわたしにとっては最悪な見た目だった。
イチゴはぜひとも赤でお願いしたい。濃くする分にはかまわない。ザクロ色だろうとヤマブドウ色だろうと、白以外ならわたしは食べる。