社名だけ書いてもぴんとこない方がいらっしゃるかもしれないが、グレープストーンというのは「東京ばな奈」、「銀のぶどう」、「鎌倉五郎」、「ねんりん家」などの菓子グループ総本山であり、銀座には「ぶどうの木」という本格デザートの店も構える。それだけ有名な会社なのになぜか商品の一部と食器などを取りそろえたコンセプトショップは阿佐ヶ谷の地味な商店街にあるという、ちょっと変わった会社である。
さて、新宿小田急の食品売り場から、「東京ばな奈」ブランド販売もしつつ生菓子などを扱っていた「銀のぶどう」、そして和菓子の「鎌倉五郎」が、なんと3月14日をもって退店した。とくに「銀のぶどう」に関しては、食品売り場の角地にかなりのスペースをずーっと長いこと使用してきた、いわばあのフロアの顔のようなものだ。
どうしたのだろう。新宿に何か別の場所のあてがあって、発展的な意味での引っ越しなのか、それともブランドを整理して家賃を節約することにしたのか。だがわたしの個人的な考えでは、グレープストーンは非常に「小田急っぽい」感じがするのである。タカシマヤや伊勢丹とは雰囲気が合わず、もし小田急から下がるなら駅隣接のどこかのモールに移動するか、あるいは京王の食品売り場…いやいや、京王の食品売り場はただでさえ混雑しているので、銀のぶどうが引っ越しをしたら混雑がひどくなる。考えまい、考えまい。
さほど買うことはなかったが、あの場にあって当たり前の店と思っていたので、さみしい。今後は決まっているのだろうか。
そういえば新宿タカシマヤから銀座木村屋が退店したようなのだが、木村屋はどこのデパートでも店舗がありすぎるので、別にこれは新宿タカシマヤからなくなっても、客も会社もさほど痛手ではないと思う。ちなみに木村屋の跡地は「御座候」と書いてあった。たしか今川焼きのお店だったと思う。
京王の食品売り場、以前Paulだったところに、銀のぶどうが来るようです。Paulは立田野のところへ。立田野は上の階にもうありました。
それは素晴らしいですね。あのPAULがあった場所に銀のぶどうなら、まったく違和感もないです。情報ありがとうございます。
3月は入れ替わりが激しくて、阿佐ヶ谷の駅ビルなんて、1階も2階も、たいして店舗数がないのに、今月末に5店舗終了だそうです。。。次がすぐ決まらなかったら、さみしすぎます。ケーキをたまに買っていたカフェラカムも終了のようで、悲しいです。