以前から気になっていたのだが、資生堂パーラーのバウムをついに注文。油脂がバターのみであることは以前に聞いていたので、期待大。
このラッピングとパッケージがもう「いかにも資生堂」で、ぐっと心をわしづかみ。資生堂はここをお読みのみなさん全員が生まれる前から日本に存在し、関連会社の資生堂パーラーでさえ1902年からあるそうで、言わずとしれた銀座の顔のひとつ。
本体は、直径が約11センチ、高さが約8センチ。小ぶりだが、それほどふわふわしていないので、ずっしりした重さを感じる。
まずは、常温でおいていたものをカットして食べた。パッケージをあけた瞬間の匂いは、卵が強いように感じた。それもそのはず、鶏卵のほかに加工の卵白と卵黄をそれぞれ使っているようだ。
原材料:
バター、鶏卵、砂糖、凍結卵白(卵白、食塩)、加糖凍結卵黄(卵黄、砂糖)、小麦粉、コーンスターチ、でん粉、アーモンド、水あめ、加糖練乳、転化糖、食塩、レモン濃縮果汁、シナモン、香料、膨張剤、乳化剤、(原材料の一部に大豆を含む)
軽くぱさついた、やわらかすぎない生地。珍しい味であるとか、どんどん後を引くということはなく、シンプルで「あとでまた食べよう」と思える存在。
小分けしてラップし、冷蔵庫にしまっておいたものを、今日になってひとくち食べてみた。ぎゅっとしまって固さが増している。味と雰囲気がかなり変わった。
バウムクーヘンでとくに感じることが多いのだが、冷やしておいたものを食べたとき、口の中に長く残る「ねっとり」したような、独特の甘さは何に由来するのだろう。そのねっとり加減が乳製品の風味とからんで「ああ、冷やしたバウムを食べている」という実感がある。
これからも食べた感想と原材料をメモしておいて、似た感覚のときに見くらべるようにしていけば、正体がわかるかな。
参考リンク:
○ 今回の商品。本体は 2,625円 + 送料575円だった。
○ 資生堂パーラー – 公式サイト