銀座の有名な洋食店「古川」には、通称「スケキヨカレー」という食べ物があると聞いている。ドライカレーの中央に海老フライが2本、突き刺さるようにそっと左右に開いていて、それがまるで映画「犬神家の一族」の有名なシーン(湖の遺体)であるかのように、思えてしまうからだろう。
ちなみに、細かいことだが本物の「スケキヨ」はその湖の遺体ではない。スケキヨっぽいマスクをかぶった人物があの足の状態で亡くなる(ややこしい)。
以前に岡山か広島か、そのあたりの大学で学生が考案した「スケキヨ弁当」というのがあったと思う。それもたしか、足が湖から出ているかのような食材を使っていた。しつこいが、それもまた、ほんとうのスケキヨではなく、マスク姿のお兄さんのほうである。
さて、つづいてGoogleで「ほかにもないか」と思い検索したところ、スケキヨを入力しただけで出てくる連想の候補に「スケキヨ丼」があった。これは期待できる。いったいどんな丼なのか——
…うっ(笑)。
…なんと、韓国料理らしいのだが、釜飯のような炊きたてライスに、縦方向に焼いた魚が数匹刺してある。信憑性がよくわからないことと、元記事がもう消えているのでネット上にあるものは当時に元サイトから無断ダウンロードした人が再掲載したものだろう。
いずれにせよ、ご関心がある方は「スケキヨ丼」と入力すれば、見ることができるはずだ。見たからといって食欲がアップするという効果はないと思うので、無理せずにスルーしていただいても、もちろんけっこうである。