英語の単語であれば各種の辞書サイトが発音まで載せてくれているのでネットで発音をクリックをすれば教えてくれる事例が多いのだが(1)、日本語だとなかなかそうもいかないということに気づいた。あれこれ検索してみたところ、韻律読み上げチュータ スズキクンというサイトを発見。日本語の単語を入力すると強弱の記号でそのアクセントを教えてくれるというものだ。おかげで今日の疑問は解消となったが、今後もお世話になることがあるかと思う。
ネットでは「forvo」のように、ネイティブスピーカーが単語を録音して世界の人々と共有するサービスもあるが、これらは善意で成り立っており、もしあまり上質でない録音をする人があるなら、ネイティブ以外の人にはうまい人とその人を比較し評価するすべがない。やはり何らかの中立的な立場のサイトやサービスも含め、さまざまなサービスが併用されてこそ真価が発揮されることになるのではと思う。
日本語では、NHKあるいは国語学者の手による書籍として、いくつかのアクセント辞典が出版されているようだが、言葉を話す、大事にすることを念頭においた有志によるコミュニティサイトが、もっとあってもいいような気がした。サイトを立ち上げるほどの熱意や技術はもはやないかもしれないが、何か貢献できることがあったら、わたしも参加してみたい。
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(1) そうは言っても、あくまで単語ひとつである。前後に何か単語が重なった場合の強弱の移動は、セット単位で考えなければイントネーションをうまく把握することはできない。