今日、冷凍庫に何年も眠るものを思い出した。アイスクリームなら賞味期限がないとは言われるが、普通の食品では、よほど密封したものでもないかぎり、家庭用の冷蔵庫(に付属のフリーザー)ではたちまち味が落ちる。わたしが思い出したものはたしか3年くらい前に、ほんの一時的なつもりで密封パックにも入れずに放りこんでしまったものだ。通販で利用した店で「おまけにどうぞ、すぐ食べない場合は冷凍もいいですよ」と、つけてくださった加熱用の食材だった。
小さくて、かさばるものではなかったため、冷凍庫の食材たちのあいまにうまく収まること3年。わたしが「まだ食べていないもので、こういうものがはいっているはず」と、たまたま冷凍庫を開けていた家族に伝えたところ、すぐさま発見された。
解凍し、夕方になって加熱して食べてみたが、もちろんのことあの「冷凍焼け」の味。量はたいしたことがなかったので食べきったが、美味しく食べる期間を超過し、お店の人の心遣いを台無しにしてしまった。
それにしても、あの冷凍焼けの味はなんなのだろうといつも疑問に思う。ネットで検索したかぎりでは、水分が飛んで酸化が進む過程で、冷凍庫の内部で周辺の食材から出る匂いを吸着するのではということだった。
もうひとつ、今日発見されたものよりさらに小さいもので、数年くらい寝かせているものがある。近日中に探してみよう。