コンビニでおでんを買ったことがない、と思う。少なくとも東京に暮らすようになってからは、ない。子供のころにいまで言うコンビニよりももっと個人商店に近かったようなコンビニ(当然のこと夜間は閉店)でならば、カウンターで買って店の隅の椅子に腰を下ろして友達とつまんだことがあるような気がするが、画一的な意味での「どこそこコンビニのおでん」なるものは買ったことがないし、そもそも総菜や弁当を売る店に置いているおでんの保温容器にも手を出したことがない。
おでんは自分で作るもの、という意識があるからだろうと思う。それに、どうしても買うことになったらそれは誰かに頼まれてだろうと思うので、自分のことならば物怖じするかもしれないが、人の用事ならば堂々と買えると(たぶん)思う。
逆に、これまでもこのブログ等でもしかしたら書いたことがあるかもしれないが、運転免許を持っているわけでもないのに「ガソリンスタンドでガソリンを入れなくてはいけない状況になったらどうしよう」と、真剣に悩むことがある。だいたいガソリンスタンドそのものが、けっこう怖い存在だ。大きな道端にあるのに、いきなり車が出入りしたり、店員が案内のため通りに飛び出してきたりする。近くを歩いているだけで「こんなところでガソリンを入れなければならなくなったら、いったいどうしたらいいのだろう」と真面目に悩む。いや、だから、まず免許を持っていないことを認識すればいいのだが。
スキーに出かけたことがない。これはかまわない。ずっと知らないままでいいと思っている。ゴルフもそうだ。海やプールも遠慮したい。ああ、なんだ、ようするにアウトドアがだめなのか…いやいや、田舎でも都会でも、ひたすら歩くだけならば好きだ。ただぼけっと歩く。それがいい。
人がやっていないかもしれないことで、わたしが当たり前のようにやっていることが、何かあるかと考えてみると、それがわからない。だが以前に、ある食材について自分で作れば簡単ですよと話したら、相手がちょっと引いたことがあったので、もしかすると料理は人よりするのかもしれない。
何週間か前に、世間から数年遅れてやっとセブンカフェのコーヒーを買ったが、このたびセブンカフェは1年かけて全国のマシンを入れ替え、ホットラテに対応していくという。ちゃんと牛乳で作るものなのであれば1回は買ってみたいが、なんちゃって乳製品もしくは豆乳などであれば、買わなくていいやと、またもやひねくれたことを考えている。