さきほど「箸休め」によい英語はないだろうかと考えて検索していたところ、複数の場所で「箸休めというとさっぱり、あっさりしたものを連想し、お口直しといえばシャーベット」といった表現を見つけた。
いや、いや、それは…?
口直しというのは、その直前までがいまひとつだったので、そのあとくらい美味しいものを…という意味ではないのだろうか。箸休めは、料理の途中で小鉢や添えられたものを食べて、メインディッシュをより大きく心待ちにするという(同時に出ている場合にはそれを引き立てる)、よい意味での添え物だろう。まったく意味が違うと思うのだが。
転じて、嫌な会議がようやく終わり、口をついて出るひと言「口直しに飲みに行くか」。これが普通の感覚だろう。「お」をつけただけでいい意味になるとは、とても思えない。
(むろん、シャーベットでも食べないとやっていられないくらい不味い食事だったというのならば、話は別であるが ^^;)