東京都庭園美術館の庭がとても広そうだと聞いていたので、昨日はちょっと出かけてみることにした。現在は美術館だが、もともとは旧朝香宮邸だったそうである。近年になって庭を整備し、一般にも有料で公開しているらしいとのこと。JR目黒駅から徒歩10分以内で到着。
庭園美術館の庭のみならば入場は100円。現在のところ西洋の庭園が工事中で、和風の庭園のみが公開されていた。上記画像の上と左側が池。中央と右下は隣接する自然教育園のもの。そちらは入場料が310円だったが、都心とは思えない広々とした木立が広がっていた。場所と地形から考えて、おそらく両方が宮邸の敷地だったのだろう。一部が庭園美術館となって、残りが自然教育園として使われているのではと、想像する。
港区というと、人が頭に思い浮かべるのは六本木であったり麻布であるかもしれないが、高輪や白金台は、古さを残しつつも実際に人が住む高級住宅街である。広い道をすごい勢いで車が走ろうと、大通りに色白の化粧をした「プラチナ ドン・キホーテ」があろうと、人が新宿や六本木という言葉で連想するような荒削りな都会の姿とは、少し違う。
東京に住んで30年以上になるが、まだまだ知らない場所、訪れていない公園などが数多い。これからも暇を見て歩いていきたいと思う。