5月5日午後、連休で混雑必至の銀座と有楽町を散歩。実は家族が毎年ゴールデンウィークに、有楽町の国際フォーラムで音楽を聴くチケットを取っているのだが、今年は思いがけず義母のショートステイが連休の大半にかかったため、わたしも同じ日に遊びに行けることになった(←ショートステイがなければ、どちらかが家にいなければならないという意味)。
もともとわたしは音楽にさほど詳しくないことや、チケットは1人分だけ取ってあったという事情も重なり、わたしがひとりで午後を散歩にあて、家族が夕方6時に交通会館にやってくるということで、帰りの電車だけは一緒にしようと決めてあった。
わたしが有楽町駅に到着したのは午後2時過ぎくらいだっただろうか。まずは目の前の交通会館で、アンテナショップをいくつか…見ようと思ったが、まぁ、いつもと同じくらいの混雑。とくに週末は交通会館外側のぐるっとした周囲に市が立つので、普段の日よりは混雑。だが東京慣れしていない人たちの驚きようといったら半端なく、周囲から混雑に驚く声が…。いつでも来られる場所なので、北海道ほか何店舗か見たのみ。
交通会館をあとにして、周囲のアンテナショップをぐるぐると見てまわり、バウムクーヘンがないかどうかをチェック。京橋寄りに少し歩いた高架下の「茨城マルシェ」には、ファームクーヘンフカサク(深作農園)のメロンバウムが。そのすぐ近くの銀座わしたショップには、とくにバウムはなかったようだ。ぜんぜん関係ないが界隈でもっともすさまじい行列になっていたのは、その2軒に隣接した有名パン屋「セントルザベーカリー」であった。
ほかは、寄った順番も店舗位置もめちゃくちゃだが、いちおう書いておくといしかわ百万石物語(石川県アンテナショップ)、いわて銀河プラザ(ここには木村屋「夢の樹バウム」2種類がカット販売、各270円)、ぐんまちゃん家(とくにバターを使っているようなレベルでのバウムなし)。広島県のショップTAU、山形プラザも寄った。
山形プラザに近い場所にある、やや交通量の少ない通りに「銀座のカフェビストロ 森のテーブル」という店がある。上のフロアでは食事ができるらしいのだが、わたし個人は1階の道路に面した売り場でバウムしか買ったことがない。今回も別々の味のものを1個ずつ、4個購入。1220円だった。
デパートでは、三越を見た。とくにバウムクーヘンでの特筆事項はなし。混雑は、いつもの週末よりは、やや多めといった印象。全体的には、いつも通りである。松屋は寄らなかった。
途中で寄ったのだが順番を忘れてしまったので最後に書くと、ギンザシックス。かつて松坂屋があった場所である。周囲の建物と、あろうことか「そのビルとのあいだにあった道まで敷地内にしてしまった」という、大きめショッピングセンター。道を潰すってどういうことなんだ、中央区。いいのか、それ…。
ひと言だけ、言わせていただこう。よほど目的があるのでないかぎり「あと何ヶ月かは、行くもんじゃない」場所である。入り口の付近から交通整理がはじまり「手前の入り口は使わないで、中央からはいって」と拡声器で係員がしゃべっていてもガン無視して自分だけはと手前からはいろうとする客たち(笑)、わたしのように従順な(!?)客が中央の入り口からはいった場合でも、まず玄関から内部のエスカレーターへの道が列になっている。別の係員さんが「地下にいらっしゃるお客様、左手側に地下用のエスカレーターがございますので、左手側にお進みください」というから半信半疑で左側を見たら、地下方向ならば、それほどは混雑していなかった…が、エスカレーターに乗ってから地階に到着するころ「回る方向に逆らわずに進んでください」との指示。その流れに逆らって動きまわる人がいるとみんな身動きがとれないということらしい。
流れに沿って歩きながら、自分の目的の店が見つかった段階でその流れから外れてほしい、たとえ遠回りでも流れに乗ってくれ、と…有り体にいってしまえば「回遊魚になってください」であり、上品に言えば「フランス気分でラウンドアバウトのような運転を」ということなのだろう。まぁ、別にここで腹を立てても仕方ないので、歩いてみた。
わたしはユーハイムの「カフェ・ユーロップ」でバウムクーヘンが買いたかっただけなのだが、そのフロアの半分くらいまで進んだ段階で、ようやく回遊魚のようなことをしなくても歩いてよさそうだと気づき、きょろきょろすると、あった。その一画は普通のデパ地下並みには、空いていた。繁盛していないという意味ではなく、普通だった。
けっこう混んでいたのは「おぎのや」と「マーロウ」ではないかと、個人的に思う。
レトロな洋菓子もあり、カウンターで食べることもできるようだったが、わたしはコーヒーバウムクーヘン2段を1個(缶がかっこよい)、チェリーサンド5個入り1箱、ばら売りのバウムクーヘン2個を購入、3000円強だったが、会計にカードを出したら電子署名だった。うわー、さすがだよ。銀座あたりの店ではノーサインだとかっこ悪いだろうし、レシートにサインさせるのもいまひとつだろうし、電子署名かよー。電子署名なんてごくたまに海外荷物が届いたときにUPSが持ってくるのと、アップルストアで修理の支払いと、近所が老人だらけで時代が早すぎたのか廃止したらしいけれど若手の佐川ドライバーが持ち歩いていたのと、それくらいしか経験ないよ。かっこよいな(^o^)。
このギンザシックスの界隈は、とにかく、混雑がすさまじかった。ぜひ、お目当てがないならば、夏くらいまで行かないことをおすすめする(笑)。
最後に…これはほんとうに、首を傾げているのだが。
わたしは、このとき銀座が歩行者天国をしていたようには思えないのである。信号も何度も渡ったし、係員さんたちが車を通そうと歩行者を制限する場面にも多く遭遇した。そして周囲で「歩行者天国やらなくなっちゃったの?」と言っている人も、存在した。
だが、警視庁のサイトを見ても連休中に歩行者天国をやらなくなったとは書いていないし、実際に連休のブログで歩行者天国をしていたように書いている人もいる。目が点である。どなたか、実際のところをご存じないだろうか。