うちの近所の駐車場に、なにやら用途のはっきりしていそうな自転車スペースがある。2台分がおけるのだが、1台くらいは使われていることがある。契約している人が使える自転車なのだろうなという程度の認識だったが、どうも都内のいくつかの地域では、自転車シェアリングのシステムが広がっているらしい。
どの企業または団体が運営するかで方針は多少違うらしいが、大まかに——
○ 事前に使用の申し込みをする(会員登録)
○ 自転車が用意されてある場所に出かけて、その自転車を解錠し、スマホやICカードを使って精算
○ 契約されている別の場所もしくは元の場所に、(自転車をおける空きがあれば)返却できる
○ 料金は時間単位もしくは1日程度
——ということらしい。
たとえば中野区だと、シェアペダルというサイトを見てみたところ、隣接の区にはさほど自転車ステーションが多くないが、台東区あたりにはありそう。おそらく、中野区から台東区にまで移動する人がいるかどうかは想定外だろうから、区内の利用を前提にしているのかと思う。
23区内では賑やかな場所になると自転車の多さがかえって面倒(店の前などで停められると歩行者や店の出入りにも影響)な話になる場合もあるし、歩道も歩行者優先という認識なく走る自転車があることも事実だが、こうした自転車シェアリングの流れは、おおむね、歓迎すべきことと思う。