今日、頼まれものの分も含めて、大小さまざまなパンをトレイに載せてレジに向かったのだが、「お持ち帰りですか?」と聞かれて少し驚いた。いやたしかに、そう尋ねろというマニュアルがあるのだろうから、その店員がどう感じているかは関係ないのかもしれない。おそらく、尋ねることが決まりなのだろう。
だが一瞬「この量をこの場で食べろってか〜?」と、吹き出しそうになってこらえた。
ところが、わたしの隣にやってきた別の客では、話が逆だった。小さめのパンを2個トレイに載せてレジにやってきたその客に、わたしとは違う店員が、「お持ち帰りでよろしいですか?」と尋ねた。おぉ、それはわたしのような客に使ってほしかった。この客に対しては何か店員の勘で「持ち帰る」という予感になったのかなと余計なことを考えつつ聞いていると、客の返事は「いえ、食べていきます」。
予想がはずれた店員、すかさず「ではお飲み物などいかがでしょう」と尋ねるが「いえ、大丈夫です」と、なんと客はパンだけトレイに載せたまま、席に向かってしまった。すごいぞ。飲み物の拒否というのは、店のルールうんぬんよりも気持ちの問題として、できるものなのか。何を飲み食いしているか周囲に把握されにくいフードコートならまだしも、そのパン屋の用意した店内の喫茶スペースである。ん〜、そうなのか。店内のフリーサービス用の水をもらうのだろうか。それとも飲み物なしでパンだけなのか。考えはじめるとキリがない。
わたしだったら、やはりパンのほかに、飲み物を買うなぁ。そのほうが美味しく食べられる。