中塚翠涛さんのペン字練習帳もだいぶ進んだ(字はうまくなっていないが、ページとしては進んだ)ので、次は般若心経の写経をやってみようかと、本を買ってみた。1日1行ずつ、そして最初のページが当然のことながら「摩訶般若波羅蜜多心経」ではじまる本である。
字がうまくなるわけではないが、自分の字が、普段から「いかにさらっと細部をごまかそうとしているか」に気づかせてくれる機会と思っている。細部までのなぞり書き欄はそこそこうまく書けるが、つづいて簡単ななぞり書き、細かい罫線のみ、間隔の広い罫線のみ、そして空欄のみと進むにつれ、馬脚を現す。
お手本に沿って文字を書くという、たったそれだけの作業なのだが、それをこなしていくと、何やら余分なこと(過去や自分のあり方、そして今後)にまで考えが広がっていきそうな予感。最終的には、奥深い意味を持つこともあるかもしれない。
ひとまず、1日1ページ、やってみたいと思う。