最近わたしが文房具に凝っている話はこのブログでも書いているかもしれないが、ボールペンの各色を片っ端から買いあさったあと、現在「筆ペン」に気持ちが向かっている。カラーの筆ペンもあり、何週間か前に呉竹から出ているメタリック筆ペンというのを買ったわけだが、通販以外でももし文房具屋に何かあったらと思い、棚を見ることがある。
先日、高円寺では歴史のある不二屋(大きな店だったのだが、だいぶ前に建物をカフェに貸し出して自分たちは裏手の小さな店舗に移動してしまった)で筆ペンを見ていた。なんとなく、ほんとうになんとなく「ぺんてる」の「うす墨サインペン」というのを購入した。説明には「うす墨サインペンは筆を使い慣れていない人でもサインペン感覚で簡単にふで文字が書けます」とあった。
持ち帰ってきて、家でそれを使おうとすると、家の者が「普通、薄墨というのは、弔事に使うものでは」と言う。あわててネットで検索したところ、たしかに「涙で薄くなった墨」とか「墨をする時間も惜しいほどに急いで弔事の文字をしたためている」という意味が薄墨にはあるそうだ。
ぺんてるの説明、何度読んでもそんな言葉が書かれていない。
う〜む。
とりあえず、自分の日常の用途にだけ使うことにしよう。