忘れていたこと自体がとても不思議なくらい衝撃的な出来事が、1年前にあった。
さきほどのことだ。自分が「衝撃的すぎてネットになんか書けない、家族にも半日経ってやっと話せた」と、詳細は書かず、ひたすらぶるぶると打ち震えているような表現のみ書いていたことを、Facebookの「過去のこの日」で見つけたとき、わたしは「いったい去年、何があったのだろう」と、かなり考えた。家族にも聞いてみたが、わからないらしい。
とにかくわかっているのは、1年前に、わたし自身が「病院の待合室ですごいお婆さんの言葉を聞いた、聞きたくなかった」と書いていることだけ。
そのときぼんやりと、なにやら「お婆さんが人前で話すべきではないことを言った。周囲、とくに窓口の人がかなり驚いて、ぎょっとしながら上半身をうしろに引いた」ような記憶がよみがえってきた。
もうこれ以上は思い出せまいと、あきらめた。わたしが日々のことを手近なノートにボールペンで書き殴るようになったのは、今年の頭くらいからだ。去年の7月では、ネットに書いていなければどこにも書いていない。あきらめるしかない。
だが15分ほどして、急にすべてがつながった。
相変わらずネットに詳細は書けないが、どうしても知りたい人はお問い合わせを(苦笑)。
お婆さんは、あり得ないものを、窓口に「先生(医師)が見るならと思って、持ってきた」と言ったのだ。
あのときの窓口の人、ぎゃーっと叫ばなかっただけでも、さすがプロである。