実は11日付けで書いた「数日安静にしているくらいでは、おそらくよくならない」という悪い予感が当たってしまい、13日の日曜日夕方には、左の上腕を中心に痛みが激しく、しかも一時的とはいえ指先までじーんとしびれるような状態に。
当然のこと夜も眠れるはずがなく、不安と疲れ、そして「寝なければという焦り」によってのたうちまわり、就寝前と明け方の2回ほど鎮痛剤を飲んで、ようやく朝を迎える。
その朝わたしが願っていたのは「これ以上悪化したくない」、「鎮痛剤だけは山ほど確保しておきたい」ということだったので、まず馴染みのクリニックの診察を受けて鎮痛剤をもらうことを考えた。そこは内科が中心だがとりあえずなんでも診てくれるし、外科もやっている。整形外科で通院している別の病院が夏休みだからとりいそぎ鎮痛剤だけほしいと言えば、出してもらえるはずだった。
さて、朝の予約開始時間を少し過ぎたころそう決意し、ネットから予約状況を見てみると、午前から30人くらい診察待ちになっていた。これでは午前に並んでも診察は午後だ。
予約をあきらめて午後の窓口に直接並ぶことにした。ネットからよりも実際の窓口に並ぶ人のほうが少し早く受付開始になる仕組みなので、気分に余裕があるならば、そのほうが確実なのだ。
午後の受け付け開始のタイミングで出かけてみると、クリニックのスタッフが小声で話している内容によれば、午後の受け付け開始時間になってようやく午前の患者が終わったらしい。これでは医師は休憩も取れないな、お気の毒に…。お盆で休んでいる小規模クリニックが周辺に多いので、よけいに混雑が集中したのかもしれない。
午後はわたしほか数名の方々が受付をして、その後はさほどの混雑もなく診察が進んだが、できるだけ午前に診てもらいたいという心理は、やはり大勢の人に共通しているのだろう。あるいは総合病院のように午前しか診てもらえないと思ってしまうのだろうか。
顔見知りの医師にわけを話して、指示されたとおりに腕を動かしてみせたところ、動きそのものは問題ないので、肩の関節というよりは筋肉痛のような局所的な症状だろうということになった。とくにレントゲンも撮らずに、鎮痛剤と湿布を処方してもらえた。ありがたかった。
通院の往復でも、わずかな荷物のほかは傘だけで、重い物を持たないように注意したが、やはり帰宅後にどっと疲れ、そして痛みが。
日曜の晩、つづく月曜日は、もしやほんとうに悪化してしまうのではないかと思うほど、何をしても苦しかった。姿勢を変えるとそのタイミングで体が痛さを思い出し、また次の姿勢に慣れるまで上半身が悲鳴をあげた。鎮痛剤は日曜夜から火曜までで、1日2回か3回くらいは飲んだと思う。湿布を貼って、薬を飲んで、いつも通りに生活をするしかなかった。痛いからと横になっていても痛みが治まるわけではなく、むしろ何かをしていたほうが忘れられた。
ポケモンgoも、悪天候で傘を差しながらであるためほんの短い距離だけだったが、毎日出かけた。動かなければ肩が固まってしまうような恐怖と、「意地でもいつも通りのことをしてやる」という思いがあった。
ところが水曜日。朝のうちに少し両方の肩が重苦しいと思っただけで、鎮痛剤を飲もうという気分にもならなかった。午前に、今後の外出で肩を大切にするため注文した普段使いのリュックも到着。気分が明るくなった。午後になって少しまた買い物とポケモンに出た。傘を差しながらの外出で心配だったが、リュックのおかげで楽に移動できた。
帰宅して、さすがに肩が重かった。だがすぐさまうずくまるということもなく、湿布も夕方以降になって貼った。
このまま、苦痛の山を越えたのであればよいのだが…油断はできない。