キングコング 髑髏島の巨神 (2017)

 どこかの有料チャンネルで放送されたときに録画しておいた作品を、昨日になって見た。かつては優男(やさおとこ)の役が似合っていたトム・ヒドルストンがマッチョな元軍人として登場。マーベルの「ソー」シリーズで主役の弟ロキを演じて以来、体を張ることにしたのだろうか。見た目についてだけ語ると、意外なまでに似合っていた。

(画像はAmazonから)

 戦時中に日本兵と米兵がある島に不時着して決闘をしているシーンが登場。その後28年を経て、島に何らかの調査を目的とした学者と軍人、業務で同行の民間人らがやってくるところから、話ははじまる。

 島がまったく普通の島(手つかずの原生林ではなくて人の手がはいっている)ところにまず違和感があったのだか、登場人物らはそれを気にもしないらしい。こんなに見晴らしがよい場所に、コングをはじめ巨大な生物がたくさんいたら、身を隠すこともできないはずだ。普段から見えていないとおかしいだろうにという思いをよそに、巨大生物らは神出鬼没に手際よく登場、そして退場。

 やがて、島がなぜ手つかずではなくて整っていたかの謎は解けるのだが…。それにしてもやはり「そこらへんの島」の度合いが高い。もう少しだけでも、ロケ地選びや見せ方の工夫で、それらしさを出しておけばよかったのにと残念に思う。

 話はコングというより、軍人役で登場のサミュエル・L・ジャクソンがかなりの割合を占めている、ひとまず中盤から後半にさしかかるあたりまでは、彼が中心。

 この映画の内容を整理しようと思うと、頭の中にはモスラとインファント島が浮かんだり、あるいは登場する映画作品によっては破壊者であったり守り神でもあったゴジラが重なったりと、雑然とした思いにとらわれる。H.G.ウェルズの作品で切り立った台地のような場所に文明から取り残された太古の自然がそっくり残っていて恐竜もいるという作品があったと思うが(タイトル失念)、そのあたりの話も頭の中でまじってきた。そして作中で登場人物の一部が語る「地球空洞説」という言葉を聞くたびに、頭の中には作家「荒巻義雄」の作品群がぐるぐるとまわった。どれもわたしが若いころに読んだ本や見た映画の記憶を、ストレートに突いてきた。

 軽いか重いかと聞かれたら全体はあきらかに「軽い」ので、お時間のある人は見てもよいかと思う。わたしはそこそこ楽しかった。

 ところでこの映画、エンディングのスタッフロールをぜんぶそっくり見ていると、つづきがはいっていた。録画だったので切ってしまうこともできたのだが、ずっと再生のままにしておいたら偶然に気づくことができた。

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