故障かと思ったら…の「あるある」

 いろいろな「あるある」を見聞きしてきたつもりだが、今日の自分の勘違いは、なかなか新しいものだった。10分程度とはいえ、故障だったらどうしようかと悩んだ。寒空のもとに向かう銀座アップルストアの外観やら、財布から飛んでいく諭吉やら、さまざまなことが思い浮かんだ。

 今朝のことだ。

 ネットはしょっちゅう見ている。ちょっとしたやりとりはiPhoneでもおこなうが、丁寧な返信や長文のメールは、だいたいは1〜2時間に1回程度、パソコンの前に座ったときに書くようにしている。

 朝のうち台所でiPhoneを見ていると、いくつか丁寧に返事をしたいものがあった。頭の中で「だいたいこんなこと書こう」と決めてパソコンに移動したところ、ブラウザに文字が入れられない。日本語をオフにして英数字だけにしても、入力しようと思ったそばからカーソルの表示がおかしい。ならばと、ブラウザを閉じてみたが、ブラウザのせいではないらしい。エディタにも文字が打てない。カーソルがぐらぐらと、妙な文字が出たり位置が左右に揺れる。
 日本語入力のATOKを確認しようとしても、画面上部のバーで設定画面を開くことが難しい。いや、日本語入力以外でも、何らかの設定メニューを開こうとすると、何やら画面全体が揺れてしまう。

 本体の再起動をしてみても、パスワードを入れる画面で同じ症状が出る。左右にカーソルが揺れて入れているそばから順序が変わる。しまいには「ディスクユーティリティを利用しますか」の画面。そこまで深刻なのか?

 家族にも声をかけると心配してくれて、ひさびさにPRAMクリアを(←普通よりも少し高級な再起動と思ってもらえればよいかと)してみることになった。それをやっても、症状に変わりなし。

 パスワードが入れられないのは、話にならない。

 そうこうするうちに、家族が「ATOKのせいかな」と言った。そしてわたしが最初にやろうとしたように、ATOK設定画面を開こうとして、揺れるカーソルを見ながらこうつぶやいた。「なんだか、ずっとキーが押されたような状態だね」

 …まさに、それだった…
 なんたることだ、それだったのだ。

 実は2階に移動してきてすぐ、Bluetooth接続していたキーボードとトラックパッドを「使わず」に、本体についていたキーボードを使おうとして、この症状が出たのだ。つまり、本体から30センチほど離れた場所に置いておいたトラックパッドの上に、何かが…ほら、乗っているじゃないか。脇においていたはずのキーボードがずり落ち、トラックパッドに触れて「ずーっとカーソルが押された状態」だったのだ。原因はこれだった。

 これに気づかなかったために、10分間とはいえ、パニックしそうになった。
 笑い話で済んでよかった。

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