1週間くらい前になるが、わたしは起床時に手首近くの皮膚が痛いことに気づいた。何かの跡がくっきりついていて、皮膚の一部に傷がついていた。そして気のせいか、くぼんだ皮膚が黒ずんでいた。まるで火傷のようだった。
半日して、そのくぼんでいた部分がほんとうに白っぽい状態(内側から液が出てきて火傷の跡のような見た目)になっていることに気づき、オロナイン軟膏を塗って様子を見た。その時点から2日ほど待ってみて、変化がないため近所のクリニックへ。もともと通院以外で行く用事があったところを予定変更して診察してもらったところ「火傷そっくりですね」と医師も言う。だが発生場所は布団の中である。火傷するようなものは何もなかった。
しいて言えば、可能性として、布団の近くにあった充電用のケーブル(ライトニングケーブルほか)が、布団の中に紛れて、手首に当たっていた可能性は否定できない。
だが、ケーブルの先端部分が皮膚に当たって、それが人間の皮膚を相手に発熱して火傷を生じさせることなど、あるのだろうか。仮にそれがケーブルそのものではなく充電中のスマホが手首に当たっていたのならば、こんな程度の傷(ごく小さくてペン先2本分くらいの幅)にはならないし、布団そのものが焦げているだろうと思う。ケーブルの先端がそこにあった可能性は否定しないが、スマホが充電中であったなら、わたしはそのことをもっと覚えているはずだ。だが直後から「いったい何が当たってこんな傷に?」と首をかしげたのだから、その正体は、ごく小さな「尖った」ものと考えるのが自然と思う。
さて、その診察から1週間弱。処方された軟膏を塗っても、劇的によくなるわけではなく一進一退であるところから、ますます火傷の疑いが払拭できない。火傷は時間がかかるものだ。悪化はしていないが、今後の数日でどうなることやら、やや心配である。