頭をかかえているところだ。紙ではなくデータなら、未来に残せていつでもふり返ることができ、色あせないと思っていた。だが、それは違うと、何年かに一度、こうして思いしらされる。
ロリポップ上で運営している独自ドメイン mikimarche.com だが、システムのアップグレードがおっくうで、何年も放置していた。だがそろそろSSL非対応のサイトにはブラウザ上で警告を出すようになると聞いたので(とくにChromeが予定しているらしい)、アップグレードをしてSSLに対応できそうならば手を加えてみようかと思っていた矢先のこと、使っているCMSのシステム Nucleus が、ときどき挙動不審になると気づいた。原因がわからない。
最初に気づいたのは、6月10日だ。5月22日に使えた機能が6月10日に403エラーとなり、文章だけでだましだまし掲載した。わたしは何も設定を変えていないがロリポップのお知らせを遡って読んでも何か変更があったとも書かれていない。原因がわからないことには、そのうちやろうと思っていたシステムアップグレードで「完全におだぶつ」にしてしまう危険性もゼロではない。
ならばシステムをアップグレードするまでに、少しでも内部の設定を確認して、変更できるところはしてみようと思ったが、ほかにも403が出る場所を発見してしまった。わけがわからない。パーミッションを変えた記憶はないし、ロリポップ側が何らかの事情でパーミッションを変えたのなら連絡がくるはずだが、そんなメールを受けた記憶もない。
アップグレードで完全に壊れたら困るので、別の階層に新規にシステムを入れて現在の内容をコピーし、動作確認しようかと思ったが、おそらく記事の内部URLが崩れてしまうリスクがある。そして何より「ブログ開始時のわたしは何がおもしろくてこんな複雑なカスタマイズをおこなっていたのか」と、同じようなカスタマイズを最初からやるつもりになれないことに気づいてしまった。
アップグレードで新ファイルを上から被せ、403が再現した場合は、お手上げである。だがこういうことに気づいてしまった以上、対策を講じずに同じシステムをだましだまし使っていくことはできない。
データならば先に残せると、ずっとそう信じてきた。だがレンタルサーバやウェブの環境の変化に対応しつつシステムアップグレードやメンテナンスをしていくだけの、自分の体力(頭脳労働)が、その想像からは、すっぽり抜けていた。
このブログを書いているWordPressは開発陣がずっと10年以上も勢いを保ってくれているのでまだ書きつづけられるが、Nucleusのように開発が細々としてきたものや、phpBBのように日本語のローカライズが入手できなくなったもの(わたし個人は英語のメニューでもかまわないが読みに来てくださる方はそうえはない)が増えてくれば、利用するシステムを変更して別のものを使わねばならない。自分はずっとものを書きつづけたいが、できるだけ無料レンタルサイト上ではなく自前で書いていきたいという思いは譲れず、いつまで自分の根気がつづくのか、やや心配である。
さて、mikimarche.comだが、どうしたものか。。。
できるだけ早く、決断しなければならない。