楽天市場の会員でもあり、西友のネットスーパーからも買っていた時期がある人間としては、両方からメールでお知らせが来たので嫌でも目にはいってしまった「楽天西友ネットスーパー」の情報。
いちおう、公式サイトもできているようであるが… → https://sm.rakuten.co.jp/
パッと見ると「西友っぽい」。商品の詳細は不明だが、生鮮品も扱うのであれば、ほとんど西友の機動力に楽天が乗って「いいとこ取り」をしているのではという想像が働く。これまで楽天マートの商品取り扱い内容が移り変わった経緯をふり返っても、楽天市場にはスーパーをスーパーらしく印象づけるレベルでの「生鮮品」を流通管理する能力が、ほとんどなさそうに思うのだ。
2012年7月に楽天市場が鳴り物入りではじめた楽天マートは、初日から大混乱で、生鮮品を含む注文をした人が当日受けとれなかったり、いったいいつ誰が持ってくるのかも確認できないといった状況で、大ブーイングだったと聞いている。
そのころわたしはたしかサミットネットスーパーを愛用していたのだが、そのサミットがネットスーパー事業を2014年秋に終了することになったため、その年の11月ころから数回ほど楽天マートで注文をした。当時は多少の生鮮品があった楽天マートだが、年明けのリニューアルで商品内容が改悪となり、ほとんどすべてが加工品と冷凍品に変わってしまった。
そのころだったと思う。加工品と冷凍品なら遠隔地でも運べるという判断から、楽天マートは地域限定サービスをやめて全国に配送するサービスとなったように記憶している。
いっぽう西友ネットスーパーは数年前から常温便だけの配送を「倉庫館」という名称で全国展開、冷蔵や冷凍品を含む日配品は地域の西友から「ネットスーパー」として配達させるというスタイルをとっていた。リニューアルで「倉庫館」の名称を「ビッグセーブ」に変えたものの、やはりあまり業績はよくなかったようで、今年の1月に常温商品の全国展開をやめている。
今回、西友と楽天が一緒になり、日本国内の一部地域でサービス開始とのこと。さすがにこれまでの経験から全国展開は厳しいという判断か、対応エリアはかなり飛び石状態だ。関東地方ならば北関東3県が含まれていないが、同じく北関東のはずの埼玉が配送エリアにはいっているのは、おそらくそこに西友の大型店舗でもあるのではないかと、勘ぐってみる。
開始日が、東京から少し人の減るお盆の最中というのが、ちょっと気になる。いきなり注文殺到されては困るということかもしれない。いや、それも勘ぐりすぎか(^^;。