新潟にはたくさん店舗があるらしい大阪屋。公式サイトには創業が安政五年と書いてあるが、安政って、安政の大獄という言葉があるくらいだから幕末だよな…? おっと、検索してみたら、ほんとうに大獄の年(1858年)だった。
こちらのお店は、以前からネットでバウムを通販しているのはわかっていたのだが、原材料表記が見つからず、食べて美味しいというクチコミをしてくださっているブログにも原材料が書かれておらず、バター使用のものを重視したいわたしとしては、注文の前にかなり迷った。
だが「まさか、まったくバターがはいっていないわけでもないだろうし」という気持ちと、家の者が「当たり外れがあって当然だ」という考え方で背中を押してくれたので、注文を決意。
そして無事に本日、バター使用を確認して、ほっ(^^)。安心して食べられる。
ずっしり重いのは箱かと思ったが、中味もかなり重い。これは期待できそう。
厚手のビニールの下には、とても軽いトレーがついていて、型崩れを防ぐと同時に、皿に移さなくてもナイフを入れることができる。
重さだが、パッケージには440gと書いてあったが、とんでもない。トレー付きで499gで、トレーは5gだったので、実質494gである。控えめに印字してあったのだろうが、多い分にはクレームはないだろう(笑)。
サイズは、直径18cm、高さ 4cm 、中心の穴 8cm 。
周囲のチョコレートだが、これは市販品の貼りつけではなく、きちんと洋生(準チョコ)が塗ってある。他社の一部の商品では、残念ながらいかにも貼りつけましたというチョコがあるが、美しく塗ってあるこのチョコはポイントが高い。
さて、お味。これは最初に書いておかねばならないが、かなりしっとり。だが無理にしっとりさを持続させるための小細工がなく、味が安っぽくないのは、仮にも市販品なのにどうしてだろうと、ちょっと考えた。
そして思いついたのは、脱酸素剤がはいっていなかったこと。
(注:これを書くにあたって、無意識に捨てたのかとゴミ箱も見たのだが、やはりなかった。だが、ぜったいになかったとは、ちょっと言い切れないのだが…たぶん、はいっていなかった)
賞味期限が10日くらいに短めに設定してある理由はそれなのだろう。脱酸素剤がない分だけ、パッケージのビニールがかなり立派だったように思う。ほんとうの商品の水分が、近い形でキープされていると、こんな味わいになるのか…と感じた。
味はストレートで、適度にやわらかく、年齢に無関係に家族みんなで楽しめる。本格にこだわる人には物足りないかもしれないが、わたしは商品の姿勢とチョコのかけ方に感銘を受けたので、二重丸をあげたい商品となった。
お値段は1575円、送料は東京まで550円。代引き手数料はとられなかった。対応も早く、良心的。
原材料:
○ 卵、砂糖、バター、小麦粉、小麦澱粉、準チョコレート、ショートニング、マジパンペースト、水飴、洋酒、食塩、バニラシュガー、ソルビトール、膨張剤、乳化剤、香料
(原材料の一部に大豆を含む)
参考リンク:
○ 大阪屋
○ 楽天市場で大阪屋の商品を見る