東京ミッドタウンのサントリー美術館に出かけた。家の者が12月4日までで終わってしまう「南蛮美術の光と影」という展示を、見に行くのを忘れていたと数日前に言い出したので、一緒に出かけることになったのだ。
とてもよい展示で、屏風や絵画がとくにおもしろく、ああわたしでも見てわかる展示会というのがあるんだなと、そんなことに感動してしまった。
そのあと、今月中旬に移転オープンしたというノイエス(かつて横浜市青葉区を中心に複数の店舗を構えていたコンディトライカフェ)を見てみたくて、早足で青山方向へ。地下鉄の駅でいうと青山一丁目だが、さほど苦もなく徒歩で移動できる。
途中で空腹になり、ミッドタウンのブーランジェリ浅野屋で買った小さな揚げパン「ポテコロ」(だったかな?)を、歩きながら頬ばる。まだぬくもりがあって美味。このおかげで青山までたどり着けた。
ドイツ文化センターに到着。ノイエスは1階にオープンしたはず…おぉ、あったあった。入り口はパンやケーキ、焼き菓子の売り場で、奥がテーブル席になっている。12時半を過ぎていたが、わたしたちがほぼ最後の「数分とはいえ並んだ客」で、そのあとはいっせいに周囲が空席になったことを考えると、やはり典型的なオフィス街なのだなぁ。
11:00から14:00までがランチで、800円のものがふたつ、900円のものがひとつだった。
記憶を元に書くなら、800円のうちわたしが食べたのが豚肉のシュニッツェル、もうひとつ連れが食べたのがショートパスタのチーズ焼き(みたいな名前)、頼もうかどうか迷った900円のランチが野菜のシュトゥルーデル。
このほか、100円をプラスすると珈琲か紅茶が出る。
ちなみに珈琲がはいっていたカップが気に入ったが、公式サイト「ビレロイ&ボッホ」を見に行ったところ、けっこう高いものだった。いいなぁ、いつか自分でも買ってみたいぞ。
さて、メインに話をもどすと、こちらが連れが食べたショートパスタ。この皿は中央がくぼんでいるので、量はけっこうある。
こちらが、わたしが食べた豚肉のシュニッツェル。薄い豚肉のカツレツ。
肉の裏にレモンと、サワー感のあるポテトサラダ(荒くつぶしたもの)のようなものがあった。
いや〜、美味しかった。店内はまだ開店まもないということで客さばきがいまひとつの印象だったが、あと何週間かしてもう少しこなれてきたころ、また食べに行きたい。
ちなみに、野菜のシュトゥルーデルは時間がかかるようで、時間がかかることを知らずに注文してしまった人たちがどうしようかと相談している声が聞こえた。また、珈琲が出てくるタイミングが悪く、待てないので飲み物キャンセルでお帰りになった方々も。
わたしたちが出たころは店内がらがらだったが、オフィス街で店を開くというのはたいへんだなぁと思う。ちなみに営業時間は早朝7時から23時までらしい(ドイツ文化センターの方がツイートしていた情報)。ランチの料金にこだわらなければ、好きな時間に出かけて空いているとき楽しむのがよいかと思う。屋外テラス席もある。
(注:ノイエス公式サイトでは朝8時から23時までの営業と書かれていた)
ノイエスについては、数日後に、バウムクーヘンについて別記事を書く予定。
さてそのあと、すぐ帰るかどうかを相談していて、iPhoneで前から行きたかった菓子店のサイトを開き「ここって近いんだろうか」と連れに見せると、距離はけっこうあるが地図を見てみたらという話になり、Googleマップなどのサイトをちらちら見る。そのうちのどこかの情報で「歩いたら3.2キロって書いてあるから、それなら歩けるよね」と気軽に歩き出す。
…けっこう歩いた。ノイエスのあるあたりは地下鉄銀座線の駅でいえば青山一丁目。次が外苑前で、その次が表参道。ジェルボーというその菓子屋は表参道にある。大通り沿いにぶらぶら歩いたとはいえ二駅分。
店のサイトは店内カラーがオレンジだったので、てっきり店の入り口もそんな色なのだろうと、いったん通過してしまった。数十メートル歩いて、ふたたびiPhoneでGoogleマップを見ると、どうも歩きすぎたらしいと気づき、もどる。そして無事に入店。以前から気になっていた店だ。わくわく。
まずは、焼き菓子類をチェック。どれも200円以上するが、原材料を見るとしっかりしていて、安心して買えるものばかり。
生菓子は、わたしが普段買うような店の何割増し価格で、ひとつ650〜700円くらいが中心。もちろんもっと高いものも。だがそれ以前に見ていた焼き菓子類の「ちゃんとした感じ」に後押しされ、ここはぜひ、ふたつくらい買って帰ろうじゃないかという気分に。
接客も気持ちよく、保冷剤のほかクリスマス商品のリーフレットも入れてもらった。
さて、購入したのはこちら。
シュークリームは350円で、隣のは「クーテ」って名前だったかな、650円。グーテだったかもしれないが、レシートはクーテと読めるような。。。どちらか不明。
どちらも美味しかった。シュークリームは上が固く泡立てた生クリーム、最下部にカスタード(だったと思う)が。クーテのほうは、桃のムースの下に濃厚チョコレートと煮リンゴ、下がさくさくのタルト。
その後、もう表参道なので1駅だけ地下鉄に乗るのもどうかと思い、渋谷まで歩いてJRで帰宅。
たくさん歩いたが、とても楽しく有意義な1日だった。
半径たった数キロでも、人の服装や行動がまったく異なることがわかったのも収穫。六本木や青山一丁目あたりでは、ジーンズだと目立った(笑)。だが青山通りを渋谷方向に歩くにつれ、わたしたちみたいな人たちだらけに。ジェルボーにはいるころには、おもしろいほど違和感がなかった。
すてきな散歩コースですね。距離感がないのでわからないのですが六本木青山渋谷ってそう大変でなく歩けるんですかね(^_^)ノ
そしてシェルボーというお店はハンガリーからきてるんですね!
格式の高い店のようですね。機会があったら一度行ってみたいです(^-^)
いちおう歩数計によれば、8.7kmを歩いたことになっていますので、そのうち半分くらいは、この散歩かもしれません。
六本木から渋谷に直進(青山通りに行かずに)だと、きっと近いのでしょうねぇ〜。昔ときどき六本木を通って渋谷に行くバスに乗ってましたが、近そうな印象でした♪
素敵なお店ですよ。店内はそんなに広くないですが、接客もナイスでした!