昨秋だったか、開店してまもなくのとき偶然に検索で発見して、ガトー・ピレネーがとても気になっていたお店。そうこうするうちにネットで「食べたよ」レポートが頻繁に見られるようになり、わたしもいつかと思っていたのだが、まさかこんなに早く実物に出会えるとは思っていなかった。
きっかけは、1月中旬ころ。お店の方とたまたまFacebookで連絡をとりあう用件があり、そのときは通販をしているかどうかすら知らなかったのだが、お話を伺っているうちに可能とわかったので、2月中旬ころ着でお願いすることになった。何個でも送料は同じとわかったので、お友達のみなさんの分も含めて4個を注文(^^)。
さて、こちらがパッケージ。
写真では伝わりにくいかもしれないが、これはプラスチックではなく、紙。ロゴも紙箱に印刷ではなく、白い紙に印字して帯状に巻いてある。なんとシンプルで、それでいて心がこもっているのだろう。
ご対面。
重さ 275g / 直径 約13.5cm / 中心円 5cm / 高さ 約3.5cm
価格は 1260円。お店の人によると、このサイズは箱入りだが、ほかは高さに合わせて袋商品として対応らしい。詳しくは、お店にご相談されたし。
賞味期限は2週間。
表面はカリカリのフォンダン。内側はぎっしりみっちり。ナイフにかなり力を入れて、がんばってカット。
まずはひとくち。…くにゅ……?
先に食べた人から聞いていたとはいえ、かみ応えがすごい。
味もなかなか斬新。粒が見えない程度にオレンジの香りをつけるレシピが一般的かと思うが、なにやら果肉が見える。しかも一種類ではなく、原材料らべるによればレーズンとチェリーもはいっている。それに食感もかなり堅めで、全体が濃厚。これは独自で考案の配合なのか、それともピレネーの種類によっては、こうしたものもあるのか。とにかく、美味であることには違いない。
わたしにとっては味も食感も新しいことづくめ。これまで食べてきたガトー・ピレネーは、外がカリッ(もしくはサクッ)で、内側がややしっとり…という対比が感じられるものだが、これは外がカリッとしているものの、全体で重さを訴えかけてくる。
…と、ここまで考えて、もしや温めたらどうなるのだろうと、試しに一部をオーブントースターで軽くあぶってみた。
(注:お店からはいってきた説明の紙にも、温める食べ方は書かれているが、わたしは初日は常温で食べて、後日あれこれ試してみるのが普通で、同じ日に試すことは滅多にない)
トースターで、だいたい2分くらい。
うわっ、化ける化ける。まったく別物になった(^o^)。
好みにもよるだろうが、温めると小麦粉の存在感アップでほかの味が薄くなり、全体がちょっとしまらなくなるように感じた。では次は「いったんあぶった温もりが消えてきて、固くなりかけたころの味」を試してみようか。とにかく、わたしはあぶった直後の味は、あまり強い印象を持たなかった。
世の中にはまだまだ、たくさんのお菓子があるのだな。わたしももっと勉強をしなければ。
(最後に、お店の方、ありがとうございました)
原材料:
バター、砂糖、卵、小麦粉、オレンジピール、チェリー、レーズン、レモンピール、塩、ベーキングパウダー
参考リンク:
○ fattoria da Cosimo – 公式サイト
文中で店名を、便宜的に「ファットリア・ダ・コジモ」と書かせていただいたものの、ネット上の情報では中黒(・)なしの半角スペースだったり、ダ・コジモの部分にだけ中黒がはいっていたり、とくに統一されていないように感じたため、ぜんぶをアルファベットにして視認性をそこなうよりはと、今回はこう書かせていただいた。