岡山県のお店は、以前にボンヌ・マリーさんの「木菓」を取り寄せたことがある(勇気をふるって電話)し、フランセさん(メールで相談)も購入したが、オンライン通販に対応しているお店は少なく、かろうじて「ふくや」さんが半オンライン(お店の人から電話がかかってくる)という雰囲気。さつき屋さんという和菓子屋さんに大きくて四角いバウムがあるそうだが、そちらにいたっては公式サイトには記載がなく、利用者のブログで姿が拝める程度。ずーっと以前から「美味しいらしい」と聞いていたコートドールさんにも逃げられた記憶があり(数年前に閉店された由)、ほんとにもう、岡山のお菓子屋さん、注文のハードル高すぎ(^^;。いや、なかなか決心しないわたしがトロいのか?
そんなとき、こちらのロマラン洋菓子店。
以前から、ときどきお店の人のブログでバウムの姿が確認できていたし、わたしがそれを発見したのちに「バウムの書」特派員待遇の(勝手に特派員呼ばわりするのは失礼だが)たるおさんも岡山にお出かけの際に購入されたとのこと。わたしもいつかぜひ…と思っていたのだが、ブログに画像が載った直後ならまだしも、電話して撃沈するのは嫌だなぁと、後まわしに。
(ちなみに、撃沈パターンにはいくつかあって、多いのは「発送しません」、「夏は作りません」。ほか「最近は作っていない」とか、”なんでそんな遠くから電話までしてくるのかと、お店の人がびくびくしている”のがこちらに伝わってきて、やたら気まずいとか、いろいろ ^^;)
そんなある日、Facebookに公式ページが見つかった。メッセージを読んでもらえるかも?
そして、その日のうちにお返事があった! そして賞味期限の質問ほか、何度かのやりとりのあと希望の到着時期を伝えて、お友達の分とまとめてふたつ注文させていただいた。
さ、前置きが長くなったが、無事に届いたのである。ありがたい。
到着後の画像。左は同じ時期にお友達からいただいた、新潟県の「丸屋本店」さんのもの。そちらは別の機会に。
ご対面。
重さ 251g / 直径 14cm / 中心円 6cm / 高さ 4cm
値段は 1050円。周囲はフォンダン。
いや、ちょっと、びっくりした。想像していたより上品な仕上がりで、口当たりがよい。以前にブログで画像を拝見した印象や、昔からバウムを作っているらしいという情報から、ざっくりタイプ(あらけずりでダイナミックな味)かと。いやいや、これ、上品。
どう上品かと書くと…。う〜む、香りとなめらかさ。口にするっとはいっていく。風味を考えると大人向け。卵もバターも粉も、バランスがよい。すごく何かの味を強く感じた、というわけではなく、調和がとれているのだと思う。
サイズは若干小さめに見えるかもしれないが(隣の丸屋本店さんの箱が大きめなので余計に)、このお味で、この値段なら、コストパフォーマンスも、けっこうよいのではと思う。
賞味期限は、到着時に10日ほどあった。
支払いは、郵便局の振り替え用紙が同封されていたので、実質的に後払いだった。初めての取引の場合は前払いというお店が多いかと思うが、信用していただけてありがたい。
原材料:
卵、バター、砂糖、小麦粉、ショートニング、レモン、ラム酒、食塩、香料、ベーキングパウダー
(お店の方、ありがとうございました)