January 23, 2005

失敗から復活したイチゴのケーキ

本館のほうで「オーム乳業の生クリームを買った!」とはしゃいでいたわたしだが、賞味期限が切れる19日になって、あわててロールケーキを作った。ところがちょっと失敗してしまった。これは失敗ケーキを冷蔵庫で休ませてから盛りつけなおしたもの。ところどころに見える赤いものは、ストロベリーとフランボワーズを煮て作っておいたジャム、茶色い部分はハーシーのチョコシロップ。

ケーキ

少しもどって、どう失敗したかの話。
生地が固くなってしまって、とてもではないが「ロール」にはならないしろものだった。どうにか利用しようと手にとってみたわたしの目の前で、生地は巨大食パンのような姿になっていった。さてさて、どうしたものか……。

原因はこうだ。四角い天板にパラフィン紙を敷いて焼き、焼き終えたら片面にアルコールシロップ(ブランデーやリキュールなどお好きなものに砂糖と水を混ぜたもの)をぐいぐいと塗って、乾燥防止のためやはりパラフィン紙をぴたりとくっつけて冷ますのがわたし流なのだが、シロップを塗り、紙で蓋をした…ところまではよい。次に、長時間そのままにする場合には天板から外して網の上においておくべきところを、すぐ様子を見に来るつもりで台所を離れ、テレビ番組を見てしまったのだ。約1時間後、生地は天板の中で固くなった。上からはシロップと紙で蓋をされ、下は紙と天板で熱の逃げ場がなく、ふんわり感がなくなっていた。

だがクリームは美味しい。ホイップしている最中からしてよい匂いがしていたのだから、すぐにでも食べたい生クリームだった。このクリームを食べるために作ったケーキが失敗だったくらいで、あきらめて別の用途にまわすわけにはいかない。そこでわたしは食パンのような物体と美味しい生クリームを大きめの皿に適当に盛りつけ(二段ノリ弁当で考えれば、ご飯と海苔の関係のように、相互がなじむように)、まる1日冷蔵庫で寝かせた。そして両者がなじんだころ、上の写真のように盛りつけて食べたというわけだ。

オームの生クリームは、本当においしかった。普段より牛乳を多めにブレンドしたものの、それでも味の違いがよくわかった。また機会があったら使ってみたい。ちょっと高いけれど。

Posted by mikimaru at January 23, 2005 05:35 AM
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