先日、吉祥寺ロンロンのチーズ王国の前を通りかかったら、真っ黒い物体が積まれていた。思わず立ち止まるわたしに、店員さんその1が「いかがですか〜、チーズケーキですよ〜」と声をかける。
これがチーズケーキかっ?
「表面は黒いですが、中身はシフォンケーキみたいにふわふわでやわらかいんです」と、店員さんはつづける。
なおかつじーっと見ていると、店員さんその2が「2ヶ月に1回くらいしか入荷しないんですよ」と、追い打ちをかける。賞味期限は10月27日で、開封したらすぐ食べなければいけないとのこと。
数秒後、購入していた(笑)。その2さんの「マスカルポーネを塗ったりすると美味しいんですよ」の声。だがマスカルポーネは250gのものしか流通していないようで、どこの店で見てもそのサイズ。さすがにケーキに塗るだけのために、そのサイズは買えない。
「小さいのがよろしければ、こちらのチーズはいかがですか」と、すかさずおすすめ品を見せられるが、なんとか誘惑に勝ち、家に帰ってきた。
そして今日、開封。
一緒にもらった紙によると、ホイップクリームやフルーツソースを添えると美味しいと書いてある。よかった、ホイップならスプレータイプが買ってあるし、フルーツは煮リンゴやお手製ジャムがたくさんある。
カット。おぉ、なるほど、とてもやらかいスポンジだ!
興奮のあまり、ひとくち食べてから撮影していないことを思い出したので、端っこが欠けている。失礼しました。
あ〜、軽い、軽い。でもチーズの味がするし、ほんのり甘い。なんてさっぱりしたケーキなのだろ。
表面の黒いところは焦げだが、別に苦いわけではなく、食べてもよいようなのでそのまま食べた。
製造者名はフランスの Chevrechard という会社。Chevre のeには、それぞれアクサンが付くが、ここでは出せないのでローマ字のままで失礼。
内容量280g。フランスのポワトー地方のお菓子だそうだ。
参考リンク:
● Chevrechard - フランス語のサイト
● チーズ王国
● このケーキのレシピがある本 → ブリオッシュ&タルト