June 15, 2005

雨の日のビニール傘袋

今日は雨。午前中の1時間で3カ所に寄ったついでに、スーパーの使い捨て傘袋について少し考えた。

まず最初の銀行では、従来からのスタイルである傘立てを使用。
2番目のスーパーでは、すっかりお馴染みの使い捨てビニール袋。
3番目に寄った珈琲屋では、店専用の大きな傘袋(使い捨てではない丈夫なもの)を利用。

銀行は傘立てのすぐ横に係員が立っているので、うっかりミスでなければ故意に傘を盗む人は(心理的に考えて)まずいないだろう。ただし係員は傘当番ではなく本来の目的は暗証番号の覗きこみ防止などであると思われるし、銀行以外でこういうサービスはなかなか無理。

スーパーは、どこもだいたいが使い捨てビニールだ。ひとりが1日に3軒のスーパーに寄れば3枚のビニールを使い捨てすることになる。これは日によってはかなりのコストがかかる上、環境負荷が大きいのではないだろうか(しかも雨に合わせて出し入れしたり使用後のものを処分し周囲を清掃する人件費がかかる)。

使い回しができる傘袋は、まさか盗んで帰る人はいないだろうが、店の定員数と同じだけ用意しなければならないわけで、これは入り口スペースなどの置き場所に店側の工夫が必要だろう。

この件、簡単にだが検索をしてみた。
小規模オフィス用だろうと思うが、水切りが簡単な傘立て(中に傘を入れて数回出し入れすることで水が切れ、水は受け皿に溜まる)やら、個人が持ち運びするマイ傘袋のような商品があった。

数秒以上の手間をかけて自分で水切りをしてから傘を持ちこむ人は、スーパーの客にはまず考えられない。マイ傘袋も、使い捨ての傘袋が有料化でもされれば別だろうが、何かのきっかけがないと普及することはないだろう。しかも下手に傘袋を有料化すると金を払わず傘を持ちこむ人が増える。店内が水浸しになって客がすべり、けっきょくスーパーの側が損をする。

使い捨てにしない場合は大きな傘立て用の余分な空間、そして出し入れ作業などに人件費が必要となる。けっきょく店にできるだけたくさん商品を置きたいスーパーや量販店は使い捨てビニールに頼らざるをえない、そういうことなのだと思う。

で、使い捨てか電気かということになるのだが、傘を入れると数秒間回転して水が切れるという機械があったら便利という気がした。水は排水溝にでも流れるようにして水捨ての手間いらず。電気に抵抗があれば手回し式でもいいが、数秒以内に必ず水が切れる性能でないと利用者のストレスが溜まるだろう。

使い捨てよりは、長い目で見るとお得に思う。すでにこういった商品はあるのだろうか。

Posted by mikimaru at 02:49 PM | コメント (2)