February 28, 2005

「南セントレア」への反発

以前に「南セントレア反対のためトラックバックをお願いします」などの運動を目にしていた。そのときは"地元の人はたいへんだな、嫌だろうな"と感じただけで、積極的には何も活動しなかった。だがあるブログで"合併予定の土地がどこにあるかもしらない他県の人が、なぜ反対するのか"という意見を読んで、そのときからちょこちょこと考えていた。合併そのものが解消になったとのニュースを見た記念に、この件を書いてみる。

自分の土地で何かとてつもなく不快なことがあったら、直接それを訴えると同時に、他県の人に助けを求めて「外圧」をかけてもらおうというのは自然な発想ではと思う。そして訴えを聞いた側も、自分の側で同じようなことがあったら聞いてほしいと考えて、抗議のコメントなどを発したり、何らかの行動に出ることがあるかもしれない。嫌がらせまですればやりすぎだが、他県の住民からの抗議の声があがることは、それほど変なことではないと思う。

ただ、住民などから要請もなく、カタカナだからとか、日本の地名にふさわしくないなどの理由で、熱心に抗議をした人もいるかもしれない。カタカナ市名が氾濫しては日本らしさがなくなるなどの考えから、カタカナ市名そのものに反発してしまいがちな傾向が、国民の何割かにあるかもしれない。数としては少ないだろうが、わたしならばそこまではしないと思うとしか、言いようがない。

話がずれるが、たとえば夫婦別姓など、自分の家族でそれをしたくない…というのを通り越して、世の中の人たちみんなにそれをしてほしくないという反発に、苦しんでいる人はいる。全員が別姓にするという法案ではなく、したい人はするという選択制の案しか出ていないのに、なぜそれほどまで「みんな一緒」にこだわるのか。

何かに強く反対するとき、それが自分の感覚によるものが大きいかどうか、よく考えねばと思っている。以前からわたしは「日本でサマータイムを導入してどうなる」と反対意見を持っているが、エネルギー問題ほか、何かほんとうにメリットがあると理屈や数字で示してもらえるなら、わたしの感覚的なものはおさえて、サマータイムに賛成しなければならないだろう。

さて、今回の「南セントレア」。
結論を言えば、地元住民に新市名のアンケートをとっておきながら、1つも出なかった「南セントレア」にいったんは決定したという、住民無視の姿勢に不信感が高まったという点につきると思う。ようするに「住民にはいちおう聞いてあげたのだから、こちらの思う意見を通させてもらう」という"お上の意識"があったのではないだろうか。

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February 27, 2005

【笑撃】:ホリエモンがアニメに フジが報復措置

またやってくれました、虚構新聞社。
http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2005022601.html
たまに元ネタがわからないものがあるものの(バウムクーヘンの天日干しは、おもしろかったけれどわからなかった)、ほとんどの場合、元ネタに忠実に、かなり微妙なラインで笑いをとっている。怒る人は怒るかもしれないし、眉をひそめる人もいるだろうが、わたしは笑ってしまう派に属するようだ。

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February 26, 2005

街頭募金の詐欺

先週くらいにニュース番組でちょっと見ただけなのだが、街頭募金を装って、雇ったアルバイトに募金箱を持たせる詐欺があるそうだ。ちょっと気になってはいたのだが、その番組で扱っていた例は東京や関東のものではなく、「どこかでこんな詐欺があるそうです」という曖昧な話を書くわけにもいかないと、こちらでは何も書かずにいた。

たまたま見た知人のブログに、この件が書かれていたのでご紹介。
http://blog.so-net.ne.jp/kodapapa/2005-02-26

読んで思い出したのだが、たしかにわたしが見たニュースも、大阪あたりの話だった気がする。ただし「どこでも起こりうる」ことだろう。法的・社会的にはチェック機構がないも同然で、野放しとのことだった。

北朝鮮による拉致被害者5人が帰国した際、新宿西口で正規の支援団体を装った募金と署名活動をおこなっていた人たちがいたという話を聞いたことがある。より正直に書くと、わたしはその人たちの前を通過して「新宿でもやるんだ、たいへんだな」と思ったことがあり、まもなくそれを聞いたので、間違いないと思う。結果としては立ち止まらなかったので被害はなし。

そんな詐欺をおこなう人たちには1円たりとも渡したくないし、個人情報を渡すのもまっぴらだが、ではいったい、誰を、どんなふうに信じていったらいいのだろう。ほんとうに困っている人が有志でおこなう活動として、もっとも簡単で目立つ手段が街頭に立つことだ(立つことは精神的には簡単ではないが、手段としては簡単に立てるの意)。まじめな人たちも大勢いる。それをどうせ詐欺だろうとか、いい加減な人たちだろうと思う人が増えていくきっかけになりかねない詐欺行為には、ほんとうに心が寒くなる。

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February 24, 2005

にこたまショック!

今日から野暮用で二子玉川に通っているが、駅や周辺にびっくり。わたしがよく出かけていたのは十年くらい前で(それでも数ヶ月に1回程度)、変わるのは当たり前なのだが、いまから思えば、ちょうどわたしが出かけていた最後の時期に改装工事が頻繁におこなわれていたのだろう。もっとごみごみして、構内の壁は無愛想なコンクリートだらけだった印象が強い。

(二子玉川を二子玉川園と書き間違えていたり、いろいろな場所を翌日に訂正…疲れてるのか?)

改札の"中に"コージーコーナーとかSoup Stockができているし、改札を出てすぐのところにもエスプレッソのカフェがあるし、昔からあった東急ハンズのほか、東急ストアや東急Precceも駅に隣接していた(このふたつは、内部はくっついているのかな?)……。それに高島屋が何だか高級感パワーアップしたような。せっかく寄ったのだからお弁当でも買おうかと思ったが、高級そうなお店が多くて、何となく気が乗らず、渋谷にもどってから東横のれん街で買ってしまった。

そういえば、朝は高島屋と逆の玉川税務署のほうに歩いていったのだが、そこで「ねこたま」発見。こんなところにあったのか。ねこたま、いぬたまって、中はどんな感じなのだろう。大人も遊びに行くのなら、ちょっと出かけてみたい気もする。

にこたまのホームは、いたるところが「教えて! goo」の文字広告だらけで、NTTレゾナントが東急の株を50%買ったのかなどとブラックなことを考えてみた。数日前に日経新聞の朝刊で見開きぜんぶがgooの文字広告だったことがあったが、あれの短めバージョンが、駅のホームに何種類もたくさん取り付けられていたのだ。
(たとえば「イタコってお祭り以外でも呼べますか」とか、そういう質問と答えが、あたり一面に何種類もずらり……)
思わず写真を撮ろうかと思ってしまったほど仰天。渋谷駅でも多少は見たが、二子玉はすごかった。

(3月4日追記:
参考までに http://special.goo.ne.jp/campaign/poster/

明日以降も、何か気づいたことがあったら掲載予定。

参考リンク:
二子玉くん - 二子玉川界隈のエリアガイド。
Soup Stock Tokyo - 美味しそうだった。

二子玉の「ねこたま」「いぬたま」がちょっと遠い人は、雰囲気だけでもこちらの公式サイトでどうぞ。
Click Here!

Posted by mikimaru at 07:05 PM | コメント (0)

February 23, 2005

Googleについて気づいたこと

先日は「大手検索エンジンについて思う」を書かせていただいたが、今日は定期的に現れる(とわたしが感じている)事象についてのメモ。

このブログにはほぼ毎日、少なくとも週に3回以上は、Googlebotが訪れているようだ。ときおり「昨日の記事はもうGoogleキャッシュにはいっただろうか」などとチェックをするのだが、だいたいの場合は、翌日か翌々日には検索対象になっている。

だが、平均すると月に1回くらい、数日間に渡って"キャッシュが10日くらい前のものになる"。それより頻度は低いのだが"トップページや人様からリンクされている一部の内容を除き、何も引っかからない"ことがある。後者も運が悪いと数日以上つづく。

Googleといえば、処理するマシンが世界中で何千台(万台?)もあるのだろうし、それらの連携が悪くなることは考えられるから、うちのような規模の弱小サイトは正常にもどるのを待つしかない。大手のサイトでも同じようなことが起こっているのかどうかは不明だが、アクセスをなにより大切に思っている企業サイトにしてみれば、わたしなどとは違って死活問題にもなりうるだろう。

以前に誰かがブログに書いていた。これだけみんなが頼っている存在なのだから、1ヶ月に付きわずかな額でも徴収して動作が安定するなら、金を払う人は何人でもいるだろう、と……。たしかにそうかもしれない。ひとりあたり月に50円を払ったって、動作安定を希望する人が何万人もいれば、かなりの額になるだろうし。(それがよいことかどうかは別として、金額の問題)

さしあたって、もう少しだけ安定してくれるとありがたいと思うのは、欲張りか?

Posted by mikimaru at 11:54 AM | コメント (0)

コーンスープのポットパイ

肝心のパイ部分の色がきれいにつかず、写真は撮らなかったのだが、先日ポットパイをやってみた。だいたい「ポットパイ」と聞けば写真がなくとも皆さん現物を想像できると思うので、作り方のみ。

つくろうと思いついたのは、以前に楽天市場で購入したカフェオレボウルがそれにぴったりのサイズだったため。直径10センチくらいで高さもあり、取っ手の部分も指がゆったり入れられるのだ。800mlもはいる容量で、おじや、離乳食などにも使いやすいとか。

以前に菓子材料のつもりでクオカから購入したカボチャのパウダーが余っていて、まもなく賞味期限だと気づいた。それを牛乳と水と砂糖で煮て、一部をパイ菓子に使ったのが先週のこと。残りはタッパーに入れて冷蔵庫に保存してあった。

「牛乳、生クリーム、水、スパイス類などを適量、塩、ハウスの北海道シチューの素を少し」と一緒に煮て、コーンをたっぷりと入れて、最後に乾燥バジルをふりかけた。

● ある程度の熱がとれたところで(←さめればさめるだけ、上にパイを乗せるのが楽になると思うが、わたしの場合は粗熱が取れた程度でやってみた)
● オーブンを180度に温めておき
● カフェオレボウルに7分目くらいまで上記スープを入れて、
● 自家製のパイ生地を乗せてスタンバイ。
● オーブンの余熱が完了したら、18分ほど加熱。
   ↓   
● カフェオレボウルが熱くなっているので、直接触れないように注意しながら、ふーふーして食べる。

カボチャパウダーを最初に加熱する際、お菓子に使う予定で砂糖をやや多めにしてしまったので、スープの味を調えるのにスパイス類などを工夫しなければならなかったが、砂糖を少なめで作ってあったとしたら、また違った味になっていただろう。

参考リンク:
クオカ - カボチャのパウダーを以前にここで購入。
カフェオレボウル - こちらのお店で購入。
mikimarulog - 食べ物写真 - - 写真付きの食べ物記事の場合は、別室で掲載。
パイ生地の作り方に関しては、このブログ(mikimarulog)や、別室(mikimarulog -食べ物写真-)で、「パイ生地」といった単語で検索していただければ、これまでも今後も、関連記事が表示されるはず。

Posted by mikimaru at 02:17 AM | コメント (0)

February 21, 2005

大手検索エンジンについて思う

CNET Japanの記事
グーグルツールバー、新機能が非難の的に
や、最近ときおり耳にする「Google八分」について思うのだが、何事においても寡占状態はよくないと思いつつ、わたしも含めてインターネットユーザのGoogle依存度はきわめて高い。強力な対抗馬が複数なければならないと感じている。

ブログがアクセスアップやビジネスのツールとしてもてはやされるのも、わたしがmikimaru.netリンク集を手作業の積み重ねでのんびり整理していられるのも、Googleのような大手の検索エンジンの存在を前提としているが故のことだ。見出しと語句による説明だけで何千のリンクを作ったところで、ロボット型の大手検索エンジンの存在がなかったら、人に見てもらえる確率はぐっと下がる。貴重であって必要不可欠なこの存在が、もし偏ったり暴走したらどうなるのだろうかと、つねに思う。
(蛇足だが、別に現在のGoogleが偏っている、暴走していると断じているのではなく、将来の危惧として書いている)

以前は複数やってきたロボット型エンジンも、いまはほとんどをGooglebotとInktomi(Yahoo!系)が占めている。以前ならば国内サイトに関してはgoo.ne.jpがどちらにも属さない独自の検索結果を出していたが、いまはそのgooもGoogleと提携している。Infoseek、AttayoなどもGoogle系。InktomiはYahoo! JapanとFresheyeが使っている。

情報を扱う大手には、中立性を求めたいところだ。上記のCNETの記事は、IEのバーにGoogleの新機能をインストールすると、Googleとは無関係なサイトであっても、内部の単語にGoogleのプラグインが反応して、リンクタグを付けてしまうのだとか(←これは本日現在は米Googleにおいてのことと推測)。サイト運営の本人が意図しないリンク先を紹介されるのでは、作っている側はたまらないし、利用している側にも混乱が生じるだろう。

「Google八分」については、Googleが好ましくないと判断されたコンテンツが検索対象にならないといった事例がいくつかあるようだ。ずっと以前に話題になった「悪徳商法?マニアックス」というサイトが、まだ検索からはずされていることを昨日知った。

原則としてネット上の記事については、目にした個々人(情報の受け手側)が判断するべきであると思う。もちろんそれにも限度はある。たとえば、諸問題――どちら・誰が正しい、問題ある画像や記事を載せているかどうか、名誉を毀損しているかどうか、といったことは、
1 運営者の良識でまず判断され、
2 (その次が、コンテンツのおいてあるサーバの管理者からの助言または削除勧告というステップがあるかもしれないが、あるいはそれを飛ばして)
3 法務省だ裁判所だといった公的な機関がサーバ管理者に削除依頼を出すこともあるのではと思う。
だが、そうなる手前に、民間企業である大手検索エンジンの判断で「見せない」という強力な判断が下されてしまうことがあれば、それはやりすぎと言えるのではないだろうか。大多数の人にとってそれは手も足も出せない状態であり、問題が生じているかどうかすら話題にのぼりにくくなるわけだから。

ライブドアによるニッポン放送の株取得問題を、フジテレビのニュースで取りあげていないという噂を耳にした(少なくとも数日前の段階ではそう聞いた)。前会長が証人喚問された国会中継をNHKが生放送しなかったことも広く知られている。だがほかに放送局があるから人は事情をつかむことができる。

テレビ局と同様、検索エンジンもたくさんあってほしいと思う。


最後に余談だが、まったく関連性のないふたつのサイト上で、よく使う検索エンジンについてのアンケート結果や逆アクセス統計が掲載されており、Yahoo! Japan利用者がGoogle.co.jpの倍くらいあったようだ。日本語環境ではYahoo!利用者がとくに多いのだろうか。個人的にはGoogleの圧勝であるかのように感じていたので、少々驚いた。

Posted by mikimaru at 11:06 PM | コメント (0)

熊本県のふりかけ「御飯の友」を東京で

以前から「御飯の友が食べたい」と思っていたのだが、メーカーにメールしてみたところ
銀座熊本館で買えるとの情報をキャッチ!

もしメーカーから直で送ってもらった場合には840円とのことで(地域差があるかもしれないので、東京の場合だと思う)、銀座ならわたしは片道300円くらいで行けるから、ぜひとも近日中に銀座に出かけようと思う。

Posted by mikimaru at 09:54 AM | コメント (4)

February 20, 2005

両国でちゃんこ鍋

19日夕方、「ちゃんこ鍋」で検索するとかなりの確率で上位に表示される両国のお店「巴潟」にでかけてきた。
http://www.tomoegata.com/
知人が塩ちゃんこを予約しておいてくれたので、それを中心に少しおつまみなどをいただいた。意外にあっさりしていて、美味しかった。

やはり名店だけあって、お味もいいが、お店の人の対応がテキパキしている。ときどき見ていると、複数のテーブルから「さつま揚げ」「熱燗」「ウーロン茶」「あ、わたしもそれ」「おれも」などと声をかけられると、まもなく、ちゃんと声をかけた本人のところまで持ってくる。(え、当たり前? わたしにゃ無理だな。テーブル番号くらいがせいぜいだろう)

早朝にはうっすらと雪の積もった東京だったが、ぽかぽかになってお店を出た。

参考リンク:
両国散歩BLOG:ちゃんこ - ちゃんこの基本情報
おでん・お鍋であったまろ! / レシピ大百科 - 味の素のサイト

Posted by mikimaru at 06:17 AM | コメント (0)

February 18, 2005

copyrightの表示を改訂(mikimaru.net)

mikimaru.netのほうでは、これまで各ページの最下部にあるCopyrightの欄に年号を入れていなかった。開始したばかりのころは3ページくらいしかなかったし、2003年くらいまではたいした進歩もなかったから「何がコピーライト表示だ、おこがましいぞ」という気分があったのだ。

だが、気づいたらもう何十ページあるのかわからない分量になっていた。年末に「何とかせねば」と思ったのだが、すぐに2005年になってしまうし、やっても意味がないかと思って忘れていた。気が乗らなかったもうひとつの理由は、mikimaru.netで使っているmsearchという検索cgiの設定を「ファイルが新しい順に表示」にしてあるので、ぜんぶのファイルを一度に改訂すればファイル順序の利便性が損なわれると思ったのだ。

だがいつまでもこの件をほうっておくわけにもいかないので、先ほどついに着手。

まずは秀丸エディタのgrepでmikimaru.netの全ファイルからCopyrightという単語を抽出し、そこに別ファイルとして用意した "2001-2005" が表示されるcgiを挟んでから、GrepRepというマクロをかけて全ファイルを保存しなおした。なかなか便利。(本日の段階ではメルマガ過去ログとリンク集、特集記事がこの方式に変更されたが、もしほかにもあれば、それも近日中に)

最後に:
表示の年号のことだが、以前にどこかで読ませていただいた範囲では「著作権が生じた年号」を記入すればよいので、何年から何年まで、といった書き方をしなくてもよいということのようだ。正式ではないのかもしれないが、わたしは上記のように一括で管理していくことにした。

Posted by mikimaru at 08:20 PM | コメント (0)

明日到着予定「5本指ソックス」

5本指ソックスというのがテレビで特集されていたとかで、愛好者である知人が喜んでいた。たいそう気持ちよいという話で、健康にもよさそうなので、わたしもさっそく注文。明日あたり到着予定。

大昔に会社勤めしていたころ、デザインよりも履き心地で靴を選んでいたとはいえ、わたしはやはり軽度の外反母趾になったと思う。帰宅後に足の指にはめこむ足指広げグッズのようなものも購入したことがあるが、パンプスやヒールをはいている時間と同じだけそれを使ったとしても、かかる重力が違うのだから、たいした改善はなかっただろう。けっきょく何週間かのあいだときどき使っただけで、それきりになってしまったので、どれくらい効果があるものなのかはわからなかった。

足の指をいたわってあげたいと思い、1足数百円のものなので、ある程度の数を購入してみたわけだ。使用感ものちほど掲載するかもしれない。それに、わたしは冬に靴下を重ね履きする。一番下が5本指ソックスだったら、何となく気持ちよさそうな予感がしている。

参考リンク:
楽天市場で、1足600円以下の5本指ソックスを見る

Posted by mikimaru at 06:49 PM | コメント (0)

驚いたこと:あびる優、集団窃盗をテレビで告白

昨日くらいから、いくつかの検索サイトで「あびる優」がキーワードとして出ていたので、何だろうとは思っていたのだが、日テレの番組が発端らしい。

まず、あびる優とは誰かというと、この人。
http://www.horipro.co.jp/hip/profile/13.html
なぜわたしがこの人を記憶しているかというと、この方のお母様「中山貴美子」さんは、かつて「窓からローマが見える」という作品に主演されていたからだ。へえあの人の娘さんかと思ったら、何となく覚えていた。

で、この「あびる優」だが、2月16日放送の日テレの番組「カミングダウト」で、騒ぎが起こった。ゲストの芸能人が奇抜な告白話をして、嘘か事実かを当てる番組なのだが、彼女の"半年間集団窃盗をしていた"という告白が「トゥルー」だったのだ。

この件に関しては、よくまとまっているWikipedia あびる優をどうぞ。

犯罪をしていたという告白が嘘であった場合でも眉をひそめるが、事実とはどういうことなのだろう。日テレは何を考えているのか? どうせ製作会社や現場のスタッフに責任を押しつけるのだろうが、実際に放送されてしまう前に誰もそれをとがめないのは異常だ。

Posted by mikimaru at 01:52 AM | コメント (0)

February 16, 2005

映画:天国と地獄

DVDで鑑賞、1963年の黒澤明作品。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD21005/

古い映画というのは新鮮だ。
この作品は冒頭から長まわしが多用され、舞台中継のような味わいがある。出てくるのは往年の名優ばかり、不謹慎な書き方をすれば亡くなった人たちのオンパレード。「踊る大捜査線」のあのシーンはこれが元祖だったのかと発見したり、残虐シーンが出てこなくてほっとしたり(麻薬中毒者のいる一画については、 40年前はこうもひどかったのかと、ちょっと考えたが……脚色であることを祈る)。

志村喬、三橋達也、木村功、加藤武、田崎潤、中村伸夫あたりは見間違いようもなくすぐわかったが、仲代達矢の若いころというのは、外国人ぽい顔の美男子だったのだと発見。見ながら「この三船敏郎の子供役って、40年経ってどんな中年役者になっているんだろう」と話していたが、役名を見たら江木俊夫だったのでびっくり。フォーリーブスの前はマグマ大使のまもるちゃんだけじゃなくて、こんなのにも出ていたのか。そして、犯人役の山崎努。昔からこういう役が似合う人だったんだなぁ。

ちょっと懐かしいような新しい気分になれる作品。
(ロリポップのメンテナンスで記事が消えたため、Googleのキャッシュから拾ってきて再掲載 --;)

Posted by mikimaru at 08:01 PM | コメント (4)

February 14, 2005

これまで使ったバター

バターでお気に入りは「カルピス社」。もはやこれ以外は使う気になれないし、水曜ころには富澤商店からわたしにとって初めての「低水分バター」が届く予定で、これも楽しみ。

使ったことのあるバターは
● 中沢乳業 - 有塩、食塩不使用を、おもに製菓に使った経験あり。まろやかだった気がする。
ただ、ここはメーカー直販の通販サイトなので、仕方ないと思う反面、中間マージンがないのだからもっと安くしてくれたらいいのにという不満もある。しかもわたしが買った当時は代金引換しか購入方法がなく、送料と代引き手数料で"都内なのに1050円くらい料金がかかった"。(現在はほかの支払い方法にも対応し、使いやすくなっているようが、当時はかなり悩んだ)
● 六花亭 - これは有塩しか種類がない。製菓と普段の用途に使った。
● タカナシ乳業 - 有塩、食塩不使用を富澤商店経由で…買って使ったような気がするのだが、具体的な記憶なし。印象としては中沢と似ていたような。
● 明治発酵バター - (明治乳業のサイト内には公的な商品紹介ページが見あたらないが、製菓材料売場などでは一般的な商品)
1回だけ楽天の通販で2ポンド(900g分)を買ったが、匂いが強いことと、カルピスバターの白さに慣れたわたしの目にはかなり黄色く映ったことで、今後に関してはあまり関心なし。ただし「よつ葉」と並んで一般的には人気が高い。

よつ葉やオーム乳業も発酵バターを出しているようだが、わたしは使ったことがない。

カルピスバターについては、有塩、食塩不使用、発酵の三種類を使ったことがあり、近々「低水分」も使用予定。ちなみにスーパーで箱入りを買ってはもったいないので、ぜひ前回の記事などを参考に、業務用のお安い商品をどうぞ。
通販が苦手という方で、東京近郊にお住まいならば、富澤商店やカルディ・コーヒーファームの実店舗でも業務用を見たことがある。少なくともカルディの吉祥寺店では、一時期よく買っていたので扱っているはず。当時は800円台後半くらいのお値段だったような。

有塩、食塩不使用、発酵、低水分の使い分けだが(あくまでmikimaru風の勝手な使い分け)

スコーン、ベルギーワッフルなどには → 有塩と食塩不使用をブレンド
ショートブレッド、パウンドケーキなどには → 食塩不使用と発酵バターをブレンド
製パンには → 食塩不使用、または発酵バターのどちらかを気分で使う
パイ、クロワッサンなど、折りたたむものには → これまで発酵バターを使ってきたが、今後は低水分で実験してみる予定。

Posted by mikimaru at 07:00 PM | コメント (0)

February 13, 2005

アフィリエイトプログラムの経験から

アフィリエイトで「お小遣い」、「儲ける」、「副収入」などの言葉を目にする人も多いと思う。実際にコンピュータ関連の雑誌でも特集があったり、それ専門の書籍などがあったりするが、儲けようと思わず「もしかして数ヶ月後に副収入」程度の気持ちでいれば、ごくたまに当たりがある。うまい話はそうそうないものだし、そこそこの規模のサイトで健全に運営していたら、月々数百円〜千円くらいが相場ではないだろうかと、個人的には思っている。

わたしのことを書くと:
● A8ネットで3年くらいアフィリエイトをやっている。(実績は平均すると月に200円〜500円くらい → 合計で5000円以上になったとき現金で振り込み)
● 楽天市場で買い物をしたあとにレビューを書く関係で、毎月ではないが月に100〜300ポイントくらいがつく(現金ではなく、楽天のポイント)
● 2005年になってから、バリューコマースに参加。これは開始したばかりで、自分が掲載しているバナーの数もまだ圧倒的にA8ネットが多いため、ほとんど実績ゼロ。

わたしはできるだけ広告を目立たないように貼っている。目立つように貼ったら間違えて押す人はいるかもしれないが、その代わりにかなりの確率で人から嫌われるからだ。そして、できるだけ掲載内容に関係のある広告を選んで出すようにしている(cgiなどを使い、関連ある広告が交替で出やすくなるように工夫しているつもり)。

アフィリエイトプログラムは、たしかにノーリスクではあるし、あまったスペースにきれいな小さめ広告などを入れるとデザインの一部のようで華やかになる場合もあるから、貼っておいて損はないと思う。とくに「バリューコマース」などは、そういった目的に適している。いろいろなサイズのきれいな広告が選べて、しかも同じサイズの広告同士なら次々と画像を交替で表示してくれるので貼る側の手間がかからない。

A8ネットは、サイズなどに関係なくいろいろと選んで、自分の側でcgiなどを使って交替で表示するなどの工夫をすることができるなら(サーバ環境や利用者の技術が許すなら)、バリューコマースより自由度が高いと思う。
また、本人がサービスを利用してよいかどうかが参加企業の説明ごとに明記されているので、本人申し込み可のマークがある会社と契約して自分で利用すれば、契約違反にならずに上手にキャッシュバックを得られる。わたしは書籍はA8ネット経由の楽天ブックスアフィリエイトで購入し、5%のキャッシュバックを受けている。

楽天アフィリエイトについては、あまり積極的には利用していないが、自分の貼った広告や説明文を経由してどんなものが売れたかの想像がつくので(購入商品ではなく店舗名が表示される)、そういった意味ではおもしろいのではないかと思う。

Amazonに関しては、以前に英語サイトを持っていて、Amazon.comのアソシエイトに参加していた。11ドル分くらいを買い物に利用したあとに英語サイトを閉じ、いまはAmazon.co.jpで参加しているが、実績はほとんどないし、あまり使いこなしていないので今回は紹介を見送り。

参考リンク:
エーハチネット

楽天ブックス

バリューコマース

Posted by mikimaru at 03:15 PM | コメント (0)

February 12, 2005

ミニ石臼を購入

何ヶ月か前から、近所にあるホームセンター(某オリンピック)のキッチン用品コーナーに、小さいが重そうな石臼2,079円がおかれていて、ずっと興味があった。箱にはお茶、コーヒー、大豆などの絵が描かれている。自分で挽いたら楽しそうだと思ったのだが、買い物ついでに持ち帰るにはためらわれる商品の重さと、ほんとうに使い道があるのかどうかといった点で、けっこう迷っていた。

つい数日前、ほかに買い物の袋などがなかった関係で、持ち帰る重さといった意味では問題がなく、ついに購入を決意。

持ち帰り、表面と内部を固く絞ったふきんで拭いて、乾いたころに使用してみた。まず最初は大豆。――結論から言うと、これはうまく挽けない。おそらくカラカラに炒ってある大豆ならきな粉にできるのかもしれないが、乾燥した普通の大豆でやってみたところ、臼を正常に使うことも困難だった(豆が固くて、まわしている途中で臼の上下が噛み合わなくなり、バラバラになるほど)。

いちばんやってみたかった大豆でだめだとわかり――
(炒ってから挽けばきな粉になる可能性はあっても、わたしは普通の乾燥大豆を細かい粉末にして鍋で煮て、豆乳とおからを作りたかったのだ。電動ミルではうまく粉状にならないことを確認済み)
――今日はお茶の葉を挽いてみた。少量をやってみたところ、そこそこ粉状になった。それを取り出しては挽くことを3回ほど繰り返したところ、まずまずの粉になった。

次はコーヒー豆や紅茶でやってみようと思っている。使っていくうちにいろいろ利用法を思いつくだろう。

Posted by mikimaru at 10:59 PM | コメント (0)

Firefoxプラグイン

WindowsのほうのFirefoxにはとくにこれといった拡張機能を入れていないのだが、Macのほうで少し入れてみたくて、久しぶりに関連サイトを見てまわった。数ヶ月前までは、MozillaやNetscape用のプラグインを探して試していたのに、いまやFirefoxのほうがはるかに有名で充実している。

定番サイトだが、昨日はこちらのお世話になった。
http://firefox.geckodev.org/ - Firefoxまとめサイト
カーソルでブラウザ画面上からURLを選択して、そのままそこにジャンプできるような拡張機能があればと思ったが、それと似た機能の New Tab and Go (クリップボードにあるURLを別タブで開く)にたどり着くことができた。
(定番拡張 → メニューの10番にある)

Posted by mikimaru at 06:20 PM | コメント (0)

February 10, 2005

新宿でお買い物 (2/10)

伊勢丹の地下で開催中のバレンタインステーションに出かけてきた。お昼を過ぎて「明日は祭日だ」と気づいたため、明日からでは混雑してしまうだろうと、急いで支度して出かけたのだが、今日でもじゅうぶんにひどい混雑だった。すれ違うのが困難な場所もあった。

最初にちょっとした災難があった。会場入り口のカウンタでパンフなどが置いてあるあたりが、ジャン・ポール・エヴァン(有名なショコラティエ)の列の最後尾にあったことだ。わたしはパンフを持ったついでに「この列は何だろう」と、パンフを読みながらとりあえず立っていたら、うしろに数人以上の人が並んでしまって、列を抜けるのがたいへんになってしまった。困ったなぁ、ジャン・ポール・エヴァンは買う予定がなかったし、それに、前には20人以上いるから、商品だけを見て通り過ぎるにしては時間が長すぎる。周囲には"くぐるのもまたぎ越すのもちょっとためらわれる微妙な高さ"のテープが張られている。近くで店員さん同士が打ち合わせをはじめたので「すみません、この列を出たいんですが」と言うと、よくそう言われるのか(あるいは反射的にか?)「申し訳ございませんでした」と、ふたりくらいに謝られてしまった。出してもらえたから、よかった。

お目当ての「アシュモアーズ」のチョコレートと、シンプルで安価なフランスのチョコが気に入ったので、その二種類を買って会場をあとにした。
(チョコレートの写真はブログ別室に飾る予定)

そのあと西口の京王8階で富澤商店を見て、少し製菓用品を買った。すると店員さんがほかのお客に「チョコレートは1階の正面玄関はいってすぐの場所で、お得な量り売りをしています」と説明する声をキャッチ。その場をそそくさとあとにして1階に降り、タブレット状のチョコレート200gを購入した。100gあたり130円で、税込み273円。なかなかお買い得。特設会場だが、おそらくバレンタインデーまでは開催しているのではないかと思う。

2時間半程度の外出だったが、歩いてばかりで、足が痛い。スニーカーで出かければよかった。

ところで、いま新宿でわたしのお気に入りの場所といえば伊勢丹(東口)、東急ハンズと紀伊國屋書店(南口、ほとんど代々木駅)、小田急地下の食品売り場と京王8階の富澤商店(ともに西口)。これらを一度にまわろうと思うと、かなり歩くことになる。だが3月からは、現在改装中で食品売り場がほとんどなくなってしまった三越の地下(東口)に、製菓用品のクオカ第三号店がはいるらしい。三越は7階と8階に大型書店ジュンク堂がはいったことだし、3月からますます新宿が楽しくなりそうだ。

Posted by mikimaru at 06:05 PM | コメント (4)

February 09, 2005

ロリポップがブログ開始…あれ?

ロリポップが利用者向けにブログを開始したということなのだが、あれれ、ロリポは何かと話題(ぷぷぷ)のjugemさんを、どうにかしないのか? かなりサーバが重くて利用者が困っているという噂だったのだが。

さて、今回のロリポブログ。
たしかにログインすると「ブログ作成はこちら」とメニューが表示され、かなり簡単にできそうな気配ではあるのだが、詳しくは作ってから中を見てくれと言われているようで、概要がよくわからない。だがすでに作成を開始しているらしいブログにたどりついてみると、どうやらmovabletypeのようだ。アドレスは自分のURLの前に任意の文字列でさらなるサブドメインを指定するらしい。
たとえば、うちは habopnt.whitesnow.jp の habopnt がサブドメインなのだが、わたしがロリポブログを作成すると、mikimaru.habopnt.whitesnow.jp などになるようだ。

まあ、とりあえず使う予定はないのだが、現状でも cgi / ssi / php / MySQLなどが使えて自由度が高いのに、なぜにこれほどまでサービスを広げるのだろう。最近ややサーバが重くなってきている気もするし、先のことが心配だ。

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February 08, 2005

カルピス発酵バターの料金比較

トラックバックピープル「菓子・パンの材料」にて、baaaaagel!さんが「はるゆたかブレンド価格比較」を書かれていて、これを機会にわたしも愛してやまない「カルピス発酵バター」について書いてみることにした。

送料などのかねあいがあるので、一概にどこが安いとは言えないが、単価「のみ」の比較。

カルピス発酵バター 450g

アワジヤ - 735円
プロフーズ - 756円
富澤商店 - 787円
572310.com - 892円
cuoca - 893円
ガリバーくらぶ - 893円

ほかにもいろいろお店はあるのだが、わたしがすぐ思いつく範囲では、この5軒6軒。

Posted by mikimaru at 04:21 PM | コメント (0)

February 07, 2005

コンピュータ欄に大幅追加

1月末から本日まで、コンピュータ欄を中心に40サイト以上の追加(プロジェクトチームのみなさんに感謝)。本日現在おそらく全体の掲載数は620以上ある。近日中に微調整して、ほかのカテゴリへの追加や今月のデッドリンクチェックにまわる予定。

mikimaru.netリンク集と、そのコンピュータ欄

なお、プロジェクトチームの方に、リンク集のバナーを発注することになったので、完成したらこちらにご報告します。

Posted by mikimaru at 05:23 PM | コメント (0)

おすすめの本(菓子・パン)

すべて自分で持っていて、愛読しているものばかり。一部のみ紹介。

自宅用でご家族と食べるお菓子、お友達と集まってワイワイやるためのレパートリーを増やしておきたいといった目的ならば、こちらが断然おすすめ。使用されている写真はちょっとセンスとしては古くさい印象を受けるものの、レシピの幅(たとえばパイ、焼き菓子、シフォン、パウンド、ロールケーキ、シュークリーム、冷菓など)は、かなり広くて、これ1冊あれば用は足りる。わたしが持っているのは26刷。
ケーキとクッキーの本

2004年に復刻された本。写真がなく文字とイラストでコンパクトにまとめられている。簡単で、砂糖少なめなレシピ。ほんわかとした夢のあるお菓子。
秘密のケーキづくりおいしくて太らない簡単で失敗しない

とくにチョコレート関連が手作りしたいという場合は、こちら。
チョコレートドリンク、生チョコ、チョコレートを使ったケーキなどを幅広く掲載している。写真がきれい。
ちょっとビターなチョコレート菓子

パンとお菓子は製法も似ているものが多く、どちらか「しか」作らないという愛好家は少ないと思うのだが、なぜか一緒に扱われているレシピ本が少ない。どちらも好きなのに何冊も買って読むのは面倒だなぁ…。そんなとき、この本がおすすめ。定番から珍しいものまで、作ってみたくなるパンとお菓子がたくさん。
あの先生のパンとお菓子おいしいって評判です。

ハード系のリーンなパン、イタリアの食事パン、クロワッサンなどのリッチなバラエティパンやベーグルなど、小さなカフェが開けるような幅広いパンのレシピ本はこちら。ちょっぴり専門的。
レストランのパンカフェのパン小さな厨房でつくる食事パンと天然酵母

持っている本の数としては、菓子とパンがほぼ同じくらいあるのだけれど、通販で買うと間違えてしまいやすいのが、パンの本。焼き方ではなく、食パンやフランスパンを買ってきてどう盛りつけるか、またはそれをどうパックに入れてピクニックやお弁当に持っていくかといった本を、間違えて買ってしまったことがある。いつかは役に立つかもしれないが、あのときはちょっと失敗した。

天然酵母では、自家製で自分で作る酵母のヒントになる本が欲しいと思って探していた時期があるが、通販では説明をよく読んだり表紙の写真を拡大してじっと見てみないと、ごく一般的なレーズン酵母の話だったり、あるいは市販の酵母であるホシノや白神のことがメインであったりする。やはり通販で本を買うのは複数のソースを当たって解説などを読んでからでないと、失敗するので注意が必要だ。

実際のところ、自家製酵母にこれから挑戦してみたい人であれば、最初から高価な書籍をあたるよりまず一般的に情報が流布しているレーズンで開始して、慣れてきた段階で、ネット上で体験記などを読んだほうがよいかと思う。自家製酵母関連の本は数冊あるけれど、今回はとりあえず紹介を見送った。

Posted by mikimaru at 02:52 AM | コメント (0)

February 05, 2005

映画に見る中年女性の「性」

大げさなタイトルではあるかもしれないが、映画の関連リンクは最後尾にまとめて書くので、まずはつらつらと、本文のみを先に書かせていただく。

今日フランス映画の「ピアニスト」を見て、考えこんだ。ばからしいと片づけるのは簡単だし、難解であるふりをして実は浅い話かもしれないという気もするし、深読みしないほうが気が楽ではあるのだが、心に何かが引っかかる。

あらすじを書くと、ウィーンの国立音楽学院でピアノ教授をしている中年の女性が主人公。同居する実母との息の詰まる生活から逃れるように、自分だけの時間を(ややゆがんだ形で)むさぼる彼女の倒錯した描写が前半。後半は、彼女に唐突にも激しく思いを寄せる男子学生の純粋さと、それを呑みこんでしまいそうな彼女の寂しくも狂おしい、狂気に近い思い。狂気と現実のはざまで、呑みこんで、呑まれて、彼女は自分を見失っていく。

ここ数年といえるかもしれないが、シャーロット・ランプリング主演の「まぼろし」、同じくランプリングの「スイミング・プール」(後者は未見)など、中年の女性をあるがままの姿で描く映画が増えてきたように感じていた。日本ではまだまだ、これはないだろう。40代以降の女優を主演で使った映画そのものが少ない。わずかな例を数えればその女優がとびきり美しいとか(たとえば黒木瞳の「東京タワー」)、話の設定としてその年代の女性が主演で不自然でない(極道の妻たちシリーズなど)などであり、ストレートに中年女性の性や恋愛、内面の孤独を描くことはまず考えられない。おそらくは誰も見たがらないからだろうが、その理由まではわからない。

上述の「まぼろし」は、中年夫婦がバカンスを過ごす海から始まる。妻が気づくと夫がいない。波にさらわれて行方不明になったというのが妥当な推測だが、妻はそれを受けいれることができず、何週間もずっと夫がすぐもどるかのような生活をつづける。夫の死亡が確定しないため銀行口座も自由にならず、日々の暮らしや支払いに困ってもなおその暮らしを崩さない。周囲は心配して新しい恋人を作ることをすすめ、彼女もまた男性とつきあったりするのだが、心の中には夫がいた。人間は何歳で、どんなに寂しくても、誰にでも日常がある。泣いて暮らしたなどと一行で書くことは文章ではよくあるが、どんな人にも必ずある「日常」が、主人公に突きつけられて、彼女はそれを生きていく。この映画のラストシーンは、かなり切ない。ずっと目を離すことができなかった。

「ピアニスト」において、イザベル・ユペールが演じる主人公は、「キャリー」の母かと思うほど病的に詮索する母親と、入院している旨が軽く話題に出ただけの父親、職業として淡々と接している生徒たちの中で、自分の周囲に強く厚い壁を積み上げながら人生を生きてきた。ある男(若い学生)が、その壁の外から呼びかけた。彼女は素直に壁を崩せない、いきなり崩すことはできない。だが誰かが来てくれたことだけは嬉しい。その男が好きとか嫌いとかではないのだ――誰かが来てくれただけで、その事実だけで、壁の内側で彼女は苦しいほどに悩む。

ここで彼女が男を愛していたと思うのであれば、彼女が「かっこつけた」、「もったいつけて変な方向に話を持っていった」と思うのもよいだろう。性的な倒錯の描写が前半にあったことを素直に受け止め、ほんとうにそういった性癖を持つと考えるのもよいだろう。だがわたしは違った印象を受けた。枯れた水差しにいまさら水を差すつもりはないが、1度だけ満杯にして自分でこぼしてやったら気持ちよいだろうというかのような、どこか捨て鉢な女の情念。相手が何度も何度も水を注いでくれようとしたら、そのとき自分の壁は崩れるかもしれない、だがどうせ1度だけ満たして終わりなのだ。ならば派手に水を注ごうと。

その思いを相手に気づけ、周囲に気づけというのは酷だろう。彼女自身もまたそれを認めようとはしないだろう。だが一般論としてあえて書くならば、寂しい女、内側にこもった女が外に向けて何かを放出するとき、よく言えばそれはかなり強烈な個性、悪く言えば「はた迷惑」、もっと深刻ならば「狂気」として受け止められることになるのではないだろうか。

まあ、多少は深読みしすぎという気もするが、わたしはそんな風に感じた。描写が上品とはいえないし、何もここまで描くことはないだろうと思うシーンもあったが、それ以外をまとめて考えれば上記のようになる。

まぼろし、ピアニストの両作品に通じるのは「不運な境遇にある女性」だ。日本が等身大の中年女性を主軸に映画を作るようになるころ、フランスでは「不運でも何でもない中年女性の恋愛と性」で作品が増えているかもしれないと、想像してみる。逆にいえば、現状ではフランスだろうとどこだろうと、中年女性のありのまま(不遇でも何でもない)をストーリーに素直に盛りこんで消化できるほどには、社会も描き手も観客も、成熟していないのだろう。

(やぶ蛇を承知でなおのこと書くならば、中年男性のありのままならば見るかといったら、やはり殺人事件でも出てきてその探偵役の男性といった設定でもないと、見ないのかもしれない――このあたりに関しては、男女差はそれほど大きくないという判断も成り立つか?)

参考リンク:
「ピアニスト」公式サイト
「まぼろし」公式サイト
「スイミング・プール」公式サイト
シャーロット・ランプリング (goo映画) - 出演作の一部を掲載。ランプリングの密かなファンとしては、あまり知られていないマニアックな「ヴィヴァラヴィ」もおすすめ。

Posted by mikimaru at 07:30 PM | コメント (0)

February 04, 2005

節分で、海苔巻きだらけ

昨日の早朝はウォーキングの途中にセブンイレブンで太巻きを見たのだが、「なぜこの程度の大きさで380円もするのだろう」と考えこんでしまった。わたしが節分で太巻きという組み合わせを聞いたのは2年前が初めてで、その当時は東京のコンビニがこの商法に乗るようなことはなかった。だが今年は数日前から太巻きが少しずつ出てきて、節分の当日であった昨日は、二種類もあった。

別に食べたくはなかったのだが目新しいものはとりあえずおさえる性格のため、普段の太巻きより何かが美味しいのかもしれないと、中サイズのものを1本買って家族と分け合った。なんと、短くカットしたゴボウがはいっていた。海苔巻きにゴボウというのは、わたしには新しい感覚だったが、普段からよくある組み合わせなのだろうか。

昼ころ、春菊を買いに近所のスーパーへ出かけた。そのスーパーは弁当売り場、総菜売り場が大きいのだが、なんと弁当の棚の半分近くが太巻きだった。一般的な海苔で巻いたもの、薄卵で巻いたものと、いろいろある。だが、さすがに1日に2回も太巻きを食べる気にはならないので、買わずに去った。

節分に太巻きという組み合わせは、海苔業者と寿司屋が関西ではじめた宣伝に由来すると聞いたことがあるが、関東育ちのわたしは、焼いた鰯の頭を飾った場所に豆をまき、福茶(炒った大豆に熱湯をかける)を飲み、年齢の数だけ豆を食べる、といった習慣しかなかった。

東北の某地域で育った人の話によると、豆まきは「落花生」でやったそうだ。もともと殻を割って食べる落花生は、投げて地面に落ちても影響がないのだから無駄がなく食べられてよいということだが、初めて聞いたときはかなり驚いた。地域それぞれ、いろいろあるのだな。

Posted by mikimaru at 08:49 AM | コメント (0)

February 03, 2005

Mac OSX で PHP を動かす

このブログや別室のほうでPHPファイルを扱う機会が増えてきたし、よい機会なので本を買って勉強してみることにした。Windws上でPHPを動かすための導入ツールは多いが、MacOSX(しかもJaguar)で簡単にできるツールは、人に教えてもらいやっとひとつ見つけられたのみ。ご関心のある方は、こちら。
http://mitene.tv/comcom/C1334279353/E2145621465/index.html

これで、Mac OSX (10.2.8) で、PHP 4.3が動かせることとなった。あとは書籍についていたサンプルや、ネット上にあるスクリプトを見ながら意味を理解していくことで、少しずつ前進していけるのではと思う。まだ始まったばかりだ。

楽天ブックスや新宿紀伊國屋で購入した本は、こちら。
PHPでWebアプリケーションを作ろう
2002年の本なので、サンプルスクリプトの元となっているPHPのバージョンが低いが、最初の一冊としてはおすすめ。

PHP(ピーエッチピー)ポケットリファレンス
わたしの癖で、何かの入門編を一冊買うと、まもなくセットで技術評論社のポケットリファレンスを一冊買う。

自分で必要とする簡単なスクリプトを、さくさくっと書ける人間になってみたい。

Posted by mikimaru at 10:38 AM | コメント (0)

February 02, 2005

新宿でお買い物

新宿駅で電車を降りる直前に、頭の中で寄る店の順序を考えていた。
1 まず南口の「ルミネ2」に寄ろう。たしかソニープラザがあったような気がするので、バレンタインフェアがあったら、アシュモアーズのチョコレートが買えるかもしれない。
(注:アシュモアーズとはわたしがまだ食べたことのないオーストラリアのチョコレート。こういった時期以外は日本ではほとんど出まわらないそうだ)
2 その足で高島屋タイムズスクエアに出かけ、東急ハンズで製菓用品、紀伊国屋書店で本を買おう
3 伊勢丹に行って大北海道展でお買い物し、帰宅

よし、これでいこうと決め、電車を降りた。南口の改札を抜け、ルミネ2を見ると「お買い物は11時から」の表示。が〜ん。時計を見ると10時20分。あれほど立地条件のよい建物が、そんなにぜいたくな時間の使い方をするとは。ほかの買い物をしたらもう南口のここには寄らないから、今日はあきらめるしかない。

新宿駅南口から横断歩道を渡り新南口を抜けて、高島屋のほうからずっとつづくデッキづたいに、東急ハンズへ行く。はいったその場はバレンタイン特設会場だった。製菓用品や調理器具は3階なのだが、2階であるその入り口にも、そこそこの品がそろえてあった。新宿に用事があり手作りお菓子に関心がある方は、普段の季節には見かけないような「何とかミックス」もかなり出ているので、ぜひチェックを。紙製容器などもセットなので、ほんとうに楽そうだ。だがシュークリームのセットとは…? どんなふうに楽ができるのだろう。箱の説明くらい読んでくればよかったか。

3階で、買うつもりで出かけた目当ての品をかごに入れたほか、手作りチョコでもしようかと、アルミカップとアーモンドとタブレット状のクーベルチュールチョコレートを購入。
(クーベルチュールは規格の名前であってブランドでも社名でもない。ただし日本で製造されるクーベルチュールは、国際規格で言うクーベルチュールと同じとは限らないそうなので、その言葉が書かれたチョコはすべて製菓向きですばらしいと考えるのはあまり正確ではない。わたしなどは普段の用途では明治の板チョコやロッテのガーナを溶かすことも多い。コーティングチョコとしての用途でなければ、じゅうぶんに板チョコで役に立つ)

ところでこの東急ハンズ新宿店、なかなか品揃えがよくなってきたように思う。
今日は冷蔵品も見てみたが、オームの生クリームをおいていることに気づいた。またどうしても食べたくなったらここで買えるのだ。さらに各種ヨーグルトの素(一般、ケフィア、カスピ海など)も冷蔵品の中にあった。ケフィアやカスピ海などは「うちが本家」といった静かな争いを感じるが、消費者にとってみれば衛生的(雑菌混入なし)で美味しいものは、どこが本家だろうととりあえず買って試してみたいものではないだろうか。とくにカスピ海ヨーグルトなどは、本家を名乗るフジッコのサイトによると郵便振替で前払い、代金引換でオンライン注文、もしくは直営店(ほんの数店舗)で購入といった手段しかないのだが、つい数週間前までは郵便局で前払いの方法以外は記載されていなかった。それが面倒でこれまで手が出なかったのだが、いざとなったら(本家でなくとも)東急ハンズで購入できることがわかったので、ありがたい。

パン用の酵母もそうだが、自分で育てたものを食べるといったことは、味わいと同じくらい楽しいものだ。

東急ハンズを出て紀伊國屋書店で買い物をしたあと、東口の伊勢丹まで歩いた。ハンズで買ったものや伊勢丹の大北海道展で買ったものは、別室のブログに写真を載せるかもしれないので、お楽しみに。

Posted by mikimaru at 02:54 PM | コメント (0)

ウォーキング その2

先日こちらに書いてから、ほぼ毎日早朝の7時台に近所を歩いている。住宅街を中心に歩いて帰りは細い商店街(駅から遠い)を歩いてもどるのだが、8時に近くなるともう道路工事の人がカラーコーン(赤い三角錐みたいなもの)を道に立て、交通整理の支度をはじめる。

毎日ほぼ同じルートなのだが歩くのが速くなったらしく、コンビニに寄らないと15分でもどってこられる。それで物足りなく感じて昨日は「夕方も歩いてみるか」と思ったのだが、なんと予想外の場所でも工事をやっていた。住宅街だ。「昼間はこんな場所でも工事をやっているのか」と、歩くという意図を捨て、にぎわっているほうの商店街を抜けて本屋で立ち読みをして帰ってきた。道路工事が多い。いや、わたしが区別をつけられないだけで、ぜんぶが道路ではなくて別の用件なのかもしれないが。

さて、今日もそろそろ出かけるとするか。

午前は新宿伊勢丹の大北海道店に出かける予定なので、別室のブログに報告を載せるかもしれない。

Posted by mikimaru at 07:12 AM | コメント (0)

February 01, 2005

スティーブン・キング版「キングダム・ホスピタル」

デンマークの大病院を舞台にホラーとオカルト、滑稽なほどに見苦しい人間模様を織り交ぜて描いたテレビシリーズ(映画として編集され1994年と1997年に世界公開)である、ラース・フォン・トリアー版のオリジナル「キングダム」の続きが大いに気になるところではあるが、先日アメリカ版の「キングダム・ホスピタル」がDVDでレンタルされていたので、1巻だけ見てみた。

おかしさと味わいのツボはオリジナル版をきちんとふまえつつ、不思議な生き物の存在を新たに加えたところと、少女メアリーの描き方がじゅうぶんにキングの味わい。エグゼクティブ・プロデューサーということで、ラース・フォン・トリアーとスティーブン・キングの両者が名を連ねている。

役者の雰囲気や演じ方も似せているようだ。地下室の皿洗いコンビ、原作ではスウェーデンからデンマークに飛ばされておもしろくないと思っている医師(本作ではボストン出身で現待遇に不満たらたら)、霊能力があり「この病院には何かいる」と主張して、何度も無理やり入院しては降霊会を開く中年女性ほか、病院スタッフの面々。

急いですべてを借りるほどではないが、シリーズがまだつづいているので、少しずつ借りて見つづけていきたいと思う。これを機会にオリジナル版のつづきも早く公開してほしい。

Posted by mikimaru at 05:03 AM | コメント (0)