February 26, 2005

街頭募金の詐欺

先週くらいにニュース番組でちょっと見ただけなのだが、街頭募金を装って、雇ったアルバイトに募金箱を持たせる詐欺があるそうだ。ちょっと気になってはいたのだが、その番組で扱っていた例は東京や関東のものではなく、「どこかでこんな詐欺があるそうです」という曖昧な話を書くわけにもいかないと、こちらでは何も書かずにいた。

たまたま見た知人のブログに、この件が書かれていたのでご紹介。
http://blog.so-net.ne.jp/kodapapa/2005-02-26

読んで思い出したのだが、たしかにわたしが見たニュースも、大阪あたりの話だった気がする。ただし「どこでも起こりうる」ことだろう。法的・社会的にはチェック機構がないも同然で、野放しとのことだった。

北朝鮮による拉致被害者5人が帰国した際、新宿西口で正規の支援団体を装った募金と署名活動をおこなっていた人たちがいたという話を聞いたことがある。より正直に書くと、わたしはその人たちの前を通過して「新宿でもやるんだ、たいへんだな」と思ったことがあり、まもなくそれを聞いたので、間違いないと思う。結果としては立ち止まらなかったので被害はなし。

そんな詐欺をおこなう人たちには1円たりとも渡したくないし、個人情報を渡すのもまっぴらだが、ではいったい、誰を、どんなふうに信じていったらいいのだろう。ほんとうに困っている人が有志でおこなう活動として、もっとも簡単で目立つ手段が街頭に立つことだ(立つことは精神的には簡単ではないが、手段としては簡単に立てるの意)。まじめな人たちも大勢いる。それをどうせ詐欺だろうとか、いい加減な人たちだろうと思う人が増えていくきっかけになりかねない詐欺行為には、ほんとうに心が寒くなる。

Posted by mikimaru at February 26, 2005 05:01 AM
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