April 30, 2006

映画:姑獲鳥の夏

姑獲鳥の夏 - 公式サイト
goo 映画:姑獲鳥の夏

つまらん。。。とてつもなくつまらなかった。世の中の評価は知らないが、見ている最中から「つまんねー」と3回以上も言った映画は久しぶりだ。

ミスキャストは阿部寛と田中麗奈。現代風の顔立ちが雰囲気をぶちこわす。話も最初から見えているし、途中で「原作者が丸くなったらこんな顔だな」と思ったら、ほんとに京極夏彦だし、実相寺昭雄作品らしいといえばらしい映像は、結果として幻想的というよりチープさが目立ってしまった。最後のほうはもう、早く終わらないかと、そればかり考えた。

最大の謎。これ、脚本が悪いのか、そもそも、こんな話なのか?(苦笑)

わたしは京極作品をほとんど読まず、かろうじて憶えているのは「魍魎の匣」なのだが、阿部寛が演じた役というのは、誰だったらよいのだろう。とにかく、彼であってほしくはなかった。似合っていない。

田中麗奈の役は、そうだなぁ「緒川たまき」のような感じを連想するのは、ありきたりの発想だろうか。

Posted by mikimaru at 05:45 PM | コメント (0)

April 29, 2006

映画:堕天使のパスポート

堕天使のパスポート - 日本語公式サイト
Dirty Pretty Things - IMDB(英語)

事情によりロンドンに不法滞在をしている男性が、移民ら社会的弱者をしゃぶりつくすロンドン社会の裏側に気づき、激しく抵抗しつつも巻きこまれていく。

労働条件や金銭的な意味での搾取、立場につけこんだ心身の抑圧、そして臓器売買――文明都市であるロンドンの裏の顔に気づく主人公。事情により眠ることを拒否し、眠気を避けるために危険な薬草を噛んでは日夜労働する彼は、あるとき母国で高度な医療に携わっていた過去を調べられてしまう。彼、そして彼を慕うトルコ人女性の偽身分証明と引き替えに臓器摘出に手を貸すよう、周到な誘いでがんじがらめにされながらも、頑強な意志でそれに抗う。。。はたして、彼はどうなってしまうのか?

トルコ移民の女性を演じるのは、「アメリ」や「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥ。ニューヨークには夢がある、いつかニューヨークに行くと考える彼女は、主人公がどれほどに「現実を見ろ」と諭しても、それを受け入れることができない。搾取されてもだまされても夢にすがりたがるその姿に、見ている側は終盤で思わず「バカかこの女!」と叫びたくなるが、物語は完全な悲劇では終わらなかったところが救いか。

Posted by mikimaru at 10:53 PM | コメント (0)

「芦屋タカトラ」恵比寿の三越にオープン

東京新聞ショッパーの記事。
「芦屋タカトラ」シュークリームが関東エリア初登場

素材にこだわった手づくりのカスタードクリームは、洋酒が隠し味に。パリパリの皮との相性も評判を呼んでいます。
シーズンごとにデザインが変わるテークアウトのボックスも話題。
「プレーンシュークリーム」(190円)。

こんなふうにブログで紹介してしまうものの、実は初めて聞くお店(←こら)。ただ、わたしの頭の中は最近シュークリームとプリン、それからバウムクーヘンなど、ようするに「持ち運び簡単で型くずれがしにくいお菓子」が大きなウェイトをしめているので、ちょっと関心が。

恵比寿界隈は、わたしが東京に出てきたばかりのころと違って、かなりきれいになっている。三越の場所はわかるが、はいったことがない。できたばかりのころ話題になったガーデンプレイスは、一度しか行ったことがないものの、オシャレな雰囲気があったっけ。

――こう考えると、わたしは新宿、吉祥寺、銀座や日本橋など「最寄り駅からの乗り換えが少なくて行ける場所」しか、ほんとうに出かけていないのだなぁと実感(--;。かつては乗り換えが2回あっても六本木に出かけていたというのに、この数年前に大江戸線ができて乗り換えが1回になったというのに、もう六本木には行く気力がない。

Posted by mikimaru at 08:25 AM | コメント (0)

April 27, 2006

映画:赤い靴 (1948)

古い映画だが、DISCASで借りてみた。
The Red Shoes - IMDB (英語)

欧州各国でバレエを上演してまわる楽団が舞台。社交界有力者の姪ではあっても踊り子としての実力は認められていなかったヴィクトリア・ページ、彼女の才能を見いだした楽団の長レルメントフ、同じく彼に抜擢された作曲家クラスター。この三人を中心に描かれる物語。

踊ることは人生。だが舞台に乗っていないときの私生活もまた人生。ダンサーらの誰もが抱く葛藤だが、アンデルセンの「赤い靴」で有名になったヴィクトリアにも、その選択が突如としてつきつけられた。足は赤い靴に縛られ、心は愛しい人とともにありたいと願う。そして彼女はついに……。

作中の「赤い靴」初演のシーンが見事。自分で計っていたわけではないがネット上で「15分あった」と書かれていた通り、かなりの長さ。このシーンの最初の数分間を見ただけでも、主演女優のバレエに見とれてしまう。

古い作品なので色や画質は決してよくないが、バレエが好きな人にはぜひおすすめの作品。

Posted by mikimaru at 10:09 AM | コメント (0)

April 25, 2006

パソコンの横で「水」を飲むのか?

コップ1杯の水かけてもOK、松下のノート型パソコン

記事が消えるまでの日数が長いので gooニュースの記事をリンクしておくが、朝日新聞で見ると実際に女性がキーボードに水をかけている写真が見られる。

 松下電器産業は25日、キーボードの防水性を強化したノート型パソコンを発表した。コップ1杯程度の水がかかっても操作に支障がない「全面防滴」を売り物にする。
 防水性が高いのは「ウオータースルー構造」を採用したため。キーボードの下に防水シートを敷き詰めることで、集積回路基板や内蔵ハードディスクドライブ(HDD)などパソコンの心臓部を守る。流れ込んだ水は防水シートの凹凸を伝い、パソコン底面の穴から出るという。

パソコンのキーボードの隣で「水」を飲む人の数より、ポカリスエットだ、コーヒーだ、午後の紅茶だと、糖分でキーボードがベタベタになりそうなものを飲む人のほうが、はるかに多いと思うのだが――この製品の意図はなんだろう。

もし「コップ一杯の水というのは便宜的な表現で、ほんとうは水たまりに落としたり、土砂降りの中で持ち歩いたりするときのことを言いたかったんです」と松下くんが言うのなら、あえて言おう。水たまりも土砂降りも、コップ一杯じゃきかないよ。。。(--;

Posted by mikimaru at 08:10 PM | コメント (0)

レンタルサーバの話

わたしがメインで使っているのはロリポップ(このブログ)と、1-man.net(mikimaru.netで使用)なのだが、昨日はちょっとヒヤリとした。スパムや荒らしが来て高負荷がかかった場合、のちほど原因が究明されたとしても、いったん利用が制限されることもありうるのだと再認識した。また、自分で状況を理解し、相手をアクセスブロックするなどの対処ができない場合、それ以上の制限を受けることもまた考えられる。もたもたしているうちにファイルを削除されるなんてことが、なければよいが。

昨日のロリポップの例(解決済):

おとといの深夜から昨日の朝にかけて、このブログには外国のロボットから執拗なファイル要求がつづいていた模様。ロリポップが特定ファイルのパーミッションを変更して使用不可にした段階でわたしに連絡をくれた。

半信半疑だったものの、問題を特定するため1日分の生ログをダウンロードし、目星を付けた相手のIPを抽出してデータベースソフトで整理してみた。――すると、最初の15分でCGIだけでも呼び出しが60件。朝まで断続的につづいた行動を見てみると、HTMLファイルなどをすべて合わせて合計500件のリクエスト。これは、まいった。

これまで何度か、事故や事件と関係がある内容のため、運営者には非がなくてもトラフィックが急増し、プロバイダやレンタルサーバ側から閲覧制限をされてしまった人の話を見聞きしてきた。そういった制限も、今回のわたしの件も、個人には防ぎようのないことだろう。事後に対処するしか有効な手だてはない。

連絡が来たのは夜遅く、わたしが対処を開始したのは明け方だったが、ロリポップは有人監視だったのだなぁと、改めて実感。
ちなみに1-man.netは、CGIの暴走があると、15分くらいのあいだ利用を止めるらしい。幸いなことにまだ止められたことは(たぶん)ない。

もし万が一にも予備のサーバを借りておく必要性が生じたら、ロリポップ並みに安い「さくらのレンタルサーバ」を考えているが、現在の二つだけでも容量がたっぷりなので、願わくばこのままで何とかがんばっていきたい。

Posted by mikimaru at 10:48 AM | コメント (0)

April 24, 2006

お知らせ:ブログ内の検索について

事情がありまして、各ページ左上にあります検索窓のうち、このブログ内の検索は使用を止めています。対策もしくは代替え策が見つかるまで、ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。

 → この件、制約を解除することができました。ご心配をおかけしました。

Posted by mikimaru at 04:58 AM | コメント (0)

April 23, 2006

「焼きたて」は、うまいのか?

パン屋さんの焼きたてのパンが美味しいというExcite Bitの記事だが
パン屋さんの「焼きたて」の定義って?
まだ温かいパンが美味しいというところから始まり、どれくらいを「焼きたて」というのかと話がつづくのだが、文中に出てくる話のどれも「焼きたてが美味しい」という前提に立っている。わたしはてっきり「焼きたてというのは便宜的な表現で、実際にはさましてから出しています」という話でも、出てくるのかと思っていた。

パンは温かいうちより、ほとんどの熱がとれた状態(焼いて1時間くらいか?)が美味しいのは、定説だと思っていた。パンの先生も、焼き上がった直後のパンを指さして「はい、いまが一番まずいです」とおどけてみせるが、それが普通だと思っていた。

だが、ネットで検索すると「焼きたてがうまい」という表現がたくさん引っかかる。しかも、便宜的な言葉ではなくてほんとうに「温かいうち」と書いている人もいる。

皆さんは、いかがだろうか。わたしは絶対に「焼いてから1時間はさます」という立場だが、これは誰がなんと言おうと美味しい。

Posted by mikimaru at 06:02 PM | コメント (2)

April 22, 2006

そういえば「リトルトウキョー殺人課」

ワーナー・ホーム・ビデオ リトルトウキョー殺人課

そういえばシリーズの第三弾は、あきれる笑える目を疑うの三拍子が揃った「リトルトウキョー殺人課」。1991年のアメリカ映画。あまりにすごいので、十年以上前だったと思うがレンタルビデオで2回も見てしまった。(はたして、まだレンタル屋にあるだろうか?)

ドルフ・ラングレンは、この作品もそうだけれどヘンな映画にばかり出ている。ちょうどこのころ話題になった「ユニバーサル・ソルジャー」で、ジャン・クロード・ヴァンダムと競演したあたりまでは、見捨てていなかったのだけれど、もう最近は見捨てるも何も。。。(ぷぷぷ)。。。

さて、あってないようなストーリーだけれど、いちおう紹介。

幼いころを日本で過ごしたドルフ・ラングレン演じる刑事は、日本のことを何でも知っているらしい。全世界にファンのいるドラマと比較して申し訳ないが、スタートレックTNGで5歳までしかクリンゴンの環境にいなかったウォーフが、クリンゴンのことを何でもよくわかっているのと同じくらい違和感がある。

朝は日本人街で粥を食べてヘンな日本語を使うし、ヤクザに囲まれるとヘンなイントネーションの日本語で「ニホンジンノ ケイサツカンヲ フタリモコロスノハ ヨクナイ!」と大声をあげるが、その言葉で日系ヤクザがほんとうに後退していくのには笑いが止まらない。しかもこのとき「フタリ」と言われたほうの相棒は、のちに亡くなったブランドン・リーだ。これが遺作とならず、「クロウ」で美しい映像を残せたのは不幸中の幸いか。

この作品を笑っている記事はかなりの数に上るが、そのうちほとんどの人が書いていない事実がある。アメリカ人のスタッフには東洋人の顔は同じに見えるのだろうが、警察署で取調中に自殺した男が、その数分後のシーンでヤクザ一同のひとりとして顔がアップになるのだ。こんな編集、許されていいのだろうか。。。おっと、こんなことで怒ってはいけない。笑う映画なのだ。

お腹をかかえて笑いながら、「ドルフ・ラングレンよ、さようなら」と、ちょっと悲しさも感じられる映画。

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April 19, 2006

高島屋新宿店のチラシ、改善

関連記事
http://habopnt.whitesnow.jp/blog/archives/000819.html

メールをしたあとに2回ほど連絡があり、4月中旬にはMacでも見られるようになるなど、多少の改善があるらしいとの説明を受けていた。完全対応とは言えないが、という説明だった。本日見にいったところ、たしかにMacでも見ることができるようになっていた。

まだ限られた環境でしかテストをしていないが、わたしにはこれで問題なさそうだ。
わたしは商品の画像と名前が確認できて、必要に応じて拡大できる程度で用は足りるので、それ以上の機能(印刷など)は、もしかするとMacに対応していないかもしれないが、とりあえず本日現在はこれで満足。だが、サイト上には「Macには対応していない」と、堂々と書かれているのが、ちょっと残念ではある。

メールをした個人に対して親切に対応してもらえたことで、気持ちとしては満足している。短いがお礼のメールも出しておいた。

気づいたことや続報があったら、この記事に書き足すかもしれない。

Posted by mikimaru at 10:57 AM | コメント (0)

April 18, 2006

そういえば「バイオ・インフェルノ」

先日ここに書いた「マニトウ」と同じく、テレビで偶然に2回くらい見ただけの作品。2回とも夜中の放送で、狙っていたわけでもないのに偶然に見てしまった。ほかにこのパターンはフランコ・ネロ主演の「白い牙(ホワイト・ファング)」がある。しかも後者の場合は、眠れなくて夜中にテレビをつけたら2回とも始まるところだったという偶然で、デジャヴを味わいながら見たものだ。

さて、「バイオ・インフェルノ」だが、原題を Warning Sign という。農業研究施設だと思っていた場所で実は極秘の研究もおこなわれていて、ちょっとしたはずみに屋内がそっくり汚染されてしまった。規則に従って全員を屋内に待機させる主人公の保安係に扮したのはキャスリーン・クインラン――アポロ13ではトム・ハンクスの妻。トワイライトゾーン映画版では、驚異的な能力を持つわがままな少年をしかりつける毅然とした女性を演じた。ほかに「キャメロット・ガーデンの少女」など多数に出演。

で、映画の内容だが。。。お決まりの通り、同僚たちがバタバタと倒れ、一部はゾンビのごとく変貌し、恐怖を感じた「まだゾンビではない」人々は、外に出してくれない保安係に不満をぶつけるべく、彼女のいた部屋に力づくで押し入ってしまう。これにより、唯一安全な状況で外部と連絡をとることができていた主人公も感染と暴力の危険にさらされることに。

いまで思えば定番中の定番、安心してみていられるB級なのだが、80年代はぎりぎりこんなストーリーが「まだありふれていなかった時代」と思われる。いま見たらわからないが、思い出せる範囲では素直におもしろい。

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April 17, 2006

吉祥寺東急と伊勢丹にて

最近どこにも出かけていないので――
(注:わたしは極端なので、出かけない日は家から1歩も出ないどころか、パソコンと台所の往復しかしない)
――今日は偶然にネットで見た東急吉祥寺店のスイーツコーナーへ。19日まで「鎌倉ニュージャーマン」やら「シェ・リュイ」やらが来ているらしい。シェ・リュイはともかく(←何度か買っているし、催事などには甘いパン類がメイン)、鎌倉ニュージャーマンは初めて。それに同じくB1にて、わたしの好きな日光金谷ホテルベーカリーのパンも売られているという。これはもう、行くしかない。

鎌倉ニュージャーマンでは、不二家の「ペコちゃんのほっぺ」みたいなお菓子が5種類あったので、普通味、チョコ味、いちご味じゃなかった紅茶味を購入。1個百円前後でお得感がある。あちこち見てまわって、金谷ホテルベーカリーの売り場でホテルパンとスコーン(小さめで6個1パック420円)を買い、東急をあとにする。

実はちょっと具合が悪かったのだが、せっかく来たのだからと伊勢丹に寄る(←単にバカ ^^;)。そこで、資生堂パーラーの有名なチーズケーキ(なぜか常温で長期保存が可の、あのちっこくて高いケーキ)を3個入りパックで2種類購入。1パック788円、つまり1粒が税抜き250円! あんなにちっこいのになぁ。話の種にと、普通味と春夏限定味を購入。

やはり具合がよくないままなので(←買い物をしていて自然に治るわけないって ^^;)、いったん家にもどる。原因には多少の心当たりがあるし、あわてず様子を見ていれば何とかなりそうだ。

さ、まずはどれを食べようかな。

ところで話が少しもどって、シェ・リュイ。
以前に「アップルパイがうまい〜」と別館に書いたかもしれないが、わたしが大昔によく利用していた半蔵門の「ハナコウジ」は系列店なのだそうだ。あの店は価格としては高級感があったのだが、味もたしかで、大好きだった。最近改装したそうだが、また出かけてみようか。

あの店でよく憶えているのは、とてもきれいなスイートポテト。ごろっとした芋のカットを生かした商品で、芋の大きさで価格も違って「こっちおいしそう、でも安いのはこっち」などなど、棚の前でよく考えたものだった。

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「信じられない植物」ファーム増設

本日未明、ふにふに娯楽室に、第二ファームと第三ファームを増築。

まだ遊んだことのない方はぜひ、アットホームな雰囲気の当ふにふにファームにご参加ください。10日間コース、従来の8日間コースがあるので、お好きなほうにどうぞ。

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映画:最後の誘惑 (1988)

キリストの半生をウィレム・デフォー主演で描く。
goo 映画 - 最後の誘惑

わたしはキリスト教徒ではないし、周囲に熱心な信者もいない。つまり、キリスト教をどんな風に描こうと、そこそこ寛容でいられる立場だと思うが――この作品に関しては、どこかから厳重な抗議がきたのではないかと、人ごとながら心配になった。

最後の30〜40分くらいのあいだに、あまりにもストーリーが荒唐無稽なので「なるほど、これが最後の誘惑なのか」と、見ながら考えていたが、たとえどうまとめようと、平常心ではいられない信者も多かったのでは。。。

つい先週あたりから話題になっている「ユダは裏切っていなかった」と同じ説に基づく作品。すると、以前からこういう解釈はあったのだ。知らなかった。

ウィレム・デフォーは、うまい役者さんだと思う。だが、ときどき出る表情、とくに映画の最後の最後については、何とも「現代アメリカの俳優さん」といったもので、その瞬間に映画の世界から現実にもどされてしまった。

とにかく長いので、よほど見てみたい人以外には、強くおすすめしない。

Posted by mikimaru at 03:59 AM | コメント (0)

April 16, 2006

モラル・ハラスメント(モラハラ)

家庭内での精神的な暴力。恥ずかしい話だが、この言葉をまるで知らなかった。だが事例ならいくつか、知っているような気がする。

ときどき人様のブログなどを流し読みしていて「なぜ書いている人は、こんなダンナとこの先つきあっていけると思っているのだろう。別れればいいのに」と思うようなことが、たまにあるのだ。もちろん、まったく存じ上げない方のコメント欄でそんなことを書くほど命知らずではないので、読んで通過しているが。

よくわからない方が「ああなるほど」と思える事例としては、モラル・ハラスメント被害者同盟のトップページに本日現在掲載されている「冷めた魚」の話がよいのではないかと思う。

なぜ自分の家で配偶者におびえながら生きなければならないのだろう。。。想像するだけで怖いが、完全には想像ができない環境にいる自分、こういう状況に陥ったことがない立場であるわたしは、それを神様や誰かに対して感謝しなければいけないのだろうか。ごく普通の幸せだと思っていることが、実は貴重なのだろうか。これは当たり前の幸せであると信じたい。

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April 13, 2006

割り箸、中国の対日輸出が停止予定

今日の日経新聞によると、日本の割り箸の9割をしめる中国産が、森林保護を目的とした方針により、2008年ころ輸出停止となる見通し。すでに3割程度の値上げがなされているという。

え〜、割り箸ね。ほかのものならともかく、割り箸。日本人は使いすぎなので、この件では別にたいしたコメントはない。

使いすぎは、とくにコンビニで顕著だ。オフィスや出先で食べるものとはかぎらず、住宅街にあるコンビニなら自宅用が多いとわかってほしいものだが――不要かどうかを聞いてくれる店員さんが、この数年でやっと少し増えてきた程度。不要と答えても、温めを別の人が担当しているうちに割り箸がついてしまったりと、やはり「割り箸あり」がデフォルトのようだ。おかげでうちの在庫は増えるいっぽう(とほほ)。

たしかに、あれば少しなら使うし、食べ物の役割のほか掃除にも使えるので、存在そのものを否定するつもりはないのだが、コンビニ業界にはせめて「割り箸なしがデフォルト」になるように、努力してもらえたらと思う。

外食産業や料亭などでは、これは難しいところだろう。ときおり中華料理店や大皿料理などで見かける、大きくて重さのある箸(何の樹脂か不明だが)は、洗いやすくて丈夫そうだが日本のデリケートな食事には合わないはずだ。かといって高級塗り箸を洗って使い回しするわけにもいかないだろうし。

わたしなりの結論としては「コンビニの安易な割り箸は配布量を減らしていき、高級な割り箸は必要に応じて」といった線で、全体の需要を減らしていくことが望ましいのでは、といったところだろうか。

Posted by mikimaru at 10:18 AM | コメント (2)

味噌ラーメンは人気がないのか

月に1回くらい設置している、タグふれんずの投票箱だが
(場所はふにふに娯楽室
箱は三日後に消滅するというのに、今回は投票に10名様しか参加されていない。

好きなラーメンは
醤油 6票
味噌 0票
しお 2票
とんこつ 2票
その他 0票

醤油、強いな。わたしも数年前だったら「醤油」だったが、いまは「塩」。意外だったのは、味噌がゼロだったこと。味噌ラーメンもおいしいと思うのだが。

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April 12, 2006

そういえば「マニトウ」

78年のアメリカ映画なのだが、80年代には何度かテレビで放映されていたので、2回くらいは見たかもしれない。あの手の話も映像も、今風に言うなら「ベタすぎてまじめに作れないだろう」が、当時の一般市民には免疫もなく、見たらいきなり忘れられなくなってしまった人も多いのではないかと想像する。

わたしも、首筋が痛いと「マニトウかな」などと、人には言わないがたまに考える(おい)。

どうせ中古ビデオショップなどで偶然に目にするかどうかの品だし、全国ネットで夜に放送されるはずもないから、あまりネタバレを気にせずに書いておこう。

白人の自称占い師(トニー・カーチス)の恋人(スーザン・ストラスバーグ)の首筋に、しこりができる。日に日に大きくなって、彼女は病院に入院する。しこりはやがて背中までに達し、ついにそこから、アメリカ・インディアン(現代風に言えばネイティブ・アメリカン)の世界では有名な悪の呪術師が、400年ぶりに現れる――人間の三分の一くらいのサイズだが、記憶では上半身と頭はしっかりしていて、下半身がほとんどなく歩行がゆっくりだったと思う。

主人公はインディアンの村に出かけ現代の呪術師に事情を説明し、病院に連れてこようとするが、白人は都合のよいときばかり人を利用すると、かなり嫌な顔をされる。それでもかまわず、とにかく連れてくる。そのころ病院では、その伝説の呪術師が漫画のようにわかりやすい悪さをはじめていた。。。

インディアンにはインディアン、マニトウにはマニトウということで(ちなみにマニトウというのは精霊の意味であり、あの映画に出てきた化け物ライクな生き物とは無関係)、最後には現代社会ならではの強いマニトウをお招きし、撃退するという話。

ツボは「タイプライターのマニトウ」ですかね、やはり。
トニー・カーチス演じる主人公の、情けなさすぎるキャラクタが痛々しかった。

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April 11, 2006

ヴィクトリアケーキ

まだこのところのイギリス熱が継続中。ヴィクトリアケーキとは何だろうと、検索してみた。

パウンドケーキのようにすべて同量(小麦粉、砂糖、バター、卵)で焼いた丸型のケーキを半分にスライスして2段にし、あいだにラズベリージャムなど濃いめで味がしっかりしたジャムをたっぷり塗ってはさみ、トッピングには粉糖という、シンプルで美味しそうだが想像するだに高カロリーなお菓子。

うちが大家族だったり、お友達が近所にたくさん住んでいたりすれば、作ってもみんなで1切れずつ食べられるのだが、現状では残念ながらつくれない。もっとも、これだけシンプルな菓子ならば冷凍しても味はさほどそこなわれないな。いつか作ってみようか?

ヴィクトリアサンドイッチとも呼ばれるようだ。ヴィクトリアスポンジケーキという名前で紹介している人の参考写真はほんとうにスポンジに近く見えるので、もしや配合が違うか、別立てでふっくらさせている可能性がある――いや、いくら別立てにしても、バターの量で考えればベーキングパウダーなどの補助がないとスポンジっぽくふくらませるのは難しく思うので、やはり配合が違うのかもしれない。

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April 10, 2006

ネットに思う、「お隣さん」意識

最近、「信じられない植物」を設置したり、ブログにもともとの知人以外のお客さんからコメントをいただく回数が増えたりといったことで、自分の場がローカルではなくパブリックに少しずつ近づいていると感じるようになった。

本人がそう感じるようになっても、まだまだと感じる人や、とっくにと思う人もいるだろう。厳密な線引きはできない。本人の意識が「まだまだ知名度も低いし、お友達もたくさん利用してくれる自宅脇の私道」であっても、他人から見れば、大通りまですぐだし便利だから通らせていただく、といった程度の「ただの道」である可能性もある。これまでもこれから先も、そういった意識の差は(誰のせいでもないが)ずっと生じていくと思う。

さまざまな無料サービスに関して、どういった経緯で情報が流出したり悪用されるかわからないから、利用するには偽名と偽データを入力するようにしていると明言した人を、わたしはふたり知っている。「嘘ついてまで利用するなよ、提供する側の身にもなってみろ」と言いたいのを、ぐっとこらえた。――いいとこ取りをして相手には嘘をつく、それがネットなら許されるのかと。相手が信頼できないなら、そもそも利用しなければいいではないかと。

理解ができないわけではない。だが意図を理解することと、実行にためらいがない人を目の前にするのはまた別の話だ。わたしは自分が嘘を書いて無料サービスに登録することはあり得ないと断言できる。嘘を書かずに済む「記入欄が少ない無料サービス」になら、そこそこの数を登録している。

さて、嘘を書く云々まで極端ではないにせよ、わたしのところで植物を栽培している人たちに、同じような「おそるおそる」といった意識があったとしても、それは無理もないことだと思う。登録内容ひとつをとっても、最初から自分のサイトやメールを記載している人もいれば、何も書かない人もいる。ジョークかもしれないが、わたしが見れば嘘だとわかる内容を堂々と載せている人もいる(非公開扱いにして書いているのだから、わたしに笑ってもらおうというのか、あるいはわたしが管理者だということを忘れて本気で嘘を書いているのか、そのあたりは不明だが……)。

だが問題は、何を書いた、何を書かないではない。場を共有していく以上は、願わくばお互いになんとなく仲良くできることが理想だが、「おそるおそる」をずっと引きずっていくのならばまだしも、開き直りに転じていく人も残念ながらいる。ひとりくらい嘘をついても、ずるをしてもいいだろうという態度、文句があればIDを消されるだろう、消されないのだから見られていないといった態度に変じていく過程は、見ていてとてもつらい。声をかけるタイミングもわからない。そのためわたしはつい最近になって、目に余った状況になってから重い腰をあげる結果になってしまった。

もう私道ではなく「ただの道」なのだからと自分をごまかしてきたツケは、けっこう精神的には大きかったようだ。やはりわたしは、自分のいる場を「ただの道」と思うことができないし、そう思う必要もないと気づいた。腹を立てたり、落ちこんだりと、半日くらいあ〜だこ〜だと考えたものの、幸いなことによい助言をくれる人もいて、気持ちは定まってきた。今後どんなに規模が大きくなろうと、やはりそこは「私道」だと思って目配りをしたい。

お互いを不快にさせない適度な距離、適度な思いやりは、どれくらいの規模(参加人数)で可能なのだろう。ときとしてわずらわしいが欠かせない「お隣さん」意識、自分も迷惑をかけているかもしれないから多少のことは気にしない「お互い様」意識。――今月中旬には発表できるよう、植物園の拡張工事をおこなっているのだが、そのころまでにいろいろな心の準備をしておきたい。

Posted by mikimaru at 02:57 AM | コメント (0)

April 09, 2006

久々の「夜叉 YASHA」と、佐藤嗣麻子

かなり前だが、金曜日の夜に「夜叉」が放送されていたころ、STINGのテーマ曲 Desert Rose が聞こえてくるだけで、肩と背中がぶるぶる震えたほどはまっていた。

久々に、ツタヤDISCASでDVDを借り、見てみた。

かつてはまっていたものが、あとから見ると色あせているのはよくあることだが、そんな失望感を味わうこともなく、話といい役者といい、映像、音楽、どれもがほんとうにすばらしい。記憶にあるよりも、伊藤英明は台詞がうまかった。当時「伊藤英明さえ、もうちょっと台詞がはっきりしていたら、100点なのに」と思ったのだが、1枚目を見た感じでは、別にさほどヘタではなかった。悪く記憶していたとは、何とも失礼な。

脚本は佐藤嗣麻子。監督も、わたしの記憶がたしかなら最初の数話と最後のほうは同氏だ。毎回STINGの音楽とともに流れるオープニングの映像と、最終回の静(せい)と凜(りん)の戦いは、美学と呼ぶにふさわしい。

佐藤嗣麻子の映像そのものには下品さや安っぽさはないのだが、当時はまだ二枚目だった阿部寛のケン黒崎や、伊藤英明が演じた静と凜など、背の高い美男子が揃っているということ、そして漫画が原作ということも手伝ってか、「やおい」な香りもさらっと味わえる。

1話と2話の冒頭で流れたデザート・ローズで2回とも体が震えた。――書けば書くほど、ただのボキャ貧ミーハーになってしまうので、今日はこのあたりで。

TSUTAYA DISCAS →
「夜叉 YASHA」

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April 07, 2006

とんねるずの番組の影響で

昨日、とんねるずの「みなさんのおかげでした」で、食わず嫌いのコーナーにやってきた芸能人たちのおみやげベスト20をやっていたのだが、上位にランクインした「ふらの牛乳プリン」が、めちゃくちゃ売れているらしい。人様の会社ながらも、スタッフは何人いるのだろうとか、皆さんお休みをとれるだろうかとか、勝手に心配をしてしまっている。

テレビの影響力を、まざまざと見せつけられた。

楽天では、アフィリエイトの結果が商品名ではなく店舗名で出るのだが、何人かの人が「フラノデリスで売り上げがあった」と日記に書いている。実はわたしもだ。しかも半端な個数ではない。楽天のシステムが集計を間違えたのかと思ったほど。

わたしのような立場の人間が昨日と今日だけで何十人いたかはわからないが、フラノデリスは実店舗もあるし、牛乳プリンだけを作っているわけではないので、さぞやたいへんだろうなと思う。

牛乳プリンは、これ ↓ 。わたしの別館の記事はこれ
とんねるずのみなさんのおかげでした で紹介!食わず嫌い王のお土産プリン!北海道富良野発!...

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April 05, 2006

イギリス関連の本

なぜかこのところ、気分がイギリス。時間に追われず、適度にずぼらで適度に美味しい(←ティータイム)生活がうらやましい。

休み休み読んで今朝読了したイギリスはおいしいを読んだきっかけは、その少し前に買ったイギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐりに紹介されていたからなのだが、今日は「イギリスはおいしい」に紹介されていた Dictionary of Britain (副題 an A to Z of the British way of life) という本を米アマゾンのマーケットプレイスから買った。先日注文してもう到着。早い!

イギリスの出版社の本だが、現地では絶版になっている。日本には訳書(6000円以上)があるものの、元の値段を知っていると訳書でその金額はないだろうと、買う気はさらさら沸かなかった。紀伊国屋の洋書コーナーを見ていると、現地に中古本の在庫を問い合わせして、見つかれば6週間〜9週間後に取り寄せできると書いてあったが(ちなみにその際は1000円と少しの金額だった)、これでは2ヶ月待つまでに忘れてしまうか、興味が薄れてしまう。

そこでイギリスのアマゾンとアメリカのアマゾンを見た。マーケットプレイス(参加する書店や個人が提供する中古本)では、イギリスは本だけで何ポンドもした上に送料がかかるのに、アメリカでは1冊が2〜3ドル。日本向け送料は10ドル弱。一番評判のよいお店がとくに安かったので即決。ぜんぶ合わせて12ドルくらいの買い物だったが、日本で訳書を6000円で買うよりはお得。

イギリスの生活に関連あるキーワードを並べ、平易な言葉で解説しているペーパーバック辞書。用がなくても読み物として楽しめる。
ISBN は 0-19-283056-2

このところ、昔のように本を買う機会が増えた。まして英語の本を中古で買うなど、寒い冬が終わって気分が春なのだろうか。うきうき……?

Posted by mikimaru at 04:48 PM | コメント (0)

April 04, 2006

イギリスのお菓子:フレンドシップケーキ

先日読んだこの本で
イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり
ハーブ研究家でありイギリス滞在歴の長い著者が、フレンドシップケーキなるものを紹介していた。

パンのように元の生地を2週間かけて育てておいて、それに小麦粉やドライフルーツなどを足して焼き上げるお菓子だそうだ。一部を知人などに分けたりして、みんなで育てていくのでフレンドシップ(友情)ということらしい。写真を見た感じではドライフルーツのはいったパウンドケーキに似ているのだが、パン種のようにイーストを使うのだから、深みのある味わいに違いない。

レシピ通りに作ると2週間後には4個分のケーキの種が出来るのだが、冷凍保存すれば3ヶ月、密封容器に入れて冷蔵保存の場合は砂糖を足して1週間だそうだ。作ってみてもいいけれど、保存をしてまでつないでいくのもどうかと思うし、どなたか3人、種をもらってくれるいらっしゃれば、1回は挑戦してみてもいいかな。お友達の皆さんいかがですか(って、皆さん「種は要らないので完成品ください」とか、言いそうだな ^^;)

Posted by mikimaru at 10:30 PM | コメント (0)

映画:スケルトン・キー

ビデオ屋で、ジーナ・ローランズが出るらしいというだけで借りた、予備知識なしの映画。
The Skelton Key - IMDB (英語)

仲たがいして会うことのないまま父を亡くした25歳の女性キャサリンは、ホスピスで末期患者に接しながら、将来は看護の仕事に就こうかと考えていた。父のように寂しい死を迎える人がないようにとの思いで人々と接していたが、患者が亡くなったあとの事務的な対応にかえって疲れを感じ、田舎町の大きな家に住み込みの世話人として転職を決意する。

その家には、1ヶ月前に倒れて死が近い老人と、その妻(ジーナ・ローランズ)が暮らしていた。南部の人間がよかったと不満を言われ、不親切な対応をされた主人公は去ろうかとも思ったが、ふみとどまって老人の世話をすることに。

その家には部屋がたくさんあり、ほどなくキャサリンは「家のどの部屋でもあけられるキー」を渡される。だがその鍵(スケルトン・キー)でも、あけることのできない部屋がひとつだけあった。

怖い方面の映画なのだろうとは想像がついたが、どう怖いのかはまったくわからず、前半は身構えた。何度か書いているが、わたしは血ドバッやら、ゾンビなどはまるで平気だが、バッチイ系の恐怖、それにプラスして血の忌まわしさがらみの話(アメリカ映画で描かれる田舎の猟奇殺人鬼は、閉鎖的な環境や近親相姦のような「おぞましい」方面の話として現れることが多々ある)が、苦手なのだ。どういう方向で攻めてこられるか予備知識がないので、警戒していた。

――最後まで見て、まあ、そこそこ楽しめた。こういうストーリーは、キリスト教色が強い地域にはよくある話でも、日本映画にはあまりないんじゃないだろうかと思う。

日本で「家に何かいる」とか「とりつかれる」という話を作った場合、たいていは「自分が殺される」あるいは「大切な人が殺される」から、抵抗するという話になるだろう。死んでこちら側にいられなくなるか、あちら側に行かねばならなくなるのかといったことへの抵抗だ。

だが、悪がつづいていく、自分が脅かされる(生死ではなく「自分」が)ことへの抵抗感と恐怖は、日本の映画ではあまり強いメッセージ性を持たないものではないかと想像する。

ジーナ・ローランズといえば30年近く前にニューヨークで銃をぶっ放し、柄にもなく子供を守った「グロリア」で、世の中のハートをわしづかみにしたおばさまである。現在はその面影は薄くなったものの、よく見るとなかなかきれいなお方で、「ドリュー・バリモアがあと30年くらいしたら、こんな顔」と、けっこうまじめに考えた。いや、ほんと、これはマジで。

Posted by mikimaru at 12:37 AM | コメント (0)

April 03, 2006

楽天での日記

以前にさらっと書いたが、そろそろ本格的にバレそうなので、いちおう念をおしておくことにする。楽天でも日記めいたものを書いている。偶然に見つけて「おや?」と思っても、そっとしておいていただければ幸いだ。

書いている内容が似ているので、偶然に両方を見た人がいたらびっくりするだろうし、他人のそら似と思っていただけるとは限らない――どちらかがどちらかを黙って真似ていると思われると面倒。もう何年も前だが、赤の他人がわたしのサイトを参考に(参考にしすぎというか、文章表現を変えた程度で丸写し)したことがあったが、そちらを先に見た人から、わたしがパクッているとメールが来て、困ったことがある。

同じネタを書かないようにするとストレスがたまるし、嘘を書いてまで他人の振りをするのも意味がない。かといって堂々と相互にリンクをすると「場所の使い分け」のような意識が生じてきて、何を書いたらいいのかわからなくなってしまうと思う。

というわけで、ご協力いただければ幸いです m(_ _)m 。

Posted by mikimaru at 12:44 AM | コメント (0)

April 01, 2006

首相、おしのびでMac購入

総理官邸に近い筋からの情報によると、小泉首相はかねてから関心のあった銀座のアップルストアに息子へのプレゼント選びを装って訪れ、Mac miniを購入した模様。

購入時に相談を受けた店員によると、オペラ好きで知られる首相はしきりと「オペラのDVDは見られるの?」と気にしていた。

後日「画面がなかった」との苦情を受け、追加注文として処理されたモニターは、本日4月1日、総理官邸に配達される予定。

Posted by mikimaru at 10:27 AM | コメント (0)